SSブログ

旧市街散歩 その5 色々な建物 [エストニア]

ddxx.jpg

現在8月後半のエストニア旅行記を連載中。今日はタリン旧市街散歩の最終回。

昨日のアイーダ通りの辺りから壁を抜けるとこんな景色。
dd2.jpg


「塔の広場」という名前の緑の公園を少し北に進むと、教会の塔も見える。
dd3.jpg


見晴らし良さそうね~
dd4.jpg


ちょっと惹かれたけど、結構暑かったし、反対側の高台には上ったし、ぐるっといっぱい歩いてきたところなので塔に上るのはやめた。またいつかタリンに行くことがあったらね。(りんこうさんがここに上っていらしたので、興味のある方はどうぞそちらをご覧になって。)

旧市街の北端には、太めの塔が立っていた。
dd5.jpg


いまここ。




そこからまた旧市街の中へ入って南下。
dd6.jpg


振り返るとこんな入り口。
dd7.jpg


ちょっと南へ進むと、三姉妹と呼ばれているホテル。もとは15世紀の商人の家だったらしい。三角屋根の下に突き出ているのは、商品荷物を屋根裏の倉庫に入れるためのあのクレーンの跡。
dd8.jpg


そこからもうちょっと南下すると、こんな建物があった。
dd9.jpg


すてき~♡
dd10.jpg


その近くに止まっていたこの車もすごいわね。
dd11.jpg


ちょうどこの辺りで右に曲がるとこんなところに出る。これは旧市街の北東にある出入り口の辺り。
dd12.jpg


その出入り口の塔はブレーメンの塔といい、通りの名前もブレーメン通りだった。
dd14.jpgdd13.jpg


ブレーメン通りを抜けると、旧市街はお仕舞い。
dd15.jpg


ブレーメン通りはこちら。




この日の散歩はこれでお仕舞いだったのだけど、別の日に北端の太った塔からもうしばらく南下してみた。町の中心部に近くなると、こんな可愛いお店もちらほらと。
dd16.jpg


街並みもずいぶん綺麗になる。
dd17.jpg


建物もずいぶん綺麗に修復されているわねえ。
dd18.jpg


こんなのもいるし♪
dd19.jpgdd20.jpg


こちらの立派な建物は・・・
dd21.jpg


建てられたのが1909~10年だそうだが、この建てた人の名前を見るととってもユダヤ人っぽくて、亡くなったのも1943年だし、きっとひどい死に方をしたんだろうなあ・・・と想像してしまった。
dd22.jpgdd23.jpg


今、いろんな歴史の詰まったこの町を、最新のカメラを持ったアジア人観光客が数多く闊歩している。このお二人は韓国人のツアー客。
dd24.jpg


これから世界はどんな方向に進むのだろう。
dd25.jpg


最後の場所はこの辺。




これでタリン旧市街の散歩はお仕舞い。明日は旅行中の食事のお話を。
nice!(46)  コメント(16) 

タリンの食事の話1 [エストニア]

bx.jpg

現在8月後半のエストニア旅行記を連載中。今日は滞在中の食事の話を、一日の風景を取り混ぜながら。

朝食は全く写さなかった。仕事先が手配してくれた宿泊先の大型ホテル(リネンなどはとても清潔)のビュッフェスタイルで、スクランブルエッグやサラダやフルーツや・・・と一通りあったけど、どれも特に美味しくはなかったし、人がいっぱいでざわざわしていていい雰囲気でもなかった。コーヒーもまずかったし、オレンジジュースは生じゃないし、ソーセージは乾ききってたし、パンもぼそぼそだし、毎日トマトジュースにゆで卵とヨーグルトとフルーツを食べていた。唯一まあまあだったのは白い豆をトマト味に似たものだったけど、毎日食べてたら最後には飽きちゃった。

毎朝、外に出るとホテル近くのこのロシア教会が目に入る。
a1.jpg


お昼もあまり写していない。下の写真は、タリン到着初日にはすぐに町の散歩に出かけ、途中で昼食をとったときのもの。注文するとナイフやフォーク、塩・胡椒などと一緒にパンの入ったこんな箱が出された。レストランで出されたエストニアのパンは概してあまり美味しくなかった。どこかで出てきた甘い黒パンが美味しかったのだけど、それは残念ながら写真に収めていない。
a0.jpg


めぎはたしかニシンのエストニア風ソース。塩漬けニシンが三色のソースまみれになって出てきた。味はまあまあというか、別に悪くはないが良くもない。昼ビールが美味しかった♪
a00.jpg


うちのドイツ人はトンカツのエストニア風というのを食べたけど、これまた良くも悪くもなく、という感じだったそうだ。ボリュームはドイツと同じ感じね。
a000.jpg


連日暑かったので、午後5時頃に夕方の散歩と夕食に出かける前にちょっと一杯飲んだりした。これは洋梨のシードル。エストニアでは色々なフルーツ風味のシードルが人気なのだとか。バーにもビールの注ぎ口と並んでシードルの注ぎ口があった。グラスに量のメモリがついているのは、ドイツの伝統を引き継いでいるからだろうか。
a3.jpg


さて、夕方になって教会の鐘が鳴り終わってこのドアが閉められる頃、いそいそとお出かけ。
a2.jpg


緯度が高くて明るい時間が長く、夕方の散歩はまだ日が高くて楽しかった。さて、そろそろ夕食にいたしましょ。ここはガイドブックにものっているエストニア料理の店。入り口は小さくて、地下へ入っていく感じ。
b1.jpg


中から入り口を見上げると、ほら、穴蔵みたいでしょ。
b2.jpg


地下室にできたレストランは、なんとなく、タリンに17世紀のスウェーデン支配下の時代に作られたという地下の秘密通路を連想させる雰囲気があった。いや、ここはただの地下室に過ぎないのだけど、なんとなく圧迫感があって。こうして写真だけ見ると雰囲気あって素敵だけど。飲んでいるのはビール。泡が無くて、ビールに見えないわねえ。
b3.jpg


ここで最初に食べたのはコンソメのような透き通ったスープだが、特筆するほどのものではなく、メインのみご紹介。これはトナカイの煮込み。うちのドイツ人は確か豚肉のローストを食べていたような気がするのだけど、付け合わせは全く同じだわね。トナカイはベリー系の甘酸っぱい味のソースで煮てある。味はまあまあ。
b4.jpg


食べ終わると空が素敵な深い青色だった。
b5.jpg


これはどちらも旧市庁舎の上。
b7.jpg
b8.jpg


夕食後、旧市庁舎のある広場近くのこのカフェに寄るのが日課だった。Revalというのはタリンのドイツ語名。
b6.jpg


そこでうちのドイツ人は毎回エスプレッソとヴァナ・タリン・クレームというリキュールを。めぎはリキュールはヴァナ・タリン(透き通ったオーソドックスのもの)を、それ以外はその日の気分でエスプレッソだったりそれにミルクを入れてもらったりミントティーにしたり。
b9.jpg


こんな夕焼けを見ながらまったりと。
b10.jpg


反対側にはこんな昔の商人の建物が見えた。胡椒を商っていたのね。
b18.jpg


こうして優雅な時を過ごしてホテルへそぞろ歩き。9時半くらいだったと思うのだけど、8月終わり頃の夜9時半でもこんな空。北欧の夏は明るくていいわねえ。
b17.jpg



♪ おまけ1 ♪

もう一つ、「めぎはいまここ」でご紹介したレストランも、この近く。ガイドブックにも載っているここ。
b12.jpg


世界遺産の旧市街を持つ中世の町タリンを意識した、中世風のレストラン。エストニア語・フィンランド語、英語、ドイツ語・・・等々のメニューが作られているバリバリコテコテの観光客向けの店。日本語はまだ無かったけど。これはドイツ語版。
b13.jpg


「可愛いドイツ語」を話す若い可愛いウエイトレスさんお勧めの「中世風」ワイン。この二つの表現にいっぱい質問のコメントがありましたねえ。まず、「可愛いドイツ語」とは、外国人ならではの典型的な間違いをするドイツ語のこと。その間違い方が可愛くて。ドイツから来たドイツ人と、ドイツ語を話す外国人を前に、喜んで一生懸命ドイツ語を話してくれて、親近感がわいためぎ。それから「中世風」ワインとは、中世にワインを酸化させないために色々工夫してスパイスを入れたらしいのをまねしたという感じ。味はGewürztraminerを甘くしたみたいな、スパイスの利いた甘いワインだった。それはそうと、このパンも美味しくなかったなあ・・・
b14.jpg


前菜に海のものと山のものを注文しためぎ家。山のものの中では、生ハムのような燻製と、豚の煮こごりのゼラチンと、プラムか何かのコンフィがとても美味しかった。海のものの方にはイクラがあったりスモークサーモンがあったりさらにスモークした鮭を焼いたものもあったりしたが、味がどれもかなり濃くて、塩気が強すぎて、これを食べきらないうちにすっかり飽きてしまった・・・
b15.jpg


それなのにめぎたちはメインも頼んじゃってて、それもあまり美味しいとは言えなかったから、かなり苦しかった。めぎが頼んだのはアラビアン味付けだという牛のフィレ肉。別に辛くはなかったけど。付け合わせの麦ご飯のようなのが一番美味しかった。
b16.jpg


この夕食が実は第一日目で、おのぼりめぎ家はタリンの観光客向けレストランの洗礼を受け、かなりげんなりした。特にワインは全くいただけなく、ここは葡萄が生産できない土地だからワインリストにもチリ産ワインばかりが並んでて、めぎ家はその後毎回ビールを頼むことにしたのだった。これはホテルに戻って寝る前に口直しに飲んだビール。
b19.jpg


ガイドブックに載っているレストランに行ったのはこの2回だけなんだけど、以上のようにどちらも玉砕。うーむ、情報なしに自分で見つけた方がいいかも。


♪ おまけ2 ♪

欧州では各国の一次リーグの他にチャンピオンズリーグが開幕!



サッカーというのは知れば知るほど目が離せなくなる。最初はもうかれこれ7~8年前、ドイツ・ナショナルチームの出る欧州選手権とか世界選手権のような国際試合からサッカーに惹かれ始めためぎだけど(予選から全て見るからそれだけでも一年中サッカーを見ているわけだけど)、だんだんと選手たちが所属するチームの普段の試合にも興味が出始め、本格的にブンデスリーガを毎週チェックするようになったのが2年前。すると、ブンデスリーガだけじゃなくてチャンピオンズリーグとかヨーロッパカップとかドイツカップとか、お目当てのチームが何やら他の試合にも忙しいことに気付き、この壮大な欧州のサッカートーナメントの仕組みをうちのドイツ人に説明してもらい(あまりにもいっぱいあって理解するまでに3時間くらいかかった)、なるほど~とようやく理解したのが1年前。今やめぎの生活は、いつなんの試合があるからその日は夜には予定を入れられない、とサッカー中心の毎日を送っている。

今年は栄えあるヨーロッパのチャンピオンズリーグにドイツから3チームが参加しており、グループリーグ初戦から是非是非見たかったのだけど、普通の地上波では放送されず。Skyというのにお金を払わないと見られない・・・でも、ラジオで実況中継があるので、昨夜めぎは夕食の後ラジオを90分間ヒヤリングマラソン。昨夜はまず、日本人カガワとめぎの愛するゲッツェちゃんが所属するドルトムントがイギリスのアーセナルと、あの懐かしきバラックが所属するレバークーゼンがバラックが怪我をするまで所属していたチェルシーと対戦。ね、それって、絶対に見たい試合だと思わない?これはドルトムントのゲッツェちゃん♡ 写真はDFVから。
DFV.jpg


カガワが来た!ああ、惜しい!って感じのドイツの実況中継を聞きながら、ゴールできなくてもこんなに名前を呼ばれる日本人がドイツのサッカーチームにいて、栄えあるチャンピオンズリーグに出ているということに、めぎも何だか日本人としての誇りをくすぐられる。ドルトムントは今年どうもイマイチ調子悪くて、昨日もホームで1対1だった・・・むむむ。レバークーゼンはアウェイとは言え精彩無く、バラックも不発で0対2で負けちゃった。写真はRP-Onlineから。
RP.jpg


このブログがアップされた頃にはバイエルンの試合がある。今年絶好調のバイエルン。大好きだったノイアーもバイエルンに行ってからめぎ的にはもう魅力を感じられなくなっちゃったのだけど、めぎはマリオ・ゴメスが死ぬほどダイッキライなのだけど、ミュラーもシュヴァイニーもいるし、またラジオ聞いて応援しようかな(・・・と思ったら、バイエルンの試合はSkyだけじゃなくて地上波もある!全くバイエルンってこういうところにやっぱり力あるのねえ・・・)。写真はARDからで、先日の土曜日の7対0で勝ったゴール・パーティーみたいな試合後のノイアー。こんな風に勝てればいいね。
ARD.jpg"
nice!(48)  コメント(21) 

タリンの食事の話2 [エストニア]

ax.jpg

現在8月後半のエストニア旅行記を連載中。今日はタリンでの食事のお話の2回目。

何日目か忘れたが、旧市街で食事して帰宅途中、こんなところを通った。
a12.jpg


あら、こんな古い建物のところで食事ができるみたいね。
a13.jpg


その近くの通りも、いい雰囲気♪
a14.jpg
a15.jpg


そしてこんな城壁の通りに出る。
a16.jpg


この通りと建物が気になって、タリン滞在最終日、明るいうちにもう一度。今度は逆の道順。まずはタリンの旧市街の東側の城壁。城壁沿いにあるのは中華レストラン。中華ってエストニアにもあるのね。
a1.jpg


この城壁横の小さな通りはこんな古い石畳。
a2.jpg


そこから「カタリーナ通り」という小さな道に曲がる。
a3.jpg


振り返ってみると、うん、記憶通り。
a4.jpg


いろんな建物が重なり合って、いったいもともとはどんなんだったんだろう。
a5.jpg


歩いていくと、まだ静かだけどいい感じ。夜になったらこの通りにこのテーブルと椅子を並べるのね。
a6.jpg


そして、ここに出る。
a7.jpg


ここは修道院の跡を利用したレストラン。1246年に建てられたドミニコ修道院で、1524年に宗教改革で破壊され、1531年に家事で廃墟になったのだとか。ほら、相当古い感じ。これがそのまま使えるってことは、そんなひどい地震がないってことでもあるわねえ・・・
a8.jpg


修道院のレストランの場所はこちら。拡大するとカナリーナ通りも見えてくる。修道院の廃墟を見学することもできるらしいが、めぎはその時間がなかった。




この日は午後から曇ってちょっと雨も降って、そろそろ夏が終わりかなという感じ。これまで半袖で、夜になってもせいぜい薄手のカーディガンだけで夏らしさを謳歌していたが、この日の午後はすーっと涼しくなって、ジャンバーを羽織って夕食に出かけた。でも、氷の入っている飲み物が飲める程度には暖かかったのね。今はもう寒くてそんなの見たくもない。
a9.jpg


「めぎはいまここ」でも載せた鱒のカルパッチョ。裏側は完全に生で、もっと濃い赤色だった。うちのドイツ人はクリームソース味の魚介のパスタのようなもの。めぎがクリーム味が苦手なので、彼は外食でここぞとクリーム味を連日食べていた。エストニアのレストランで食べたクリーム味はおしなべてかなり美味しかったそうだ。
a10.jpg


メインはめぎはラム肉の赤ワインソース(すごい量!)。うちのドイツ人はスズキの白ワインソース。ワインはエストニアでは葡萄が採れないので、フランスのワインを。小さい小鉢に入っているのは追加で頼んだ麦ご飯。これに野菜などが欲しければ小鉢を頼むシステムだが、メインの皿だけで相当な量なので頼まなかった。
a11.jpg


美味しく食べて、おなかいっぱいで、大満足いい気分でここを後に。

そして、いつものカフェへ。修道院からすぐそばだった。
a17.jpg


いつもの景色を見ながら、生ミントティーといつもの40度のヴァナ・タリンというお酒を楽しむ時間。でも、この日が最後。
a18.jpg


さあ、そろそろ帰りましょ、と腰を上げて、最後の最後にカフェの写真をパチリ。毎日素敵な夕暮れの時間をありがとう。
a19.jpg


タリンの話はこれでお仕舞い。この他にエストニアの田舎へドライブにいった話や、ヘルシンキにいった話があるのだけど、それはまた数日後に再開する予定。そうそう、お尋ねの件、ホテルは一週間同じところ。めぎ家が普段あまり好まない大型ホテルだったけど、仕事が終わってからもホテルを変えずそのまま延泊。移動がないので荷物を部屋のタンスに全部出して暮らすように滞在でき、非常に楽だった。


♪ おまけ1 ♪

タリンで見かけた日本。
ddd2.jpg
ddd3.jpg
ddd4.jpg


これは、ヘルシンキという名前の店だけど、タリンのお店。
ddd.jpg


こんなところまで寿司とカラオケが来ているとはね・・・


♪ おまけ2 ♪
現在(日本時間16日朝5時15分頃)、ヨーロッパリーグの初戦でウシダ先発のシャルケがブカレストと対戦中。前半終わってまだ0対0だけど、久々のウシダ先発、嬉しいな♪ (写真はRP-Onlineから。ウシダの写真を探したけどどこにも載っていなかった。結構活躍してたのにな~これはラウルで、彼はこれまでの人生で15年もずっとチャンピオンズリーグに出続けてて、格下のヨーロッパリーグに出るのは初めてだったんだって。)
ARD.jpg


追って結果を続報の予定。 0対0のまま終わってしまった・・・
nice!(53)  コメント(21)