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石造りの集落の夜 [2018年夏 北イタリア]

現在、夏の北イタリア旅行記を連載中。コモ湖畔の小さな集落にいるところ。

山の中の車道を歩いて30分くらいの隣村から宿のあるパランツォという集落まで戻ってきためぎたち。下の写真は集落の中に入ってからの撮影。
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宿の人に懐中電灯を持っていくように言われ、うちのドイツ人が以前富士山に登るときのために購入した頭にかぶるタイプのを持っていったのだが(彼はそれを旅行時には常に携帯している)、たしかに山道は外灯もなく真っ暗で、そのLEDの光がなかったらかなり怖かっただろうと思う。で、山道の写真は撮っていない。真っ暗でピントの合わせようもなかったしね。これは上の写真と同じ場所で露出を変えて撮ったものだが、まあこんな感じに暗かったのだ。
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パランツォに入ると、ものすごく幻想的な、お墓でもないのにちょっと不気味な雰囲気に満ちていた。
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こんな道が入り組んでいる集落で、22時過ぎのこの時間は誰もいない。
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石畳が光っていて、街灯の光以外にネオンなども全く無く、この色一色。
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お墓を撮影した隣村もそうだが、この村は崖のような山の中腹を切り開いて作った集落で、だから坂ばかり。お墓のスペースがなくてカトリックなのに納骨堂を作ったのもそのせいではないかと思う。

廃墟の町のようだけど、人の暮らしが見える。本当に人がここで暮らしているのだ。人口は300人程度のよう。
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フラッシュを使わず、三脚も使わず、絞り開放&ISOオートにしてこの雰囲気を楽しんで撮った。ピント失敗写真ばかりになっちゃったけどね・・・
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撮影: D600 + 58mm(F1.4)
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