船で南丫島へ [2011-2012年 香港]
現在年末年始の香港の話を連載中。今日から南丫島(Nán yā dǎoと読み、英語でLammaという)のお話を。
南丫島という文字を見たとき、「ナンなんとかって読むのかな」と想像していためぎは、うちのドイツ人にLamma島へ行こうと言われてもどこだか分からなかった。地図を見ながら、そんな島無いよ~と思ったら、アルファベットではLammaと書かれてる・・・どうしてなのかしら。Wikiで調べてみたら、南丫の訛った発音を英国人が使うようになったとのこと。南丫という島の名前の由来は、南の丫字の島という意味なのだとか。
ガイドブックによればこの南丫島は海鮮料理が美味しいとのことで、是非是非行きたいと思っていたので、うちのドイツ人の提案にすぐさまGoサイン♪ 次の日の昼前には尖沙咀から中環へ渡り、この波止場へ。
南丫島の船着き場は2つあるが、めぎ家は海鮮レストランが並ぶというこちらへまっすぐ向かうことにした。
船では甲板の一番後ろの席をゲット。一応屋根がついているが、屋内ではないので出航すると風が強い。ここに座っている人たちは皆、出航すると多くが屋内へ入り、もしくは持ち歩いていたダウンジャケットなどを急いで羽織っていた。
出航!
九龍と中環がどんどん遠くなっていく。これほど遠くなっても右側の香港島の海岸にはずっとずっと高層ビルが続いていたのにはびっくりしたけれど。香港って大きいのね。
そしてようやく高層ビルが途切れるポイントがやってきた。
その辺りまでくると、外海の船がたくさん見えた。
たくさんコンテナを積んだ大きな船もあるわねえ。
振り返るとここは香港島の裏側(南側)。反対側にも高層ビルと・・・
よく見ると、お墓のようね。
ここにもコンテナの大型船。
そして、ピークも見えた。ピークからは反対側の離島の風景も見えるってことね。
こうして束の間の船の旅を30分ほど楽しんで、南丫島に到着。
こんな船でやってきたの。
船着き場の左側にはこんな景色。
そして右側はこんな景色。レストランがいっぱい並んでいるわね~
でも、レストランの上には・・・なんてローカルなのかしら♪
つづく。
南丫島索罟湾 [2011-2012年 香港]
現在年末年始の香港の話を連載中。昨日から南丫島索罟湾のお話を。
南丫島(Nán yā dǎoまたはLamma)の索罟湾(Sok Kwu Wan・・・Kwuってどう読めばいいのかしらねえ)に着いて、まず寄ったのがこちらの公衆トイレ。
トイレから出てきたうちのドイツ人が心なしかうるうるした目でちょっと上気している。どうしたの?いやあ、それが、ちょっとトイレへ行ってみてよ・・・と言うので、めぎも入ってみたら、ハイドンの弦楽四重奏曲がかかっていた・・・そう、お分かりの方がもういらっしゃるはず。ドイツ国歌のメロディが流れていたのだ。もちろん香港の公衆トイレ当局はこれがドイツ国歌だと分かってかけている訳じゃないのだろう・・・ハイドンの弦楽四重奏曲をかけていて、たまたま第2楽章がちょうどうちのドイツ人がトイレに入ったときにかかっていた、ということなのだろうな。でも、遠い異国で国歌を思いがけず耳にしたときの気持ち・・・心の琴線に触れる。すっかり忘れていたのに、突然故郷への想いが熱く湧き上がる。音楽って不思議なものね。
そのお手洗い自体も、なかなか興味深い。こんな和式トイレみたいなのがあって・・・
使用後はこの桶から自分で水を汲んで流す。
さて、お手洗いを出ると、こんな細い道が続いていて、そこに魚介レストランがびっしりと建っている。そして、スゴイ呼び込みだ。でも、めぎ家はその呼び込みを吹っ切って、まずはこの通りを橋まで突っ切ってみることにした。
突っ切って向こう側へ出ると、こんなお寺が。天后宮っていうのね。
右側の阿形さんと・・・
左側の阿形さん。
お線香みたいなのがいっぱい立っている。
どんなときにどんな風にお参りするのかな。何を思ってお線香をこうしているのかな。
そこからずっとハイキングコースが続いていて、途中に田園風景や亜熱帯植物の森や展望台やビーチがあったりして、1時間半くらい歩くともう一つの波止場、榕樹湾(Yung Shue Wan)に出るらしい。その榕樹湾の方は、海鮮レストランだけじゃなくてカフェやらお土産屋さんやらがあり、香港在住の欧米人が多く住んでいるとのこと。うん、人とビルのものすごく多い香港中心部を避けてこの離島に住みたくなる気持ち、分かるわあ。
めぎ家はハイキングをせず、カフェにもお土産屋にも用はなく、魚介レストランしかないこの索罟湾に留まった。さて、元来た道を戻って食べる店を決めましょ。
あらまあ♪
わんちゃんが座っている食堂もあった。
つづく。
香港での食事 ~南丫島編~ [2011-2012年 香港]
現在年末年始の香港の話を連載中。いよいよ南丫島での食事のお話をどうぞ。
南丫島の索罟湾の海鮮レストランは、どこも海に面している。
陸側には水槽がいっぱい。
ほぉ~綺麗な色だな~~
いろんな貝もいるし・・・
ごそごそ忙しく動いているものも。
おお~元気がよいこと♪
どのレストランも、客がこの水槽を見てこれが食べたい、これをこういう風に料理して、と注文する仕組み。例えばこのイカさんは・・・
注文を受けたその場ですぐにこんな目に遭っていた・・・
いやだ~そんな目に遭いたくないっ!!
めぎたちは、真ん中あたりのこのレストランにした。どうやらツアー客もかなりいるようだった。大勢で大きな円卓を囲めたら、色々食べられていいだろうなあ。
めぎたちは二人なので、そうたくさんは食べられない。でも、是非食べてみたいものを少数精鋭で注文し、青島ビールを頼んでウキウキしながら待った。
頼んだのは、大きなエビのガーリック炒めと・・・
カニのおこわ。これ、カニにはいっぱいミソが入ってて、おこわに非常にいい出汁が出てて、絶品。
両方ともすごく美味しかった・・・そして、すごくおなかがいっぱいになった・・・エビとカニだから、我々は無口になって黙々と食べた・・・食べ終わってから、美味しいけれど食べるのが大変だからカニは今回で打ち止めにしようね、ということで一致した♪
ここのお支払いはもうよく覚えていないのだが、たしか全部で500H$(約5千円)くらいしたと思う。観光客向け価格なのか、ぼられたのか、これが相場なのか、全く分からないが、とても美味しかったことは確かである。