特集10:デューネを去る [ヘルゴラント]
長々とデューネについて特集してきたが、とうとうデューネとお別れの日。
最後の美しい風景をどうぞ。
明日はいよいよヘルゴラント島。それはあちら。
みなさん、さようなら。ヘルゴラント島もどうぞお楽しみに。
特集11:ヘルゴラントの町 [ヘルゴラント]
今日はヘルゴラントへ。こちらはデューネから見たヘルゴラント。地層のハッキリした岩である。
ヘルゴラントの地図はこちら。右のデューネからヘルゴラントの真ん中編の船着場へ向かう。
船着場にあった天気予報の掲示。ヨーロッパ全体の天気図である。Hが高気圧、Tが低気圧。
デューネに来たときと同じようにこんな船で戻る。
船の上にはドイツ国旗とEUの旗とヘルゴラントの旗。
デューネ、さようなら。
「ヘルゴラントへようこそ」と書かれているこちらは、ヘルゴラントの少数民族フリース人の言葉、フリジア語。ここになぜデンマークの国旗もあるのかは不明。18世紀にここがデンマーク領だったことは確かだが、その後イギリス領だったこともあるし、今はドイツ領である。
ヘルゴラントに上陸すると、そこは町!北欧のリゾートって感じの雰囲気だ。
ヘルゴラントはEUの関税法に属していないので、なんと非課税。タバコやお酒などがたくさん売られていた。
ドラッグストアのSchleckerもなんだか可愛い建物だ。
町並み。民宿やウィークリーマンションなどが多い。ヘルゴラントに来る人の多くは、ここに一週間から1ヶ月泊まって、夏の休暇を過ごすのである。
これからヘルゴラントの高台へ。こんな階段を上る。エレベーターもある。
続きは明日。
特集12:ヘルゴラント島 [ヘルゴラント]
ヘルゴラント島の高台に登ると、さっきまでいたデューネが!
高波がきたら呑み込まれて砂ごと流されてしまいそう。
もともとデューネとヘルゴラント島は一つの島だった。18世紀はじめに暴風雨によって砂丘が流されてしまい、二つに分断されたそうだ。
そこへ、船がやってきた。
以前ご紹介したように、ヘルゴラント島には大型の船はつけない。それで、小型ボートが迎えに出航!
高台はずっと向こうの突端まで遊歩道が整備されている。
緑と海の取り合わせはなんとなく新鮮。
ここは戦争でイギリス領になったりドイツ領になったりしたところで、軍事基地の痕が所々に見える。
草原にはこんな草花が。
目指すはあちら。
これはLange Anna(背高のっぽのアンナ)と呼ばれているそうだ。
この地層は、2億6千万年前まで遡る。中生代、つまり三畳紀やジュラ紀や白亜紀の堆積物が地殻変動で押し上げられ、潮の干満や波による侵食でこのように出来上がったのだそうだ。
しかし、地層なのか鳥の糞なのか・・・?
海が遠浅なのがよく見える。
アンナさん、こんにちは。
突端まで行くとアンナは恥ずかしがって姿を隠してしまった。