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夏休み始まる [新型コロナウィルスのこと 2021年]

これは今年度最終日、夏休みの前の日の撮影。サクランボの季節になった。オレンジ色のはアプリコット。ここから3枚はAPS-CのZ50に16-50mmのキットレンズで。
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↑このサクランボ、日本でアメリカンチェリーという名で売られているのに似ているが、別にアメリカのものではなく、ドイツでサクランボと言えば昔々からこの色でこの大きさ。甘くてとても美味しい。

八百屋コーナーでも夏を感じる。これはグリーンピースで、左にはソラマメ。
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7月最初の金曜日のマルクト市場は、いつもよりちょっと人が少なめだったように思う。夏休みが始まるので、休暇に出かけるから買い物は要らない人が多かったのかな。
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昨日も書いたが、金曜日の午後からアウトバーンは300㎞の渋滞。飛行場もものすごく混んでチェックインカウンターで長い待ち行列ができたらしい…というのは、コロナ検査の結果とか、ワクチン接種済みの証明とか、そういうのをいちいちチェックしているので、いつもよりも時間がかかるらしいのだ。そこに旅行客がわんさかと押し寄せたものだから凄い待ち行列になり、飛行機に間に合わないかもとイライラする人も多く、トルコの格安系を利用する人が係員に暴力をふるったとかで警察まで出動する騒ぎになったとか。その格安航空会社、人員不足でフライトを相次いで欠航としてしまったらしいから、暴動の理由は長い行列だけには無いようだけど…

何と言うか、みんな長い長い長いロックダウンで我慢の糸が切れたというか、すぐに暴動につながることが多くなったように思う。嫌な風潮よね。ワクチン接種が完了した人はEU内どこでも行けるようになった、緩和で休暇に行けるようになった、と思った途端にイギリスはデルタで七日間指数(人口10万人当たりの7日間の新規感染者)230を超える状況になってしまったし、ポルトガルはワクチン完了してても隔離をしなければならないことになってしまったし、どこかに行く計画をしててもいつコロッと話が変わるか分からないので外国に行くのはやめとこう、というドイツ人が多く、それでドイツ国内はどこも混み混み。宿泊も高いようだし。でも、どこにも行かないことにももう疲れ切ったというか。だから切れやすい人が多くなったのだろうと思う。ホント困ったわねぇ…

めぎたちは夏休み第一日目(と言っても夏休みなのはめぎだけでうちのドイツ人は来週も再来週もずっと仕事だけど)、朝一でホームセンターへ。店内はマスク着用義務で、こんな風にディスタンス。ここからはスマホのXperia 5iiで撮影。
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それからパン屋やスーパーなどで買い物。この通りは5月ぐらいまでマスク着用義務だったが、緩和されて通りを歩く分にはマスクしなくてもよくなった。店の中は全て着用義務。つまり、マスクしていないと店に入れない。
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それも、不織布マスクかFFP2マスクが義務で、今やドイツ人も多くがこの分厚いマスクをしている。めぎもこのマスクしか使用していない。どうせしなきゃならないのなら、できるだけ危険を避けられるFFP2マスクよね、と思うのもあるが、学校から支給されたのがすべてFFP2マスクだったから。日本ではN95というんだったかな?
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昨日のコメントにあったご質問だが、ドイツで新規感染者数と呼んでいるのは、医者や検査場がロベルト・コッホ研究所にPCR検査で陽性になった人の数を報告した合算である。それには無症状の人も含まれる。ドイツではどこかに行ったり入ったりするのに検査の陰性証明が必要なことが多いし、学校でも週に2回検査していたので、無症状でも見つかることが多々ある。手軽に自分でできる検査キットも今やドラッグストアやスーパーに山と積まれて売ってるし、それで陽性になったらたいていPCR検査を受けに行くので、無症状で気が付かなかった例ももちろんあると思うが、少なくともドイツでは新規感染者数は実態に合っていると概ね考えられている。
これは金曜日に写したうちの紫陽花。ここからはZ50にフォクトレンダーの35mmF2.5をつけて、35㎜換算約50㎜で撮影。
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死者数は、去年の場合、例年よりちょうどコロナ死者数の分多かった。ドイツでもコロナ禍の初め頃はみんなのマスク着用とか手洗いとかのコロナ対応のおかげでインフルエンザでの死者数が減ったので、例年より死者の少ない月もあった。でも、新規感染者数が毎日2万人とか3万人とか続き、死者数が毎日数百人から千人を超えていた時期、つまり昨年秋から今年の春にかけては、例年の平均を大きく上回っていた。そしてその数が圧倒的に多いので、総じて言えば去年は例年よりコロナ死亡者数の分だけ死亡者が多いという結果になった。今年はまだ分からない。
これは植えた覚えのない植物なのだけど、なんなのかな…?
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余談だが、横浜に住んでいるめぎの叔母の一人がコロナに感染し、呼吸困難&脳出血&脳血栓を起こして入院中だという連絡が昨日入った。叔母は70代で、ワクチン接種予定日の2日前に39度の発熱で発症したようだ。叔父は濃厚接触者として自宅隔離中。どこでどう感染したかは全く分からないとのこと。みなさま、どうぞお気をつけて…

うちに篭っていれば一番安全なのだろうが、いつまでもいつまでも外に出かけずにいると精神的に参ってしまうし、せっかく頑張ってここまできたのに、サッカーのヨーロッパ選手権の所為で新規感染者数が増え、その所為でまた国境閉鎖とか14日間の隔離とかが導入されると、本当に腹立たしい。そのイライラでパニックやら暴力やらが起きるのは御免だし、ホントもっとなんとかならないのかなあと思う。
ここからはフルサイズのZ6に久々にZマウントの50mmF1.8をつけて撮影してみた。このレンズ、Zレンズの中ではかなりお安めなんだけど、結構いい写りするのでめぎのお気に入り。これはF4で。
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デルタ変異種の割合はつい3週間ほど前は陽性者の3%ほどだったのが今は50%以上になったというし、なんだか見通しの暗い状況なのだが、下がり続けた七日間指数が今日には4.9と、昨年の7月30日以来の低い数値となり、死者数も16人と圧倒的に減り、ワクチンの効果は出ていると思う。このまま死者や重症化する人が減り、そこそこ通常の生活をしていてもOKになればと願っている。
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コロナのことばかり考えていては気が滅入るので、気を取り直してせっかくの休みを満喫しないとね。
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