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2022年秋 ヴィサンブール ブログトップ
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聖ペーター&聖パウル修道院教会 [2022年秋 ヴィサンブール]

今日は2022年秋のフランスのヴィサンブールのお話を。

散歩してきて辿り着いた教会。
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大きな建物で、見上げる場所によって全く形が異なる。
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日時計があった。肉眼では全く確認できなかったが、影は15時半頃を指している。実際、撮ったのは15時38分だった。
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教会の名前も分からず入っているのだが、とても重厚で美しい。
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教会ってこういう明るいところと暗いところの差が大きく、現在のカメラの進化の恩恵をいっぱい感じる。
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高いところにあるステンドグラス、綺麗なんだけどなかなか撮りにくいなぁ。
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ここは聖ペーター~聖パウル修道院教会という名前で、もともとは7世紀ごろに建てられたが、今残る建物の最も古い部分は11世紀の物らしい。聖ペーター(日本語では聖ペトロと言った方がいいかも?)と聖パウロの二人の聖人を祀っているが、それも昔は別々だったらしい。場所はこちら。



12世紀ごろに歴史の改竄が行われ(中世にはそれまでの歴史が新しい支配者との間で不都合になると別の歴史を書き換えることがよくあったのだとか)、ここを7世紀に作ったのはメロヴィング王国のダゴベルト1世だという系図が作られた。それで、教会の中には彼の彫像がある。
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↑と言っても、その時そのことを知っていたわけではなく、写してきたものをこれは何なのかな~と調べてみて(と言ってもせいぜいWikipediaをドイツ語とフランス語で読んだ程度だが…しかもフランス語は翻訳ソフトを利用したし)、たまたまこの銅像が見つかったので名前がわかっただけ。しかし、歴史の改竄の話はちょっと興味深い。

何が見所なのかもわからずに入っているため、アルザスで最も古いものの一つだというバラ窓は写していない。それはこちら。めぎが写してきたステンドグラスはこの写真。ぶれてる…
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こちらの聖母像もちょっとぶれちゃった…
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天井の造りが美しく…
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床に映る影も素敵だった。
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床自体は結構新しいかも。
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つづく。
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ヴィサンブールの修道院教会~その2~ [2022年秋 ヴィサンブール]

今日は2022年秋のフランスのヴィサンブールのお話を。前回書いた聖ペーター&聖パウル修道院教会の続き。
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教会をもっとうまく撮れるようになりたいな…ともう15年ぐらいずっと思いながら、ずっと同じ感じで停滞しているめぎ。
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後ろのパイプオルガンは、18世紀中ごろにJohann Friedrich Alffermannという人が製作を開始したが亡くなってしまい、その後Louis Duboisという人が1765年に完成させたというもの。2010~12年に修復されたとのこと。
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こちらのオルガンは1953年のRoethinger製。
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このシャンデリアと小さめのオルガンのある空間が綺麗だな、でもこのステンドグラスのバラ窓からはちょうど光が入ってきていなくて残念だな、と思って何となく何枚か撮っていたのだが…
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実はこのバラ窓こそが、ここの教会のステンドグラスの目玉、12世紀の終わり頃に作られた古いものとのこと。
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↑上の小さいのをトリミング。ここまで見えて、高性能のフルサイズセンサーに感謝。
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これはこちらからの引用。
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こちらのバラ窓は、入ってきた光が石壁に映って綺麗だなあと思ってこんな風に撮ってあったんだけどね。でも、正面からじゃないけどね。ま、普通に見学して撮ると下から見上げるわけで、特別なレンズを使うか、どこかに登らせてもらって上から撮らせてもらうかしないと、結局のところはWikipediaから引用したようなのは撮れないのよね。遠くから望遠で撮るという手もあるけど、そんないい望遠は持ってないし、離れられるのも限度があったりするしね。
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それから、このフレスコ画の方はたまたまちゃんと、でももちろん下から見上げて撮ってあった。聖クリストファーというらしい。14世紀に描かれたもので、11.5メートルという大きさがフランス最大なのだとか。
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こういう支柱を支えている彫刻も興味深い。13~14世紀の物だという。これを掘った人は、その時何を思っていたんだろう。自分の仕事が教会建築を支えている、というような自負などがあったのだろうか。それとも、そういう自己実現のような考えは、もっと新しいのだろうか。
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ここでの時間、いい時間だった。
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ヴィサンブール初日の散歩を終える [2022年秋 ヴィサンブール]

今日は2022年秋のフランスのヴィサンブールのお話を。

ヴィサンブールの修道院教会を見終えて出てきたら、すぐそばにクリスマスマーケット用の小屋がたくさん立っていた。
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ヴィサンブール地区コミュニティと書かれている。この辺りの共同のクリスマスマーケットがここに立つということなのかな。
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小屋は可愛いが、そのため後ろの壁画がよく見えなかった。
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その近くのこちらは「塩の家」。もともとは病院で、その後塩の倉となり、さらにその後屠殺場となっていたところだとか。
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うねうねしている屋根が面白い。
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そのそばのこちらのレストランでいつもお昼を食べていたのだが、この日はもうお昼に豪勢なフランス料理フルコースを食べたので、写真撮っただけ。
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おお~凄いカッコ…
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黄葉とこのタイプのガス灯(電灯かもしれないが)がいかにもヨーロッパ。
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黒いのはゴミ箱。
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この日はこれで散歩を切り上げ、宿に戻って一休みした。
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