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8月12日の日中 [2019年夏 ザルツブルク]

現在、この夏のザルツブルクの話を連載中。

8月12日、朝は宿でゆっくりし、10時半過ぎに祝祭劇場へ。11時から「地獄のオルフェウス」というオペラのゲネプロを一人で観に行った。
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ね、リハーサルなので、オケの人たちが普段着。あ、水飲んでる。
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一人で行ったのは、実はこの日夕方からうちのドイツ人とオペラを見に行くことになっていて、彼は一日に2つもオペラを見るなんていうことはしないから。オペラ鑑賞は体力と気力を使うので、2つも見るとどちらも不完全燃焼になってもったいないというのだ。それはめぎも同感なのだが、めぎはどうしてもこの「地獄のオルフェウス」を見てみたかった。で、別の日にチケットを申し込んでいたのだが外れちゃって手に入らず、ゲネプロが手に入ったのでまあ仕方がないというわけなのである・・・

これは一回目の幕間休憩のときの撮影。カール・ベームの間。
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もともと騎馬学校だったところに祝祭劇場を作ったので、こんな天井画があるのだ。
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めぎの立っているところの真上も天井画が続いているので、まっすぐ見上げて撮ってみた。
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外には結婚式らしき人たちが。アジア人ね。日本?韓国?中国?わからないけど、きっとこうするのが夢だったんでしょうね~
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ほとんど誰も注意を払っていない・・・観光馬車が毎日いっぱい走っているところだからね。
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2回の幕間休憩を経て、約3時間のオペラ終了。これはとってもとっても面白いコメディオペラで、演出がウィットに飛んでいてえげつないほどでただただ楽しめた。単純に面白かったので、3時間見ても疲れなかったわ。面白いだけで内容についても演出についてもあとで考える必要もないので、次のオペラに向けてサラッと切り替えられもした。それから、隣りに座った初老のオーストリア人たちがとってもいい人たちで、一緒に楽しめたのが良かったわ。ゲネプロって、本当にオペラが好きだけど高いチケットが買えないような地元の人たちが来たりするので、雰囲気がいい。まあ関係者や批評家なども多いし、さらに寄付をしているようなお金持ちに無料で公開していたりもするのだけど。
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雰囲気は、英語で紹介されているこちらをどうぞ。日本で開けるかしら。



このオペラはもう初日も過ぎてドイツのテレビ局でも放送されて、オンデマンドでこちらのリンク先で全曲見られるのだが、日本でも開けるかしら。ヨーロッパだけとかドイツだけとかかも知れない。もし開けたら、今年の11月15日まで見られるって。

これはめぎが見たものではないが、最も有名な音楽なので良かったらどうぞ。聞けばわかるが、日本人なら誰でも知っている曲である・・・これがオペラの曲だとはほとんどだれも知らないけれど。ちょうどその場面(2:24:45)から始まるようにしてある。



14時過ぎに宿に戻り、シャワーを浴びてお昼を食べてちょっと一休みして、今度はうちのドイツ人と別のオペラへ。その話はまたあした。
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