田舎のレストラン [2018年夏 北イタリア]
現在、夏の北イタリア旅行記を連載中。
北イタリアのコモ湖畔にあるパランツォという山間の集落から30分ほど歩いてやってきた隣の集落のレストラン。めぎたちの席がすでにセッティングされていた。
山の上の小さな集落にしてはずいぶん立派なレストラン。結構広いし。
BGMはジャズだった。
広いレストランの中に、もう一組、4人分の席がセッティングされてあった。このレストランは要予約とのことで宿の人が電話してくれたのだったが、この日の予約はめぎたちの他にもう一組なのね。
レストランのマスターはイタリア語とフランス語しか話せない。うちのドイツ人はフランス語の方がイタリア語より達者だけど(アッシー君兼通訳付きで旅行ができてホント便利♪)、ここはイタリアなのでイタリア語で話すことに。と言ってもこのレストラン、メニュー等があるわけでなく、つまりワインリストからワインを選ぶということもなく、ワインを飲むか?と聞かれ、飲む、と答えると、赤か白か?と聞かれ、この地方のワインはどちら?と聞くと、そりゃあもちろん赤だ、と言うので、じゃ赤を、と言うと、このピッチャーが出てきたのだった。
この簡単な赤ワインが絶品だったのだが、トリノの辺りのものだという。料理も全くメニューがなく、前菜もなく、いきなりこれが出てきた。このレストランで作ったというハンドメイドのソーセージと豚肉の煮込み、付け合せはサフランライスである。サラダがあるわけでもなく、本当にこれだけであったのだが、これがものすごく美味しくて、こんなにいっぱいあるのに全部サクッと平らげた。
食べ終わった頃、これを作ったというマスターのお母さんが出てきた。そうかあこれがイタリアのおばあちゃんのレシピってやつね。このレストランはこのおばあちゃんがその日に料理したものだけを出すところなのだろう。だから事前予約が必要なのね。
つづく
撮影: D600 + 58mm(F1.4)
北イタリアのコモ湖畔にあるパランツォという山間の集落から30分ほど歩いてやってきた隣の集落のレストラン。めぎたちの席がすでにセッティングされていた。
山の上の小さな集落にしてはずいぶん立派なレストラン。結構広いし。
BGMはジャズだった。
広いレストランの中に、もう一組、4人分の席がセッティングされてあった。このレストランは要予約とのことで宿の人が電話してくれたのだったが、この日の予約はめぎたちの他にもう一組なのね。
レストランのマスターはイタリア語とフランス語しか話せない。うちのドイツ人はフランス語の方がイタリア語より達者だけど(アッシー君兼通訳付きで旅行ができてホント便利♪)、ここはイタリアなのでイタリア語で話すことに。と言ってもこのレストラン、メニュー等があるわけでなく、つまりワインリストからワインを選ぶということもなく、ワインを飲むか?と聞かれ、飲む、と答えると、赤か白か?と聞かれ、この地方のワインはどちら?と聞くと、そりゃあもちろん赤だ、と言うので、じゃ赤を、と言うと、このピッチャーが出てきたのだった。
この簡単な赤ワインが絶品だったのだが、トリノの辺りのものだという。料理も全くメニューがなく、前菜もなく、いきなりこれが出てきた。このレストランで作ったというハンドメイドのソーセージと豚肉の煮込み、付け合せはサフランライスである。サラダがあるわけでもなく、本当にこれだけであったのだが、これがものすごく美味しくて、こんなにいっぱいあるのに全部サクッと平らげた。
食べ終わった頃、これを作ったというマスターのお母さんが出てきた。そうかあこれがイタリアのおばあちゃんのレシピってやつね。このレストランはこのおばあちゃんがその日に料理したものだけを出すところなのだろう。だから事前予約が必要なのね。
つづく
撮影: D600 + 58mm(F1.4)