SSブログ

デザートなど [2018年夏 北イタリア]

現在、夏の北イタリア旅行記を連載中。今日の写真は最後の一枚以外全てスマホでの撮影から。

ここはコモ湖畔のLemnaという集落にあるレストラン。
a1.jpg


食べ終わったメインディッシュの皿を下げに来たマスターとちょっと話が弾む。彼はジャズをやっていたとかで、流れている音楽もそれを録音したものだという。そうか、それでここにバンドの設備もあるのね。
a2.jpg


チーズはいるか?と聞かれたので、ええ、と答えるとこれが出てきた。結構熟成したチーズ2種類で、またもや赤ワインが進む。
a3.jpg


チーズが終わる頃、マスターの息子も出てきた。まだ中学生くらいの息子で、日本人が珍しいらしい。将来はこのレストランを次ぐつもりなのだとか。

デザートはいるか?と聞かれ、ええ、と答えるとこのケーキが出てきた。リンツァートルテみたいなもの。
a4.jpg


このレストランには、マスターが「〇〇いるか?」と聞いてくるもの以外に何も無いのだが、マスターとしては、黙って勝手に出すと店からのプレゼントになってしまうので、いちいち確認しているのだろう。それにしてもこの一つ一つ、いったいいくらするのやら。そう言えばカードも使えないと言われたし、持っている現金で足りるかしら。

そう思いつつも、エスプレッソとグラッパとヴェッキア・ロマーニャを。
a5.jpg


↑上の写真で写っているように、めぎたちが食事を終える頃、やっともう一組の予約客たちがやってきた。実はこのお客、軍警察のグループなのだと言う。このお店にとって軍警察のグループが客としてくるというのはそれなりに大きなことらしく、ちょっとそわそわ緊張していた。4人が入ってきたとき、マスターだけでなく息子も挨拶に出てきていたし、ちょっとこの店の今後を占う出来事であるかのような雰囲気があった。

さて、めぎたちのお代だが、どれにいくらかかったのかは全く分からず、一人あたり飲食全て込みで20ユーロだった。
a6.jpg


このレストランでの食事は、今回の北イタリア旅行の食事の中でダントツに面白く、ダントツに美味しかった。これこそがディープなイタリア本場の味、本物のイタリア体験、という感じで、こういう旅行を妹に体験させてあげたかったなあ・・・でも、こういうの、妹は好むかしら。どうかなあ。いや、妹の方こそイタリアの専門家なのだから、彼女はきっと自分で色々面白い経験をしたいんじゃないかな、こうして我々ドイツの人間に連れられていくんじゃなくてね・・・とめぎたちは、このときベッルーノに残してきた妹に思いを馳せた。このときめぎは、ああ妹との旅は終わったんだなあ、またうちのドイツ人とのいつものリズムに戻ったなあとしみじみとした。
a7.jpg


撮影: Huawei p20 pro, D600 + 58mm(F1.4)
nice!(33)  コメント(11)