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やっと食事 [2019-20年末年始 イタリア・プーリア州]

現在、年末年始の南イタリアの話を連載中。

日が沈む少し前(16時過ぎ)、まずは駐車場を探しに出かけた。シエスタの終わる前にいい場所を探さなきゃ(イタリアではシエスタ中は有料の駐車場も無料)…めぎたちはこのとき、ホテルからちょっと遠い場所にとりあえず止めていたのだ。で、ここに決定。この広場の周りがぐるりと駐車スペースになっている。ホテルは駐車場を持たず、どこにとめられるか聞いてみたけど青い線のところを探せと言うだけで具体的には何も教えてくれず(イタリアでは青い線のところは有料駐車スペースで、白い線のところは無料なのだが非常に場所が限られる。聞きたかったのは、ホテルの近くでどこにその青いスペースがあるか、またはひょっとして白いスペースがないかだったのだが…)、結局自分たちで探した。うーん、なんだかなあ…あのホテル。
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この像の後ろ側に階段があって、降りると海辺のプロムナード。そこからホテルまですぐで、荷物を運ぶのが簡単。次の日の朝階段を上らなきゃならないけど、今回は荷物、それぞれリュック一つ分とものすごく少ないので楽々。
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しかしこの階段を下りたらそこに白い線の駐車スペースがあって、こっちの方がずっとホテルに近かったよね~ここを教えてくれればいいのにね、と憤慨。その白い線の場所の写真は撮っていない。

それから食べるところを探して歩いた。ホテルで聞けばよかったのかもしれないが、もうフロントに聞こうという気がしなくなって、これまた自分たちで。この日のお昼はあの自販機の美味しくないサンドイッチを食べた(それも二人で一つを分けた)だけなので、かなりおなかがすいていた。今すぐ何か食べられたら万々歳、少なくとも夜に食べるところを見つけなきゃ。で、向こうの明かりのついているところに救いを求めて行ったのだが、ちょうど店仕舞いするところだった…がっかり。
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ホテルのある辺りはすべて閉まっていて静まり返っていたので、思い切って駅の方へ行ってみることに。駅までは1kmくらいかな。駅前通りに出て駅が見える辺りまで来ると、ケバブとかスーパーとかがあって、やっとバールに入ることができた。
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まずはお疲れ様の乾杯。
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そして、フォカッチャをいただいた。これ、写真ではわからないけど、熱々に温めてくれていた。美味しかったな~
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甘いパンがほとんどだけど、フォカッチャもあってホントよかった。
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いろんなお酒があるわねえ。
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お店の外観は撮っていないが、こんな風に駅(中央右奥の黄色い建物)がすぐそこに見えるところ。ヨーロッパでは駅周辺はガラの悪い雰囲気なのだが、ここもそうで、お酒の瓶を持ってウロウロしているような人が多く、足早に去る。
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それからめぎたちはスーパーに向かった。もうすっかり日が暮れたわね~
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アッピア街道の終点 [2019-20年末年始 イタリア・プーリア州]

現在、年末年始の南イタリアの話を連載中。

大晦日に泊まる予定の地にやってきた。そこはこんな円柱が立っているところ。
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ここはブリンディジという海辺の街で、その昔古代ローマのギリシャなど地中海の国々への玄関口だったところであるとともにアッピア街道の終点。その終点にあった円柱が↑これなのだ。

円柱の向こうに月が見えた。
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プーリア州を訪れることにしたときに、うちのドイツ人はブリンディジに寄りたいと口にした。子どもの頃歴史の授業で習ったところ…ヨーロッパの歴史の原点として習う古代ギリシャ・ローマ時代の要所の一つがブリンディジなのだ。

円柱のある広場から一本中に入るとドゥオーモ広場。ここ、街の中心のはずだけど、誰もいない。
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大晦日15時過ぎの街はしんと静まり返っていた。シエスタの時間だからかな。
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とりあえず宿にチェックイン。宿は円柱のすぐそばのインテルナツィオナーレという立派なホテル。
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大晦日なのでちょっとリッチな雰囲気のところに泊まることにしていた。
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ロビーに立派なツリーがあった。イタリアは1月6日までクリスマス期間。
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部屋は極めてシンプルだが…
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海の見える側。しかし意外と安く、二人で108ユーロ。その前日のポリニャーノのB&Bが100だから、ほとんど変わらない。向こうに見えて居る塔は第一次世界大戦のイタリア海軍戦没者の慰霊碑。
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なんだか誰もいないわねえ…
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船は動いているものの、散歩する人もなく、シーンと静まり返っていた…
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廃墟の農場 [2019-20年末年始 イタリア・プーリア州]

現在、年末年始の南イタリアの話を連載中。

昨日の羊飼いの場所からほんのちょっと北上したところに廃墟があった。ちょっと惹かれて降りてみることに。
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場所はここ。



立派な建物なのに、放置されて勿体ないなあ。
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向こうに見えるのは…
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納屋っぽいわね。
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なんだったんだろうね、ここ。
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うちで場所を調べてみたら、Masseria Schiavoniというみたい。masseriaはBauernhof農場で、やっぱりあれは納屋ね。schiavoはSklave(奴隷)なのだが、schiavoneならslawonisch(スラヴォニア地方=クロアチア北部)という意味で、これが奴隷の農場なのかクロアチア北部から移り住んだ人の農場だったのか、不明。黒っぽく焼けた跡もあるので、火事か砲撃に遭ったのかもしれない。ネットで調べてもよくわからず。
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とにかくこんな感じのが南イタリアには点在している。どのぐらい古いものなのかもよくわからず、価値もわからないが、こんな風にこういうのがあちこちにあると、物の価値観が全く違ってくるような気がする。
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すぐそばにも廃墟っぽい建物。
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これでこのMasseria Schiavoniを後にし、まっすぐOrioと言う街へ。これまたこの日のお昼前に通ったOstuniと同じような立派な街。
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ここは旧市街を通らず、この辺りまでで途中で逸れて北東に向かった。
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↑これもフロントガラス越しの撮影なのだが、やっぱりピントが若干あっていない。めぎはガラス越しの時は映り込みをできるだけ避けるためにできる限りレンズをガラスにくっつけるのだが、くっつけてなくてもくっつけてもD600やD5600ではピタッとピントが合うことが多かったのにな。もっといいアングルのがあったのだがそれは明らかにピンボケ。位相差とかコントラストとかAFの違いをよく聞いてはいたが、ほんとだわね。というか、ここまで違うとはね。
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