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8月7日のその後 [2019年夏 ザルツブルク]

現在、旅先から旅の話を連載中。

8月7日の朝、ノンベルク修道院を堪能しためぎは、いつものフランツィスカーナー教会に戻ってきた。これはその前の通り。
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この日もちょうどミサが終わったところで、綺麗にライトアップされていた。
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蝋燭もついていたし。
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何度も来ていると、それまで気に留めていなかったものが目に入ってくる。これ、光が綺麗だった。
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ミサが終わった後、最前列に座っていた年取ったシスターさんがなんと眠っていた。あらら、起こした方がいいかしら、と思っていたら、片付けをしていた教会の人が声をかけ、しばらく談笑。その様子がなんだか素敵だった。
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この日はこれで宿に戻り、またオペラの予習。そうそう、オペラと言えば、花形スターのネトレプコさんがのどの使い過ぎとやらであちこち降板。ザルツブルク音楽祭も一日休んだが、バイロイトをお断りとは、それはそれは…。彼女を目当てに来る人も多いだろうしねえ。めぎは彼女のオペラはチケットを取っていないので関係ないが、目当てに日本からくる人はかわいそうだな。たぶんそういう人はたくさんいると思うのだ…
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さて、オペラの時間。
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メルケルさんはこの日ベルリンへ帰ってしまったけど(その記事はこちら)、昨日より物々しい警備だった…まあ警察がいるのはいつものことなのだが、中にも怖そうな人がいっぱいいたし。
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この日めぎが見たのはメデアというオペラ。古代コリントを舞台にした話だが、それを演出家がグルジアからザルツブルクへやってきた移民夫婦の話に置き換え、非常にリアルでグッとくる話だった。最後はガソリンスタンドで子供と心中。
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18世紀末のオペラなので音楽的にそれほど重くなく、2時間半で終わるのでそれほど辛くなかったが、内容的にしんどかったなあ…フランス語がお洒落だったけど。映像を駆使していて、それも今や普通だけど、非常にうまくはまっていた。現代への置き換えがうまく言ったパターンだったと思う。まあ好き好きはあるだろうけど。雰囲気はこちらの写真をどうぞ。

これで8月7日の話はおしまい。
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