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11月も終わる [小さな出来事]

あっという間に11月も終わる。
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色のない季節…あと3週間ちょっとでその底辺を越えるのだ、と自らを鼓舞しているところ。
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鴨さんたちは元気。
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美味しそう…と思ってしまうめぎ。なにせ今、食べることぐらいしか楽しみが無くて。でも忙しくて平日はそれすらめんどくさかったりもする。
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鷺さんは寒いよ~と顔を見せてくれなかった。いや、ただ眠かっただけかもしれないけど。
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この週末は結構冷え込み、めぎも毛糸の帽子をかぶって散歩に出かけた。手袋はしなくても1時間ほどの散歩をギリギリ乗り切れた。ま、あまり写さずポケットに手を入れて歩いていたというのもあるけど。
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残念だったのは、雪が降るという予報に反して全く降らなかったこと。
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ただどんよりしているだけで、つまらない。だから、ちょっとでも色があると写してしまう。くすんで写ったのをレタッチで彩度を上げたりも。あげすぎかな。
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こちらは撮って出し。
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鳩さんがさぶいよ~~くるるるくるるぶるる~と言っていた。
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2021年第一アドヴェント [文化の違い]

2021年の第一アドヴェントは11月28日。15時ごろ、めぎ家の第一アドヴェントのティータイム。
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これに合わせて今年もマイセンのシュトレンが義母から送られてきた。ドレスデンの近くだけど、彼女の本物のシュトレンはマイセンのもの。ここのを食べると、他のシュトレンは食べられなくなる美味しさ。
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準備完了。栗はめぎが食べたくて用意。
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お茶はトルコのチャイで、第一アドヴェント(キリスト誕生4週間前の日曜日)の趣旨には全く合わないけど、美味しいし、シュトレンに合うし、うちのドイツ人(教会税は払ってないけど洗礼を受けたキリスト教徒)のリクエストだから。
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今年のクリスマスはどうしようか…などとあれこれ話しながら第一アドヴェントの午後のひとときを楽しんだ。感染を防ぎつつ人と会うにはどうしたらよいか、みんなで検査しようかとか考えながら。
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蝋燭の光と、外から差し込む夕方の光による影とが美しかった。食べ終わってからこうして色々撮って…
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雲の切れ目から素敵な光を届けてくれた太陽が沈みかけた空をも撮って…
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最後の光を撮っている間に…
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スーッと消えていった。
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クリスマス休暇まで、予定通りならあと4週間。
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どうなる今年のアドヴェントシーズン [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日から数日は今のデュッセルドルフのお話を。

みなさまもご存じのように、ドイツは今、新規感染者数も七日間指数(人口10万人当たりの7日間の感染者)も毎日のように記録を更新しているところで、一週間のうち最も数値の悪くなるこの木曜日には7万6千人を超し、七日間指数は460を超した。新規が10万人になるのも時間の問題のような気がする今日この頃。
アマリリスは一輪を残しほとんど干からびた状態になった。
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どうしてそんなに感染者がいるのかと問えば、ヨーロッパ人の衛生観念は日本と比べて…などと言われたりするが、マスク着用とか手の消毒とかに関しては今やドイツも日本と変わらず、しかも自粛のお願いなんていうレベルではなく義務で、バスや電車に乗るには不織布マスク以上の医療用マスク着用義務だし、さらに今やワクチン接種完了か感染完治か検査陰性証明を持っていないと公共交通機関に乗ることさえできなくなったため、衛生観念の違いでというような理由付けだけではもはや説明にならない。違うのは、もっと別のことだ。
2週間にわたって楽しめたアマリリス。そろそろ片付けなきゃ。
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一日に5千人しか入国させない日本とは全く違ってドイツは9か国と国境を接していてそこを常に人が何万人何百万人と往来しているわけで、人の移動の規模は計り知れない。また、小学校から高校までの全ての学校で週に3回コロナ検査をしているというのも大きなポイントだと思う。つまり、症状が無くても見つかる場合が多いのだ。
11月28日日曜日の第一アドヴェントを前に、うちのドイツ人の母親と叔母から相次いで小包が届いていた。これはその中のカードや、その中に入っていた飾りや本物のモミの枝。
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と言っても、みんながみんな無症状であるわけでもなく、七日間指数が1000ともなればドイツも病院でトリアージが起こるわけで、今はバイエルンで溢れたコロナ患者をハンブルクとかノルトライン・ヴェストファーレン州とかに運んだりしている。そのうちに、ここもそうなるのかもしれない。
叔母からはクッキーなども。うちはクッキーをほとんど食べないのだが、こうして送ってくれる心が嬉しい。みんな歳取ってきて、いつかはこれが途絶えるわけで、これが思い出になるのよね。最近はそういうことを常日頃考える。
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そんな状況で今年もこの日曜日28日に第一アドヴェントを迎える。それに先立っていつものマルクト市場でクリスマスツリーを設置しているところをたまたま目撃した。生木を地面に立てるのはもう終わり、これからネットを剥がす作業に入るところ。その後飾りつけをするのだろう。ちなみに写真を見ればわかる通り誰もマスクをしていないが、それは、ドイツではよほどの繁華街や例えばクリスマスマーケットなど以外では外でマスクをつける義務はないためだ。ほらやっぱりドイツと日本とでは衛生概念が…と言われそうだが、外のこういう状態でうつったという話は今まで聞いたことが無いし、うつるのはやっぱり換気をしていない屋内での仕事や、換気をしててもマスクを外さざるを得ない屋内の飲食の場や、家庭内などが大多数だと思われる。
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これだけ見ればいつものクリスマスと同じなのだが、ここに来て新たな変異種オミクロンも出現し、今年も再び学校のクリスマス休暇を早めに始めるか否かという議論がなされるようになった。去年メルケルさんが拳をふって「祖父母と過ごす最後のクリスマスにしてはならない!」とクリスマス前のロックダウンを決めたことを思い出す。今年はワクチン接種も進んだし、治療法もそこそこ確立して来たし、新規感染が増えても重症化する人はそんなに増えてなかったし、ほんの1か月ぐらい前までは、クリスマス休暇にもひょっとして車でだったら旅行できるかもね、少なくとも家族が集ってクリスマスを祝えるだろうね(ドイツのクリスマスは日本のお正月に相当し、みんなが帰省する)、という感じだったのが、にわかに全てが怪しくなってきた。うちのドイツ人の叔母がデュッセルドルフに来ることになっていたのだが、さて。学校の方も、検査体制も何せ週3回早朝で、陽性になれば少なくとも朝一で学校から出ていくわけで、どこがホームオフィスになろうとも少なくとも学校は普通に開き続けるのだろうと思っていたが、さてさて…
うちのドイツ人も土曜日にアドヴェントの準備。天使が1つ剥がれてしまったので、ボンドでくっつけた。
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思えば夏の初め、ワクチン接種も進んでドイツの数値はもうコロナが終わったかと思うほどよくなり、これで夏休みが楽しめる!とみんなが休暇に旅立った。それと同時にレストランなども開き、やっとみんな会食できるようになった。その所為でもちろん感染者数は増えたが、今のような状態にはならなかった。小康状態でまた減ったりまた増えたりだったのが一気に増え始めたのは秋休みの後、やはり寒くて換気をやめたり、屋内での飲食が増えたりしてからだ。まだ将来にどういう影響が出るか分からないワクチンなど接種したくないと表明したドイツのあるサッカー選手が非難されたりしていたが、その選手がコロナに感染したというニュースもあったからか、トリアージが発生し始めたというニュースもあったからか、死者がまた一日300人を超えたりするようになったからか、とにかく現在の数値うなぎのぼり状況になってから再びドイツでもワクチンの一回目の接種に重い腰を上げる人がそこそこ出始めたし、3回目の接種も急に進み出していた。めぎもうちのドイツ人ももう3回目を接種したし、ドイツ人口の10%が既にブースターを終えたそうだ(その次の日は腕や節々が痛かった…)。これで完全とは言えないまでもとりあえずはまた一安心と思いきや、それも効かないかも知れない変異種があるとなっては、話はまた振出しだ。ドイツでもミュンヘンに到着した二人がオミクロン種に感染していることがわかったし、フランクフルトで見つかったオミクロン種の感染が疑われている人はワクチン接種完了者だったというし(検査の結果はまだ)、接種しててももう安心できないという現実がとうとうここにやってきたという気がする。下手すると今度は外でもうつるのかもしれないし。どのぐらい感染力が高いのか、どの程度重症化するのか、気になるところ。経済を回しつつという今のやり方が根本からやり直しにならなければいいのだけど。
アマリリスは最後の一輪だけこちらに移動。生徒たちからもらった胡蝶蘭は2種とも再び蕾を伸ばしてきている。
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そんなわけで、この11月に上がり往く数値を見ながら多くの衛生コンセプトを整えて学校でオープンデーとか記念式典とかを無事やり切ったという充実感は今とてつもないし、あとの12月はまあ学校が開く限り頑張ってやっていきましょ、という気分である。定期試験があるのだが、それを無事に終えられるか否か。終える前にクリスマス休暇前倒しになったら、その後どうなるのかなあ。ま、去年もなるようになったし、今年もそうなのだろう。
今年は忙しくてアドヴェントリースを作る暇も買いに行く暇もなかったのでとうとう割愛。リース無しはめぎのブログ始まって以来のこと(めぎのブログは2006年8月に始めたので、15年間ずっとアドヴェントリースを飾っていたのだが)。でもまあ、蝋燭の光はこのクリスマスピラミッドで十分楽しめるからね。モミの枝も叔母から送られてきて香りは楽しめてるしね。
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第一アドヴェントの様子はまた明日。
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