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スペイン北部(バスク・カンタブリア) ブログトップ
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イルーニャの食事 [スペイン北部(バスク・カンタブリア)]

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現在イースター休暇(3月29日~4月5日)のスペイン・バスク旅行記を連載中。昨日はナバラ州のイルーニャ(パンプローナ)の街並みをご紹介。今日は夕飯編。

夜7時過ぎ、多くは8時頃にならないと夕飯が提供されないスペイン。レストランはその時間にならないと開かないし、バルは開いていてもその時間前はピンチョス(タパス)がカウンターに並ばない。おなか空いたね~と言いながら歩いていたら、あら、ここはなんの行列かしら?
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ケーキ?菓子パン?
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↑貼ってある黄色い紙によると、4月1日から5日まで閉店ですって。その期間はスペインでは聖週間の祝日。スペインはドイツと同じように祝日にはお店をお休みするみたいね。

めぎが食べたいのは甘いものじゃないの・・・と彷徨って、7時半頃ようやく食べ物を出してくれるバル(居酒屋)を発見。まず飲んだのは、高いところからじゃじゃーっと注ぎ入れるタイプのシードラことシードル。カタクチイワシ、美味しかった♪
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スペイン・バスク地方のバルやカフェは喫煙OK。喫煙大国ドイツでもレストランなどでは禁煙になってきているが、バスクはまだまだ喫煙者が大手を振って歩ける国。いや、タバコを吸うことに特に悪気も、煙ったくてごめんね、という意識も全くなくて、王手を振って歩くと言うより吸うのが普通と感じる国。ちなみにこの表示はたぶんバスク語。
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7時半頃食べ始めるのはスペイン的にはちょっと早め。子連れのこの方々は外国人旅行者。だからちゃんと子供に早めに夕飯食べさせている。スペイン人の夕飯は子連れでも夜9時以降。
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バルは梯子するもの。一カ所でおなかいっぱいになるまで食べずに、いくつかお店を梯子いたしましょ。いっぱいこれがぶら下がっているここ、いいわねえ♡
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ほら、純正のハモン・イベリコですよ~ドングリしか食べていないイベリコ豚の生ハム。最高~♡
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足も黒光り♪
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ここではこんな風にカウンターに立っていろんなお皿から色々つまむの。
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ハモンも美味しかったし、ピンチョスも美味しかった~
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なかでもこれが非常に美味しかった。フランスパンみたいなパンのスライスに乗っているのはちっちゃな鰻みたいなの。塩茹でしたような感じだった。その上には赤パプリカをマリネしたもの。
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この頃のスペインの日没は8時40分頃だった。だから、7時半頃から食べ始めると、食べ終わって外に出てもこんなに明るい(バルのカウンターでつまんでいるだけだから、長居をしていない。赤提灯のラーメン屋さんののりかしら)。
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だからそのまま宿に行って寝るのがなんだか勿体なくて、昨日ご紹介したカフェ・イルーニャに行ってみることにした。あのカフェは夜にはこんなに賑やか。
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ネーム入りの砂糖、持って帰りました~♪
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夜になると活気の出るスペイン。まだ2日目のこの日は、これからスペインが祝日に入ってその夜の活気がますます盛り上がっていくということを知らずに静かに寝入ることのできた最後の夜だった。
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ガステイス(ビトリア) [スペイン北部(バスク・カンタブリア)]

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イースター休暇の旅行からもう一ヶ月が過ぎ、GWもないし、夏休みまではまだまだで、仕事の方でも色々山積みで煮詰まっているめぎ。ちょっと旅行記復活して旅行気分でも味わおうかしら(これを逃避というのだろう)。

そんなわけで、今日からまた3月29日から4月5日までのスペイン・バスク旅行記にどうぞおつきあいを。今日はようやく第3日目。イルーニャ(バスク語でパンプローナのこと)を後にして、まずはアウトバーンをガステイス(バスク語でビトリアのこと)へ。遠くに見えた山が綺麗だった。
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ガステイスはバスク自治州のアラバ県の県都であり、またバスク自治州の州都でもある。例によってバスク語ではガステイスという名前だし、スペイン語ではビトリア。このようにバスク地方では地名もバスク語とスペイン語があってたいてい全然違うが、アウトバーンには両方の表示が出ていた。それもつい最近のことで、20年くらい前にはまだバスク語表示はなかったそうだけど。そういえばそういう標識の表記を全然写してこなかったな・・・そういう複数語の表記はオランダやベルギーなどでもあるため、めぎにはもうあまり珍しくない。でも、ブログのためにはやっぱり一枚でも撮ってくるべきだったわね。旗はいっぱい撮ったんだけど。
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ガステイスはこれまでのドノスティア(サン・セバスティアン)やイルーニャ(パンプローナ)と比べるとちょっと落ち着いた印象。
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あ、オークの木の紋章ね。
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歴史的建築物と・・・
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洗濯物が町のど真ん中に共存しているところ。
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この辺りにはカフェがいっぱい。
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その一つでハモンサンドのお昼ご飯♪
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歩いていると色々目に入るが、この日は強行軍で移動中。あまりゆっくり見ることができず、雰囲気のみ。
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でもね・・・
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これは思わずゆっくり時間かけて撮っちゃいましたわ!
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コウノトリさん、めぎが確認できただけでもこの時計塔の上に4羽、巣が2つ。
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飛んでいる姿、優雅でしたわ~
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ビルバオ [スペイン北部(バスク・カンタブリア)]

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現在3月29日~4月5日のスペイン・バスク旅行記を連載中。今日は第3日目の移動中に立ち寄ったビルバオのお話を。

昨日のガステイス(ビトリア)からアウトバーンを北上するとビルバオ。ビルバオはバスクの文化の中心地であり、かつ最も経済力のある工業都市でもある。大都市となったビルバオにはあまり興味がなかったのだが、うちのドイツ人がこの建物だけ一目見たいというので移動途中に立ち寄った。まず対岸に駐車。
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こんな並木道を・・・
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こんな建物のある通り沿いに歩きながら・・・
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まずは橋のたもとまで。(この写真は別の角度から撮ったもの)
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そこには有り難いことにエレベーターがあって・・・
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あっという間に橋の上♪
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なかなか素敵な橋でしょ。この先ずっと行くと空港。
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下るとビルバオの市街。
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そして、この橋の上からはこの建物がこんな風に見えるの!
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グッゲンハイム美術館、面白い造形ですね~
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蜘蛛さんも♪
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こうして橋を渡りきると・・・
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そこにはこの有名なワンちゃんが。
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オットー・ゲーリーのこの建物を見ることだけが目的だったので、中には入らず・・・
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入り口付近でお茶して・・・
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それからぐるりとまわってもう一つ向こうの橋を渡って車へ戻ることとした。
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すぐ近くにはこんな建物が建設中。ビルバオに限らずバスク地方は怖ろしい勢いで開発が進んでいる印象。先日ご紹介した砂漠地帯の展望ランドと道路もそうだけど、アウトバーンもあちこちで建設中だったし、地図ではここまでしか高速がないのに実際はもっと先まであったというのがザラだったし、2008年度版の地図には載っていない道がホントにいっぱい。EUは(ドイツの税金は)、ギリシャだけじゃなくてスペインの開発もずいぶん助けている模様・・・
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スペインやらギリシャやらにはめぎの雀の涙の給料から引かれた税金が流れ(バスクの真新しい道路や施設にはどこもかしこもEUが援助したという表示が出ていたし、ギリシャの件はみなさまもご存じの通り)、その一方でめぎたちはお金無くて一晩一人3千円の安宿に泊まり歩いているのって、なんとなく理不尽なような気がするのだけど。

こういうごちゃごちゃしたモザイクのようなパッチワークのような景色がバスクを、そしてまたヨーロッパを表しているような気がした。ホントここは、いろんな文化・民族・様式・習慣・ものの考え方がモザイク状態に存在しているところ。
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こうしてさくっと現代ビルバオのシンボル的なグッゲンハイム美術館を見た後は、めぎたちはこの日の夜サンタンデルという町に入るわけだが、そこからしばらくカンタブリア州の話になる。つまり、バスク地方ではなくなるということ。景色に大きな違いはないが、標識からバスク語が消え、町にバスクの旗が見当たらなくなり、バルに色々なピンチョス(串刺しタイプのタパス)が並ぶ光景もなくなり、やっぱり文化が違うんだなあと感じたカンタブリア州の様子もどうぞお楽しみに。

あ、でも、またちょこっとデュッセルドルフの話がその前に入るかも・・・
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