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今日から夏休み [文化の違い]

めぎ、めでたく今年度終了♪ これは、校長室に並べられていた各学年各クラスの成績表の入ったファイル。担任がここから取って、最後の時間に生徒たちに渡しに行く。もう既に何人か取っていった後。
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もう夏休み?という感じだが、ドイツは州ごとに夏休みの時期をずらしていて、今年のノルトライン・ヴェストファーレン州の夏休みはトップバッターで6月22日からなのだ。その所為でイースター休みの後から夏休みまでが非常に短くて、しかも4連休が3回もあって、その間に全ての試験やら行事やらを終わらせなければならないので、全てのスケジュールがぎゅう詰めになっていて息をつく暇も無かった。いや、実際は4連休にザルツブルクに行ったのでそこで息をついたのだが、それ以外は土日も夜もずっと仕事していた。そうでないと終わらないし間に合わなかったのだ…最後はもうエネルギー切れなのにこれでもかと仕事が降って湧く感じだったが、その果てに今、本当に終わりが来たなんて。なんだかまだそれを実感できないなぁ…と言っても夏のうちにしておきたいことは色々あるのだけど、まずは休みたい。

生徒たちが下校した後、定年退職する二人の先生たちとのお別れ会。学校の食堂で。夜などに席を設けないのがドイツ風。
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食べ物は、その退職する先生方が用意した手作りやら既製品やら。チーズやサラダやパンに塗るペーストなどが多い。意外と無いのがソーセージや肉類。ドイツはベジタリアンが多く、それも教職系の知的インテリに属する人はほとんどベジタリアンなので、肉類ってなかなかお目見えしないのだ。今回は一つも無かった。一皿にデザートまでいっぱい盛ったのでなんだかぐちゃぐちゃけど、これは控えめな方で、みんなもっと盛っていた…飲み物は、お昼だけどビール。スパークリングワインもあった。
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そして、13時ごろ、解散。まだ残っておしゃべりしている同僚もいたけど、半数以上が13時でサーッと帰って行った。明日からは1週間ほどは校長以下ほんの数人のトップの方々はまだ仕事があるが、あとの大半の平のめぎたちは丸々6週間お休み。いや、正確に言うと休み最後の2日間は会議やら追試やらがあるが、基本的にそれまで出勤の義務もなく、ずっとお休みである。つまり、この最終日の午後は一年で最もうれしい日。これから6週間、本当に休みなんだもの。
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生徒たちにも夏休みには宿題がない。みんな、何もしないで遊んだりぼんやりしたりするのが夏休み。家族で休暇に行く人もいれば、どこにも行かないでうちでゲームとか、ずっとバイトとか、ひたすら絵を描くとか、生徒によって過ごし方は様々だが、共通しているのは、勉強は一切しないこと。それって凄く素敵なことだと思う。

さて、これは6月の初めごろ。芝生のちょっと伸び過ぎの緑がとても美しかった。
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こちらもちょっと伸び過ぎなんだけど、その分色々咲いていたりして。
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春先に水仙が咲いていた場所はこんなに草ぼうぼうになっていた。
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この子もまだ頑張ってる…これ、今もまだ生えたまま。
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それから約20日経ち、芝生が刈り取られた上に全く雨が降らなくて、こんな惨めな状態に。
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ここに水仙の球根が植わっているなんて、想像もできないわね。
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雷雨がありそうという予報だったのに、2日間肩透かし。
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水不足の夏は嫌だなあ。
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