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秋休みに入るとともに [小さな出来事]

ドイツでも白菜の売られる季節になった。
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いつもめぎ家が買い物をしている金曜日のマルクト市場は、近郊農家が週に一回開く市場。だから季節感が満載。手前は赤ビート。
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ナスや左のズッキーニが売られるのはあとどのぐらいかな…ナスの右上にちらっと写っているのは芽キャベツ。ドイツの代表的な冬の野菜の芽キャベツが登場してきたのだ。
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大根の手前の黒い丸いのも大根。おでんや煮物や鍋物など日本にいたときは大根って冬の野菜というイメージだったけど、ドイツでは秋。冬には売られない。
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カボチャの向こうに見えているトマトも、夏と比べると数が少なくなってきた。真冬には売られない。もちろんスーパーに行けばスペイン産とかのが真冬でも売られるけど、この金曜日のマルクト市場では全く売られない。美味しいうちに食べダメしておこう、とうちのドイツ人は1ダース購入。
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さて、デュッセルドルフは辛うじて危険地域にならずにあるが、それも時間の問題になってきた。お隣ケルンは昨日から危険地域。10万人当たりの7日間の新規感染者数が50人を超えたのだ。ちなみにデュッセルドルフは44.5人。50人を超えると、外を歩くのもマスク着用義務になる。めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州にはケルン以外にも50人を超えた街が複数あり、その周りも軒並み40台で、ノルトライン・ヴェストファーレン州からの旅行者に48時間以内のコロナ検査のネガティブ結果または14日間の自己隔離を義務付ける州も現れた。つまり、他の州に行くのも外国旅行並みの制限がかかるようになったというわけである。
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一日の新規感染者数はドイツ全体で4000を超える日が続く。再生産数も1.04~1.65である。このような状況でも集中治療室のキャパシティはまだ24%の余裕があるそうで新規感染者数が1000台だった頃と大して変わっていないし(しかし重症者の数は一週間前より倍増したそうだがつまり集中治療用のベッド数も増やしたらしい)、死者の割合も3%と今のところは特に上がってもいないが、さてこれをどう考えたらいいのだろう。ドイツの人口は約8315万人で、今までにかかった人の数は約32万人なので、ここまでのところでコロナにかかった割合は約0.38%。うーん、これって、多いの?少ないの?めぎは毎日50人ぐらいを教えてて、そのうちの0.19人が既にかかった可能性があって、その人たちが日々1.04~1.65人に感染させると考えると、ええと…結局めぎはよくわからないのだが、かたやお隣フランスでは一日の新規感染者数が2万人を超えてて、ドイツ国内も物理学者メルケルさんの定めた危険ラインを超える感染者数になってきてて、ああこれが第2波ってやつなのね、という感じ。
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そんな状況になったところで秋休みに入り、学校を休校にせずともお休みになったわけだが、この状態が続いても秋休み後に休校になる予定はないようだ。休みに入るタイミングで休みの後はこういう体制でこういう規則で授業を続けると言うような通達が届き、長い長い長いドイツ語の通達を読みながらなんだかうんざり。
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この秋休み、めぎはまず、採点をもう一クラス分終えなければならない(ドイツは秋休み前に学期が終わるわけではないので、試験をやったところで休みに突入、という感じである)。それから教育実習生の評価報告書を2人分書かなければならない。それから、1四半期の成績判定をしなければならない。それから…と日本の夏休みの子供の宿題みたいにあれこれ抱えたままで、それこそ日本の夏休みみたいに一日の過ごし方をちゃんと決めて、午前中は8時から11時まで仕事、それから1時間散歩かバルコニーの世話か昼御飯の支度、午後は自由時間、という風にでもしないといけないかな、などと思っているところ。
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しかし、もうそんなふうに理性的にきっちり行動することにうんざりしてもいる。あれこれきちんとするのはもうコロナ対策で十分なのだ。仕事を忘れてぼんやりするためにも、まずは採点だけでも終わらせたいな、終わらせなければな、と思っているところである。
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