変わり往く

10月12日、デュッセルドルフも危険地域の仲間入り（10万人当たりの7日間の感染者数が50人以上という基準を突破）。ヨーロッパはお隣オランダは全オランダ平均が200以上で、フランスも170とかで、チェコなんて300以上で、それなのにドイツは全独平均がまだ26とかで（2020年10月11日現在）、こちらを見る（それぞれの国の上にマウスをもって行くとその国の数値が表示される）とずいぶん違うのだけど、これからどこまで増えるかしら…

さて、先日、めぎ家の近くで見慣れない一角に一瞬びっくり。



↑綺麗に植えられた道端の花壇なのだが、ここ、つい先日までこんな↓状態だったのだ…



数年前にも書いたことがあったように思う。このブラックベリーはトゲトゲのバラの仲間で、この自転車はすっかり閉じ込められているいばら姫。これは今年の7月の撮影。



閉じ込められてすっかり放置されている自転車の持ち主にご病気なのかな、亡くなっちゃったのかな、自転車をここにとめたまま引っ越しちゃったのかな、などと思いを馳せてもう数年。熟したブラックベリーを数個採ってきて食べたこともある。蔓は伸び放題で、通行もちょっと邪魔になってきているほどだった。



これも今年の7月の別の日に、別のカメラで。



一年に数回、ふと気がついては撮るという感じの気になる被写体だった。



それが9月のある日…



自転車はまだここにあった。



そして10月には自転車も撤去されたらしく姿を消し、誰かが花壇の新たな持ち主になったらしく、一枚目のこの写真のような姿となったのだった。



こうして小さな変化が訪れ、それに馴染んでいく。めぎがデュッセルに来て最初に住んでいたところから今のアパートのあるここに住み着いてからもう17年だが、その間に店が変わったりなど小さな変化がたくさんあったけど、これもまたその一つとなる。いつか、ここにブラックベリーと自転車があったことも忘れるのかな。切ないわね。