SSブログ

豪雨と洪水 [小さな出来事]

今日は旅行記をお休みして、今のデュッセルドルフのお話を。これを「小さな出来事」というカテゴリーに入れるのも何だけど。

めぎは今週ずっとうちでZoomで研修を受けていたのだが、その間ずっと雨だった。
a2.jpg


こんな雨の中出かけずにうちでヨーロッパ中の国の人と一緒に研修を受けられるオンラインってホントいいな~と思いながら過ごしていたのだが…月曜や火曜にはやむときもあったのだけど、火曜の夜から木曜の朝まで、つまり24時間以上ずっとずっとずっと降り続き、それも豪雨という名をつけるのに値する降り方で、さらにそれにゲリラ豪雨という名をつけてもいいかなという降り方も重なった豪雨が長時間休みなく降り続くという、ドイツ的に前代未聞の想定外の降り方をしたのだった。
a1a.jpg


それでもめぎの住んでいる地域は地下室に30cmぐらいの浸水があっただけでまあたいした話ではなかったのだが(地下室の浸水はめぎ家的に既に数回経験してて覚悟もしていた想定内の出来事で対策もしてあるのでたいした被害もないのだが)、州域内のあちこちで、さらにめぎたちの住む州の南に位置するお隣の州でも、洪水やら家が流されるやらで今わかっているだけでも約60人が亡くなる大変な被害だったようだ。(7月16日昼過ぎの時点で死亡者数は100人を超えた。)
a4.jpg
a5.jpg
a6.jpg


そんなわけで、お隣ケルンやヴッパータールやデュースブルクとをつなぐアウトバーンが通行止めになっていたり、電車もストップしていたりもしている模様。

めぎがドイツに住み始めて19年、ドイツでは雨が降ることは非常に多く、晴れのち雨のち晴れのち雨のち晴れのち…という天気の一日も多いのだが、基本的に雨は毎日ちょこっと何度か降るもの、という位置づけで、一日中しとしとと降り続く雨は一年に一回あるか否か。でもそれって、「しとしと」なのだ。ゲリラ豪雨みたいなのは雷雨として何度か経験しているが、それは長くてもせいぜい2~3時間。こんな熱帯地方の雨季みたいな雨が24時間以上降り続くのは64歳のうちのドイツ人でも初めての経験。
a7.jpg


上のトリミング。この夏はほとんど水遣りせずに済んでいる。
a7a.jpg


木曜日の午後になって、屋根裏の天井にシミができているのを発見。むむむ、屋根から雨漏りがあったということかも知れない…というわけで、まだどれほどの被害があったかは分からないのだが、現在の家が流された人もたくさんいる状況では、そんなシミ程度で屋根を直しに来てくれる順番が回ってくるのは来年の春ごろかも知れないわねえ…バルコニーの花は元気。
a9.jpg


これがまさに地球温暖化の影響なのかな、本当に我々、何かを変えていかなきゃいけないんだろうな、と思う。そう思いながらこうして電気使って記事書いてるんだけどね。

最後に余談だが、ここのところご紹介していた2017年の夏に使っていたD600は、現在めぎのオンライン授業用のカメラとして活躍している。以前D5600をそのために設置した話を書いたが、30分ほどでスリープしてしまうので、時間無制限にできるD600に変えたのだ。ついでに、キャプチャーボードも買って、全画面表示に。古いカメラを有効活用できることとなって、大満足。レンズも、数年前にアナログカメラを買ったときについてきたオールドレンズを使用。
a8.jpg


これって自己満足にすぎないけど、オンライン会議をしていると、めぎのカメラの写りは他と比べて抜群にいい。ぬけがいいというのはこういうことね、といつも思う。別にめぎの顔をそんなにハッキリくっきり見たくないよって思われてるかもしれないけどね。
nice!(32)  コメント(10)