イルーニャ(パンプローナ) [スペイン北部(バスク・カンタブリア)]
昨日の砂漠地帯を後にしためぎたちは、二日目の宿を求めてイルーニャへ。
高台にあるこの町の郊外は、こんな殺風景なアパートやビニールハウスがあって、その後ろにすぐ山が控えているのだが・・・
高台の上にはナバラ王国の首都として10世紀から16世紀まで栄え、今はナバラ州の州都となっている古い町がある。これはこの町の市庁舎。
ね、この町、なかなかの建物でしょ。
ちょっと雑な感じもするけれど・・・
これはこれで整理整頓されているとも言えるかな・・・
売りに出されている部屋や建物も目立ったけど。古い建物、このまま保存されていくといいな。
この町はヘミングウェイのおかげで世界的に有名になったとか。
像があるのは、この人が愛した闘牛場の前。
その近くにはこんな建物の学校やら桜やら・・・
ボケもあった。デュッセルドルフは今ちょうど満開だから、2週間くらい早いわね。
バスク語でイルーニャというこの町は、スペイン語のパンプローナという名で知られている。ヘミングウェイが『日はまた昇る』で描いた闘牛の町で、7月のサン・フェルミン祭にはこんな牛追いが通りで行われるようだ。
このパンプローナに限らず、ナバラ州は牛追い祭りがあちこちで開かれるようだ。昨日の砂漠地帯へ抜ける前の小さな寂れた町にも牛追い祭りが行われる広場があって、そのための柵が設けられていた。
そして、こちらがヘミングウェイが上記の作品で描いたというカフェ。
ほら、カフェ「イルーニャ」という名前が。
中はすっごく豪華。この旅行で入ったバル(カフェの役割も果たしている居酒屋)とは全然違う・・・
♪ おまけ ♪
朝の光を浴びた町は、雨のちらつく前日とはずいぶん印象が違いますねえ。
明日はこの町の食事についての予定。
2010-04-17 02:00
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コメント(21)
立派な建物!バルコニーの柵(?)や張り出し窓(?)も一つ一つ主張があって、面白いです。カフェも豪奢な感じですね。
by tanpopo (2010-04-17 02:09)
牛追い祭りがあちこちで行われるとは・・・・、大変な迫力ですね^^。
by krause (2010-04-17 05:02)
電線が見えない町並みっていいですね。
by Baldhead1010 (2010-04-17 05:46)
毎年7月の牛追い祭りの朝は、
連日スペインのTV局でこの様子の中継を見るのが楽しみ。
いつも牛の通る道しか見てなかったので、
こんな素敵な内装のバルがあるとは知らなかったなぁ。
柱が上着掛けになってるの、実用的♪
by Inatimy (2010-04-17 06:06)
素敵な街並みですね~。
バルコニーかな? 可愛いい♡
牛追い祭り、テレビで見たことあります。
実際に見てみたいな^^
by hatsu (2010-04-17 06:41)
写真がくっきり、迫力がありますねぇ。スペインの陽射しがそうさせているのかもしれません。闘牛見てみたいです。
by ぽりぽり (2010-04-17 09:08)
素敵な建物ですねぇ~
こういうのこちらにないのですごい新鮮(^^)
by いとお (2010-04-17 09:28)
めぎはここにいるーにゃ、みたいな。
(誰も言わないからあえて私が言っておきました。)
by 春分 (2010-04-17 10:09)
豪華なカフェに古い街並み、いかにもヨーロッパだなあと思いますが、
バスクってヨーロッパの範疇に入るのでしょうか?
地理的と言うことではなくて文化的に、なんですが。
by ナツパパ (2010-04-17 10:57)
カラフルで素敵な街ですね
バルも豪華です、落ち着いた雰囲気がいいですね。
桜もボケもきれいです。
by やよい (2010-04-17 12:34)
建物が凄く印象的ですね。ヘミングウェイ好きです。「日はまた昇る」もう一度今の視点で読んでみたくなりました。
ボケの赤きれいですね。
by マリエ (2010-04-17 15:30)
かつてはピレネーにおけるマジノラインでしたが、新興住宅整備はこんなふうに進んでいたのね。住民には必要な改革ですが、外から来た者にはどうしても味気なく映ってしまうね、いずこの国でも。ヘミングウエイとバロック様式とボケの花。いいな。
by もんとれ (2010-04-17 16:31)
壁を這い回っているケーブル類がすごいですね。
歴史ある古い建物も、インフラの整備は必要なわけで、しかたないですね。
by YAP (2010-04-17 16:32)
バルコニーに洗濯物を干してないんだね。
乾燥機で乾かすんだろうなぁ^^;
by あかえび (2010-04-17 20:29)
素敵な町並みですね~
カフェもとっても素敵♪
by miffy (2010-04-17 20:44)
パンプローナも素敵な街ですね。建物や装飾がとても美しいです。
カフェは、老舗の名店という感じで豪華さがありますね。
出遅れたので遡って全部見させていただきました。私が唯一訪れたサン・セバスティアン、いいお天気だと眺めが全く違いますね。私が訪れた時は、どんよりした曇り空だったので、グレーな街の印象となりました。本当はめぎさんのブログにあるような美しい青いコンチャ湾をイメージして楽しみに訪れたのに...!
バスク内でも、内陸部の景色は距離的にはそう離れてないはずなのに、国境を越えるとガラッと様子が変わるのですね~。
by Mimosa (2010-04-18 00:53)
>みなさま
イルーニャ(パンプローナ)の話にコメントとniceをありがとうございました。
お洒落なようなくすんでいるような、昔のよき時代の雰囲気を残しているような煮詰まったり燻ったりしているような、不思議な印象の町でした。雨じゃなければもっと明るい印象が残ったかも知れませんが。古い街並みを残しつつインフラを整えてきているので、電線やケーブルがいっぱいありましたが、それを電柱に吊り下げずに壁をはわせているのが興味深かったです。
雨がちな日でしたので洗濯物が見当たりませんが、スペインでは洗濯物をベランダの手摺りに干します。乾燥機など持っていないと思われますがねえ。ちなみにドイツにも乾燥機は普通ありません。
牛追い祭りのイメージとこのヘミングウエイのカフェがずいぶんミスマッチで、なんとも不思議な町でした。牛追いの時にはとてもホテルは一泊3千円などでは取れないそうです。しかも、一年前から予約いっぱいだとか。写真で見る限り、ものすごい熱気のようでした。
by めぎ (2010-04-19 06:54)
>春分様
そうにゃの、いたーにゃ♪
by めぎ (2010-04-19 06:54)
パンプローナ、素敵な町ですね。闘牛は動物愛護団体の抗議により、開催が制限されつつあるようですね。
by たいちさん (2010-04-19 14:21)
>たいちさま
そうなんですか!?それは、ちょっと、なんだかなあ・・・
by めぎ (2010-04-20 04:54)
牛追いとヘレスの馬祭りは、その年宿泊した客がそのまま来年の予約をして帰るから、まずとれないのよね・・。「じゃあ二年後の予約をするしかないじゃん!」と云ったら「そんな先まで生きているかどうか分からない」。ハンフリー・ボガードかと笑ったけど、毎年来てくれるお馴染みさんのほうを優先している様子は分かりました。理にかなってる。
by もんとれ (2010-04-21 16:37)