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アマリリスとユーカリとコロナ [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日は食卓の花を見ながらドイツのコロナのお話を。

現在ドイツは、どこまでいくのかこの数値!?と思う状況。木曜日発表の一日の新規感染者数は6万5千人を超え、人口10万人当たりの7日間の感染者数(七日間指数)は300を超え、いつ400に届くかという感じ。
アマリリスの切り花を買ってきたのは11月12日。
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ドイツ東部やバイエルンが凄くて、義母の住むマイセンの七日間指数は木曜日に1200を超えていた。その地方ではICUもほぼ埋まりつつあるという。
ちょっと色の濃い赤の蕾。わくわく。
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ちなみに木曜日の数値で比べると、デュッセルドルフの七日間指数は240。
今回はこんな緑も一緒に。これ、ユーカリ。ネットで見たところ、コアラが食べるユーカリはもうちょっと葉っぱが長めのようだけど。
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ドイツ東部はワクチン接種率が低く、ザクセン州の接種完了率は58%弱で、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州の71%との違いが大きい。ハンブルクなどのドイツ北部ではワクチン接種率が高く、同時に七日間指数も低く、以上の点からやっぱりワクチンの効き目ってあるのね~という仮説が立つのだが、一方バイエルン州は66%弱で、ノルトライン・ヴェストファーレン州とそれほど大きく違う訳でもない。この60%台と70%台の違いが感染拡大を防ぐという意味では大きいということなのかしら?それとも別のファクターがあるのかな…?人の移動という意味では、ノルトライン・ヴェストファーレン州の方がバイエルンより多いと思うのだが。
すぐに咲くのかなと思ったが…
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結構気になるのが、年齢別の内訳。5歳から14歳までの子どもに限った七日間指数は他の年代よりずば抜けていて、例えば木曜日の数値では、マイセンでは3030.4だし、デュッセルドルフでも464.5。その年齢はまだワクチン打っていないものね…まさに無防備ってことだわね。今のところ、クリスマス頃にその年代のワクチン接種を始めるという話。
意外にゆっくりで、これは18日の撮影。
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そんな状況だけど、ドイツは今のところ完全なロックダウンはしない模様(これまでロックダウンを可能としてきた11月25日で期限の切れる特別法は延長されず、つい先日決まった次の法律ではその後はロックダウン禁止となったらしいし)。お隣オーストリアではしかしロックダウンに踏み切った。なにしろ七日間指数が例えばザルツブルクで1700だとか。ひょえ~…
まだ開きかけ。
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オーストリア全体の一日の新規感染者数は1万5千ちょっとで、ドイツよりずっと少ないが、人口がずっと少ないので(オーストリアは約2560万人、ドイツは約8300万人)、比べるべきは七日間指数なのである。
初々しい蕊たち。
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そして、さらに注目されているのが、10万人当たりの7日間の病床率。3を超えたらワクチンン未接種の人の自由がなくなり、6を超えたらワクチン接種しててもコロナ検査陰性証明が必要となり、9を超えたらさらなるロックダウンに近い制限が入り…と段階ごとに自由がなくなるようである。現在ドイツ平均で5.7なのだそう。3を超えているので、コンサート会場などにはもうワクチンを接種していない人は入れない。ドイツ東部、この数値がひどい。ザクセンでは約12、テューリンゲンでは約18!そりゃもうICUが埋まっちゃうわけだわね…
可愛くて、似たような写真をいっぱい撮った。
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この金曜日、バイエルンやザクセン州ではクリスマス市の中止などが相次いで決まった。この週末はワクチン接種証明や検査陰性証明で人数制限をしつつ人を入れて無事にめぎの学校でオープンデーが開催できたけど、来週末に予定している学校はどうかな。次の一週間でノルトライン・ヴェストファーレン州はどうなるかな。今、ブースターに人が押しかけているという話。でも、うちのドイツ人の知り合いの医者でブースターを終えている人も、この金曜日、陽性反応が出たとか。なんだかすごいことになってきたなあ…
マクロでも撮れば良かったのだけど、新しい40㎜F2単焦点で。
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