秋休みの終わり

2週間前、秋休みが始まったときにはまだ赤い葉っぱが残っていた。



季節外れのイチゴが実をつけていたし…



クレマチスはもう綺麗な花びらを落としてしまっていたけど、まだ綺麗な色を留めていた。



紫陽花はもう色褪せていたが…



季節外れのが咲いたところだった。



そして、楽しみにしていた朝顔。たくさんたくさん蕾をつけていて、さあこの秋休みに撮るぞ！と意気込んでいた。



モクレンは来春の夢を膨らませつつもまだ緑色だった。



そして2週間経った今。季節外れの紫陽花はまだ頑張っているが、モクレンの葉はすっかり黄色に。



天気の悪い日ばっかりだったなあ。



まあ天気は仕方がないとしても、何と言っても悲しかったのは、朝顔がこの2週間一輪も咲かずにどんどん枯れていったこと。秋の季語の朝顔と言っても、さすがにドイツの秋は寒すぎたのか、雨ばかりで根が腐ってしまったのか…たくさんの蕾をつけていたのに、やるせない気分。



バルコニーの世話をしたいと思っていたけど、雨ばっかりで何もせずに終わった。



思えば気が付かないうちに、うちのドイツ人がテーブルを片付けてしまっていた。



こうして2週間が過ぎた。今日から冬時間で、日本は1時間遠くなった。2021年でこの夏と冬の時間の切り替えをやめるとか何とかいう話はコロナ騒ぎですっかり棚上げされてて、来年3月に再び夏時間になることははっきりしているのだが、その後どうなるのか、夏時間のままになるのか冬時間に戻して切り替えを終わりとするのか、何も決まっていない。来年の10月までにコロナが収まってそういう議論ができるようになるのかしらねぇ。



雨の上がった空が美しかった。



明日から仕事で、毎日遅くて、こういう空を眺めることは叶わなくなる。いや、こういう空のときにはまだ授業をしていると言った方が正しい。こういう空が16時ぐらいになるのがドイツの冬。めぎの授業が終わるのは18時半か19時20分頃。最後の授業を受ける生徒は、授業開始時がすでに夜中のような気分になる。



さて、2か月頑張ればクリスマス休み。2か月頑張れば冬至でまた明るくなる。季節は巡るのだ。そう思って頑張りましょ。