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秋休み中のめぎ家の食事 [食べ物・飲み物]

今日は10月上旬のめぎ家の食事のお話を。

10月初めの数日は食事の写真をほとんど撮っていない。これは、10月6日にいつもの金曜日のマルクト市場で買ってきたイノシシ肉で作った中華風の煮込み。いや、作ったのではなく、うちのドイツ人が作ってくれたもの。グーラッシュみたいに見えるけど、干しシイタケとかが入っていてちょっと中華風の味。横のボケて写っているサラダはめぎが用意。黄色っぽいのはパプリカの薄切り。
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10月10日、めぎは散歩がてら旧市街にあるカールスプラッツという広場にある大きなマルクト市場に行き、魚介類を仕入れてきた。まずお昼はマティエス(塩漬けニシン)に玉ねぎのみじん切り。真ん中に置いてあるのはシラーロッケ(サメのお腹の部分の燻製)とウナギの燻製。その2つは一緒に並べたものの、食べたのは次の人その次の日。どれもとても美味しかった。
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夜には今年初のムール貝。
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地下室から適当な白ワインを取ってきて…
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香味野菜とワイン蒸しにした。ぷりぷりで美味しかった~♪
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この香味野菜も美味しい。白い角ばっているのは根セロリで、その他ポロネギとニンジンとニンニクとパセリ。
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この秋休みは結構暖かかった。日中バルコニーの窓を完全開放できるほど。で、次の日は夏風にカプレーゼ。
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いつもの金曜日のマルクトで目について買ってみたニワトコのリキュール。プロセッコにちらりと入れてみたが、なんだか薬みたいな味だった…
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この日は前日のムール貝の香味野菜の残りをスープ代わりとし(お花はバルコニーから…このお花がまだ咲いているほど暖かいということである)…
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メインディッシュは、カールスプラッツの市場で買ってきたこの小さな北海の茹でエビ。こんなに小さいのに、他の大きなエビに負けないほど堂々とメインを張れる味わい。茹でたジャガイモにかけて食べた。白いのはハーブ入りのクレームフレイシュ。
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この北海の小エビはめぎが20年ぐらい前にアントワープで、15年前ぐらい前にズュルト島でその美味しさに目覚めた食べ物。食べながらその時のことを思い出し、話が弾む。20年前とか15年前とか、めぎもうちのドイツ人もかなり貧乏で、将来いったいどうなるのかなと思いつつも欲望の赴くままなけなしのお金でかなり無理をして旅をしていたのだが、その頃の方が旅が面白かったし、美味しいものにも巡り合ったし、見るもの聞くもの全てが輝いていた。今は有難いことに当時と比べてお金に余裕があるのだが、どこかに行ってもあまりこれだというものに不思議と出会えなくなった。どうしてなのかしらね。

最後に、カールスプラッツのマルクト市場で撮った動画。シャッターが閉まっているところが目立つのは、秋休みだからなのか、潰れちゃったのか、不明。45秒目ぐらいから移り始めるところ、とてもお年を召した女性が一人でやっていた花屋さんだったのだが、すっかり綺麗に片付けられてしまってて、どうやら完全に店仕舞いしてしまったようだ。ああ、また一つの時代が終わったんだな…



場所はこちら。

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