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聖霊降臨祭の音楽祭の2つ目の演目 [2023年初夏 ザルツブルク]

今日は2023年5月末のザルツブルクのお話を。

初夏の聖霊降臨祭と言うキリスト教の祝日に開かれるザルツブルク音楽祭を訪ねためぎたちは、滞在2日目、午前中の散歩を終えてから宿のアパルトメントでゆっくりしていた。これはお昼。
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夜はこの音楽祭の目玉演目を見に行くことにしていた。その前に腹ごしらえ。こんな風にいちいちレストランに行かずに買ってきたものでそこそこお洒落に過ごせるのがアパルトメントの良いところ。
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そして、公演へ。
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何度見ても素敵で、撮りたくなる景色。スマホで写すのが残念。
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会場のバルコニーから。
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席は3階席の上の方。それでもよく見える。オペラグラスも使いながら楽しんだ。
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この日の演目は「オルフェオとエウリディーチェ」という名前で、クリストフ・ヴィリバルト・グルックの作品。実は同じ作曲家の同じオペラのパリ版のバレエが多いのを、その前日にジョン・ノイマイヤーの演出・振り付けで鑑賞している。その話はこちら
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この日に見に行ったのは、同じオペラのパルマ版をもとにしたもので(このオペラは1762年のウィーン版と1774年のパリ版が知られているが、めぎたちが見たのは1769年のパルマ版と言うかなりマイナーなもの)、演出はクリストフ・ロイ。めぎはロイの演出が大好きなので、とても楽しみにしていた。主役のオルフェオを歌ったのはバルトリ。ちょっと年取ってきたなあという感はぬぐえないが、技術も演技も素晴らしく、さすが。
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詳しくはこちら(ドイツ語)。夏にも同じオペラを上演してて、そちらの方が映像や写真が多く、面白い(こちら)。トレイラーはこちら。



ロイの演出はやっぱり素晴らしく、バレエの部分の振り付けすら本職のジョン・ノイマイヤーに負けない、と言うかひょっとしてずっと良かったかもという印象。振り付けにちゃんと意味があるというか、演出家の勝手な解釈ではなく、またはまずバレエがあってそのバレエを見せるために音楽や筋があるというのでもなく、その音楽と筋を優先した上での振り付けで動きの一つ一つが納得できるものだった。ロイ、凄い。
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行って良かったと思う素晴らしい公演だった。映像がなく、とても残念。
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