ナバラ州のドライブ [スペイン北部(バスク・カンタブリア)]
今日のお話はバスク旅行の二日目のこと。昨日ご紹介したドノスティア(サン・セバスティアン)を出てまず数日前にご紹介したザビエル城へ向かい、その後その辺りをドライブしてあるところへ向かうことに。
ザビエル城のあるJavier(ハビエル)から西の方へ進むとこんな工場があり・・・
Sangüesa(サングエサ)という町のところでアラゴン川を越え・・・
こんなところをうねうねとドライブ。
西のTafalla(タファーリャ)という町の方向へ。
この辺りはきっといつも風が強いのね。この日も走りながら常に強い風を感じてた。
Tafallaのちょっと手前、San Martin de Unxという村で一休み。
そこからTafallaへ行かずになかなか立派なOlite(オリテ)の方へ抜け、そこから南下。
今度は太陽発電の地帯を通り抜け・・・
↑太陽発電の手前にあるのは葡萄畑。この辺りのワインは太陽いっぱい浴びているんだなあと納得。ちなみに上の地図でOliteからN121を南下すると、この太陽発電が写っている。
そしてひたすら走ってぶつかったNA134を曲がっていくと・・・
こんな寂れた町に着く。
この町の裏がすごいんです・・・続きはまた明日。
スペインの砂漠地帯 [スペイン北部(バスク・カンタブリア)]
現在イースター休暇のバスク旅行記を連載中。
昨日の最後に着いた町はArguedas(アルゲダス)といい、その裏から細い道がこんな山の方へ入っていく。
こんな山の中をうねうねと抜けていくと・・・
突然ヤギがいるこんなところに抜け・・・
その先にこんな風景が。
ほおぉぉぉぉぉぉ~~~~
この辺りはLas Bardenas Reales(ラス・バルデナス・レアレス)という自然保護区域の砂漠地帯。415平方キロメートルに渡っていてヨーロッパ最大だとか。こんなアメリカみたいな景色がスペインにあったなんて。スペインって大きくて底が知れないわね~
この砂漠を見下ろす小高い丘の上にはこんな教会が建っていて・・・
その上をこんな鳥が旋回していた。
ところで、ここへは地図にもガイドブックにも載っていない真新しい道路が整備されつつあって・・・
こんな立派な駐車場が出来上がっていて・・・
EUがお金を出したという表示付きのこんな施設が建っていた。めぎが写真を写したのはこの展望台からで、その裏では子ども達を遊ばせたり、BBQができたりするようになっている。そうか、ドイツの税金はここへも流れているのね、としみじみ。この柱の一本はめぎの税金からかしら~なんて。
きっと数年後にはガイドブックも改訂されて、この新しい道路がここへのアクセスとして紹介されることだろう。でも、立派な道路を通ってさくっと来ることができても、ここの本当の面白さは伝わらないんじゃないかなあ。Arguedasという寂れた町のいったいどこから後ろへ抜けられるのかとぐるぐる回り、教会の後ろにようやく抜け道を発見し、Yarisも真っ青の細くて曲がりくねったところをそろそろと抜けて、辛うじて舗装してあるという感じの峠道をドキドキしながら走ってここへ辿り着いたあのわくわく感は、こうやってどんどん失われていくんだな・・・そして、観光バスが訪れたり、市民の憩いの場所として家族連れがいっぱい溢れたりするようになるのだろう。そうしたら、あの鳥はもっと奥地へ行ってしまうんだろうけど。
この景色を独り占めできためぎたち。幸せだった。
イルーニャ(パンプローナ) [スペイン北部(バスク・カンタブリア)]
昨日の砂漠地帯を後にしためぎたちは、二日目の宿を求めてイルーニャへ。
高台にあるこの町の郊外は、こんな殺風景なアパートやビニールハウスがあって、その後ろにすぐ山が控えているのだが・・・
高台の上にはナバラ王国の首都として10世紀から16世紀まで栄え、今はナバラ州の州都となっている古い町がある。これはこの町の市庁舎。
ね、この町、なかなかの建物でしょ。
ちょっと雑な感じもするけれど・・・
これはこれで整理整頓されているとも言えるかな・・・
売りに出されている部屋や建物も目立ったけど。古い建物、このまま保存されていくといいな。
この町はヘミングウェイのおかげで世界的に有名になったとか。
像があるのは、この人が愛した闘牛場の前。
その近くにはこんな建物の学校やら桜やら・・・
ボケもあった。デュッセルドルフは今ちょうど満開だから、2週間くらい早いわね。
バスク語でイルーニャというこの町は、スペイン語のパンプローナという名で知られている。ヘミングウェイが『日はまた昇る』で描いた闘牛の町で、7月のサン・フェルミン祭にはこんな牛追いが通りで行われるようだ。
このパンプローナに限らず、ナバラ州は牛追い祭りがあちこちで開かれるようだ。昨日の砂漠地帯へ抜ける前の小さな寂れた町にも牛追い祭りが行われる広場があって、そのための柵が設けられていた。
そして、こちらがヘミングウェイが上記の作品で描いたというカフェ。
ほら、カフェ「イルーニャ」という名前が。
中はすっごく豪華。この旅行で入ったバル(カフェの役割も果たしている居酒屋)とは全然違う・・・
♪ おまけ ♪
朝の光を浴びた町は、雨のちらつく前日とはずいぶん印象が違いますねえ。
明日はこの町の食事についての予定。