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8月11日のこと [2019年夏 ザルツブルク]

現在、この夏のザルツブルクの話を連載中。

うちのドイツ人が来て3日目の8月11日、日曜日のこの日は11時からのマチネー(昼のコンサート)に行った。場所はモーツァルテウム(ザルツブルクの音楽大学)のこのホール。
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このホールは休憩時間に中庭の魔笛小屋(モーツァルトがオペラの魔笛を作曲したと言われる小屋、もちろん移設してきたもの)に行けるのが楽しい。
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と言ってももう何度も見たので小屋の中を見る気はなくて、木陰で外の空気をちょっと楽しみ、休憩が終わる前に席に戻った。
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この日の演目はモーツァルトづくしで、まずB-Durのディヴェルティメントにピアノコンチェルト第27番。写真はピアニストのFrancesco Piemontesiとモーツァルテウムオーケストラで、休憩前に撮ったもの。このあとこのピアニストさんがアンコールに2曲も演奏したのだけど、モーツァルトではないもっと新しい曲(作品名はわからない)を弾いてくれちゃって、素晴らしいのはわかるけど気が削がれちゃった。めぎ的にはホント余計なアンコールだったなあ・・・
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↑めぎの斜め前右に4人のアジア人たち(日本人かも)がいたのだけど、このおじさん、疲れているのか時差なのかほとんど寝ちゃってた。つきあわされたって感じで、なんであの人はここに来ているんだ?ホテルで休むとか外でビールでも飲んで待っていればいいじゃないか、とうちのドイツ人。そうねえ、外にはチケット求むというカードを持った人もいたのになあ。本当に聞きたい人に譲ってあげたいわね。

休憩の後は交響曲第40番、つまり最も有名な曲で、演奏は、うーん、まあまあ。悪くはないけど特に感動はしないというか。ホルンさんもうちょっと頑張ってね、という感じだったし。これほど有名な曲は、聞くほうがすっかり耳が肥えているから外すと目立っちゃって大変だわよね。終わってすぐに席を立ったので(もちろん指揮者が一度引っ込むまでは拍手したけど、アンコールはもう懲り懲りだったので)、終わったあとの写真はなし。

その後めぎたちは宿に帰り、うちのドイツ人がデュッセルドルフから食べたいと言って持ってきたインスタント冷やし中華(麺を1分茹でて水で洗えば出来上がりでタレも付いているもの)を作った(これはめぎが作る・・・と言ってもトマトやパプリカなどを切ってサラダ風に仕立てるだけだけど)。写真は撮っていない。

そしてまたのんびりと過ごして、18時を過ぎ、生ビールのお時間に。
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ビールを飲んだ後宿に帰って夕食を済まし(写真を撮っていないのだが、残り物をあれこれとつまんだ)、この日は夜散歩に出かけた。
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20時40分頃。
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めぎの泊まることのないホテル・ザッハー。ここの1泊分でめぎの5泊分になっちゃうのでね。
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ここで暮れていく様子をしばし楽しんだ。
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つづく
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ザルツブルク8月10日のこと [2019年夏 ザルツブルク]

今日からこの夏のザルツブルクの第3部、うちのドイツ人が来てからのお話を。8月9日に到着した日のことは既にサラッと書いたが、今日は10日のこと。

10日の朝は光が綺麗だった。
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ここ、絵葉書ではこんな綺麗に撮れている。ちょっと離れたところから望遠で撮ったようなんだけど、まねしてみようと思っていたのに忘れちゃったわ・・・
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この日は土曜日で、大学広場に市が立つ日。うちのドイツ人は土曜日の朝にザルツブルクを見たことがなかったので(いつも月曜に来るとか金曜に発つとかで土曜日は彼は未経験だった)、それを見せるつもりだったのだ。あら、なんだかかわいい車ね~
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ここでは何も買わなかったけど。
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ここではパンやらなにやらを。ものすごくぎっしりとした黒パンは写し忘れちゃったのだが…
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りんごの揚げ物や・・・
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ブフテルンはパチリ。中は杏のジャムと・・・甘いものが大好きなハチさんがいっぱい。買うときと食べるときは気をつけないとね。
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その他にも野菜やソーセージやお惣菜を買ったのだけど撮り忘れ。

これはずいぶんリアルだわね・・・
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それから一日、どこにも行かず宿でのんびりとしていた。例によってオペラやコンサートの曲や内容の予習をしたり、めぎは撮ってきた写真を見たりなど。うちのドイツ人はめぎがここまでの2週間新聞から彼のために取ってためておいた数独やクロスワードパズルをやっていた。彼はこの前日に800kmを駆け抜けてきたわけだし、その前もずっと忙しかったので、数独のようなどうでもいいことしかしないでのんびりするという時間を殊の外楽しんでいた。そうそう、以前コメントいただいた「安心感」についてだが、ザルツブルクの場合うちのドイツ人がいるかいないかによって安心感に違いはまったくない。ドイツに居るのと同じ感覚だからだ。行ったことのないスロヴェニアやクロアチアでは一人より二人のほうが心強いけど、言葉に関しては両国ともどこに行ってもドイツ語が通じてしまって英語さえ使わずにすんで、行った印象では街の治安に関してもドイツと変わりなく、次回は一人でも安心して楽しんでこられそうである。まあ足の問題はあるのだけど、電車とバスで行けないところでもないし、荷物さえリュックひとつにできて(カメラとレンズを一つだけにするとかして)、ワインのお土産を持ち帰らなければ行けそう。ただ、ザルツブルクはともかく外国は(ドイツとオーストリア以外の外国という意味)、一人より二人のほうがずっとずっと楽しいということはハッキリ言えるわね。うちのドイツ人も一人でどこにでも行けるけど、めぎが興味ないところには彼は興味津々でも行こうとしない。どうしても二人で行って楽しみを共有したいからなんだって。

さて、のんびりしまくった後、16時ちょっと前に近くへ生ビールを飲みに。めぎは濁りのあるのが好みで、うちのドイツ人は透き通ったのが好み。
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近くにいた花輪をつけた女性たち。もしかしたらもうすぐ結婚する人が女友達と独身最後のお祝いをしていたのかも知れない。男性は男性でやはり集まって、飲みまくりの一夜を過ごしたりする。ドイツ語圏にはそういう習慣があるのだ。
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この日の夜は、めぎのリクエストでうちのドイツ人がトマトスパゲティを作ってくれた。そのために自宅からハーブと胡椒を持参してきてくれたのだ。めぎはオリーブオイルと塩を買っておいたというわけである。まあその2つはうちのドイツ人が来る前にも使っていたのだが。上に乗っている白いのは市場で買った山羊のチーズ。この日のワインはオーストリア・ブルゲンラント州のブラウフレンキッシュというブドウの赤ワイン。うちのドイツ人はこれを飲むのを楽しみにしていたのだった。
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昨日みなさまにコメントいただいたお土産のワインについて、たしかに車だからいくらでも持って帰れるわけで、実は旅の前はもっと買うつもりでいたのだけど、最後になったらもういいか~という気になっちゃって(長旅をしていたので現地で十分飲んじゃって特に持って帰りたいという気がしなくなっちゃって)、産地とブドウの種類にだけこだわって数本だけ買って持ち帰ったのだった。ちなみにEU内の旅の場合特に輸出入の制限はないので(関税もないし)、飛行機でも重量さえクリアすればいくらでも持ち帰れる。例えば以前ポルトガルに行ったときには飛行機でポートワイン8本を持ち帰ったのだが、その時はハードスーツケースなども持ってなかったので、Tシャツなどでぐるぐる巻きにして万一割れたときのためにビニール袋にも入れて普通の旅行かばんに入れて預けたのだが、無事に持ち帰ることができた。めぎは日本へもお土産にワインを持ち帰ることがあるし、日本からお酒を持ち帰ったりするが、それも基本は自分でプチプチなどに包んで服の間に入れ込んでいるだけ。今まで割れたことはない。

夕暮れの雲が美しかった。せっかく美しいのにスマホでしか撮っていないけど。
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この日は音楽祭の予定も入れておらず、これでおしまい。
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旅の土産 [2019年夏 ザルツブルク]

今日からぼちぼちとうちのドイツ人と合流してからのザルツブルクの話を始めようと思うのだが、まずはお土産の話から。というのはめぎの場合、話の最後にたどり着いたらもうお土産の話など忘れちゃうと思うので。

まずこれは全体像。本のようなのは音楽祭のプログラム。オペラは10ユーロ、コンサートは5.5ユーロだったかな。いっぱい見たので、結構な量になった。雑誌は音楽祭会場でもらったもので、新聞の切り抜きを挟んである。ザルツブルク最終日に宿の近くで、そして旅の最終日の帰りにアウトバーンで買った新聞は、どちらもまだ読んでいない。
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これはザルツブルク土産。オリーブオイルと塩はアパルトメントで料理に使った残り。それ以外のワインはスーパーで買ったお手軽品で、1本5~9ユーロでコルクでもないものだが、どれも産地厳選で思い入れがあって買ったもの。
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こちらはスロヴェニアとクロアチア土産。市場で買ったオリーブオイルとトマトスープに、スーパーで買ったワインと、たまたま寄った墓地で買った蝋燭。
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後で撮り忘れに気がついたので追加写真。クロアチアの市場で買った鹿肉のサラミに、うちのドイツ人の思い出の場所で拾ってきたザクロとクルミと(隠れて見えにくいけど)オリーブの実と、ホテルの朝食会場で後で食べようと取ってきた小さな梨。
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撮影できないのは思い出。思い出がいっぱい。それが旅の良さだわね。
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