遠いドイツ [2023年夏 日本]
今日も2023年夏の日本旅行のお話を。今日は一足飛びに帰りの飛行機、つまり日本からドイツへの飛行機のこと。最初に書いてしまうのは、昨日の日本行きのと比べておきたいと思うし、いつか迎える旅行記の終わりにこの話を書こうという意欲がたぶんないと思うので。
帰りは羽田発だった。第3ターミナル。
初めての羽田第3ターミナルなので、ちょっとお散歩。グッチの広告、羽生君だったらよかったのにな~これはパラパラで。
ANAのラウンジが使えたのだが、もう日本食にはほとんど興味がわかず、うどんやら寿司やらANA特製カレーやらあったのだが食べたのは唯一今まで食べなかったお赤飯のおにぎりと、妙に惹かれたサンドイッチ。この手のサンドイッチ、めぎはほとんど食べないのだが、とうとうパンが恋しくなったということかな。ドイツパンとは全く違うのだけどね。これもパラパラで。
さて、行きは成田着だったのに帰りが羽田発なのは、帰りはルフトハンザだったから。
めぎが飛行機を予約した3月当時、オーストリア航空の日本発着便数は非常に少なく、7月10日には日本発が無かった。それで同じスターアライアンスのルフトハンザが代わりに売られたのだ。スイス航空とANAも選べるようになっていたが、スイスはドイツより西側なので遠回りとなるので却下、ANAは高すぎて論外。ミュンヘン経由というのもあったのだが、若干高めでフランクフルト経由とした。まあ結果的にはフランクフルト経由も若干遠回りだったのだが。
その後オーストリア航空も便数を増やし、たしか6月から7月10日日本発の便ができたのだが、めぎは予約をそのままにした。というのは、これに乗ってみたかったから。
↑これ、2階建てなのだ。ボーイング747-8である。
2階はビジネス専用。当然2階の席を予約した。
窓側。席の横に荷物を入れる場所があって、その分スペースがあって広々。
その代わり、隣が妙に近い。間に衝立もないし、お一人様仕様でもない。ハッキリ言えばカップルや友達同士用の席という感じ。でも、たまたまお隣になった紳士はとても控えめで静かな方で(ツアーでスペインに行くという日本の方)、お手洗いに行くタイミングなども上手く合い、快適に過ごすことができた。
足元はこんな感じ。白い包みの中はフルフラットにした際に座席に敷くマットで、寝るときはこの細い部分に足を置く形となる。ちょっと狭苦しい。それに、そういう意味で本当にお隣が近い。まあ顔はそこそこ離れているのでいいのだけどね。エコノミーと比べたらずいぶん遠いしね。
さて、乗客全員が乗り込み、搭乗する部分が離れていった…この瞬間、ああ、日本さようなら、という言葉が浮かんだ。
そして離陸。
前の席の若者が窓に張り付いて眺めていた。彼もめぎと同じ心境なのかな。
ここからの写真は明るすぎて映り込みが凄いのやらブレブレばかりだが、記録として載せる。東京を離陸して、本当は黄色の線の方へ向かうはずなのだが、飛行機は反対方向を向いている。帰りも南回りなのかな…
離陸から10分後ぐらいの撮影で、飛行時間は13時間22分と出ている。行きの11時間23分より2時間も長い。風の所為なのかな…
結構揺れる中、食事が始まった。グラス半分ほどのシャンパンがこぼれるかなと思うほど揺れた。
前菜が来る頃、飛行機はここだった。本来向かうはずの方向とはまるで違う方へ。北回りらしい。
前菜は仔牛肉のローストビーフで、メインは牛すきのようなもので、これを見て以前のYAPさんのブログで紹介されていた「ご飯にたれが侵食しててむむむ」というのを思い出したのだが、この包み紙のおかげでご飯には侵食しないものの、お肉にたれをつけて食べるのが非常に面倒で、箸も無かったし、非常に食べにくかった。でも、味はまあまあ及第点。デザートはケーキに惹かれず、チーズとフルーツの盛り合わせにした。
食事が終わると飛行機はここだった。北海道、さようなら…北方領土を避けて飛んでいるわね。
ひと眠りして、ベーリング海峡を飛んでいる頃。
この辺でようやく飛行機はヨーロッパへと向きを変えるようだ。
次に目が覚めたのは白い氷の上。
シェードを上げて外を写してみた。
この氷の割れ目は昔からなのか、温暖化の所為なのか…
飛行は半分を超えたかな…あと6時間を切った頃。
このときだったか、途中のサービスとして飲み物とおにぎりとフルーツを頂いたのだが、暗いので写していない。お手洗いにも行ったのだが、2階には2カ所お手洗いがあるものの、1カ所は壊れてて使えず、32席(実際は25人ぐらい)に対し1カ所となり、ちょっと不便だった。お手洗い自体もビジネスでこれですかという狭さと設備だったし、ボーイング747-8はもうかなり古いという印象。安かろう…ということかな。
その次に目が覚めたのは、アイスランド近く。
それからまた1時間以上飛び、デンマークの北端の西岸を飛んでいる頃、やっとあと1時間ほどになった。
そんな間際になってから、最後の食事。このとき、めぎはドイツのソーセージを選んだ。パスタという選択肢もあったのだが、それよりはドイツ食の方に惹かれて。日本食は選択肢になかった。これ、結構美味しかった。特にマッシュポテトが美味しかった。ああ、ドイツに戻ってきたなあという気がした。飲み物はトマトジュース。
そしてニーダーザクセン州の畑が見えてきた…
こうしてデュッセルドルフを通り越してフランクフルトに到着。EU入国はフランクフルトで。EU国民はデジタルだが、めぎは有人の審査。でも、あっという間に通過。
ラウンジで一休み。
そして最後のフライトへ。
到着!このとき22時6分なのだが、緯度の高いドイツはまだ明るい。
明るいうちに着けた~と喜んだのだが、まず降りるためのタラップがまだ到着していないというアナウンス。次に、お預け手荷物が出てくるまでに1時間以上待つという事態になった。ああ、ドイツだわ~これは23時23分の撮影。
こんな状態で待っていた…日本だったら即刻注意されるだろうが、人手不足のドイツ、ついでに夜中でさらに人出削減していると思われるドイツ(夜に働かせると賃金が高いから)、荷物を運ぶ人員も少なければこういう場所で見張っている人も全くいなくて、めぎもベルトコンベヤーに座って待機していた。最初はベンチに座っていたのだが、お手洗いに行きたくなり、その後座る場所を失ってしまったのだ。床に座っている人も多数いたし、上の写真でめぎの方を向いている男性はテーブルに座っている。こういうとき、一人旅って辛い。
やっとやっと荷物が出てきて、タクシーに乗って帰ったのだが(夜遅く着く便だったのでうちのドイツ人は迎えに来ないで自宅で待っていた)、スーツケース2つをタクシー代の他に30ユーロ払って4階まで運び上げてもらい(高すぎた気がするけど疲れ切っててもうどうでもいいという気分)、最終的に自宅に到着したのは0時半頃だった。
以上で帰りのお話はおしまい。
帰りは羽田発だった。第3ターミナル。
初めての羽田第3ターミナルなので、ちょっとお散歩。グッチの広告、羽生君だったらよかったのにな~これはパラパラで。
ANAのラウンジが使えたのだが、もう日本食にはほとんど興味がわかず、うどんやら寿司やらANA特製カレーやらあったのだが食べたのは唯一今まで食べなかったお赤飯のおにぎりと、妙に惹かれたサンドイッチ。この手のサンドイッチ、めぎはほとんど食べないのだが、とうとうパンが恋しくなったということかな。ドイツパンとは全く違うのだけどね。これもパラパラで。
さて、行きは成田着だったのに帰りが羽田発なのは、帰りはルフトハンザだったから。
めぎが飛行機を予約した3月当時、オーストリア航空の日本発着便数は非常に少なく、7月10日には日本発が無かった。それで同じスターアライアンスのルフトハンザが代わりに売られたのだ。スイス航空とANAも選べるようになっていたが、スイスはドイツより西側なので遠回りとなるので却下、ANAは高すぎて論外。ミュンヘン経由というのもあったのだが、若干高めでフランクフルト経由とした。まあ結果的にはフランクフルト経由も若干遠回りだったのだが。
その後オーストリア航空も便数を増やし、たしか6月から7月10日日本発の便ができたのだが、めぎは予約をそのままにした。というのは、これに乗ってみたかったから。
↑これ、2階建てなのだ。ボーイング747-8である。
2階はビジネス専用。当然2階の席を予約した。
窓側。席の横に荷物を入れる場所があって、その分スペースがあって広々。
その代わり、隣が妙に近い。間に衝立もないし、お一人様仕様でもない。ハッキリ言えばカップルや友達同士用の席という感じ。でも、たまたまお隣になった紳士はとても控えめで静かな方で(ツアーでスペインに行くという日本の方)、お手洗いに行くタイミングなども上手く合い、快適に過ごすことができた。
足元はこんな感じ。白い包みの中はフルフラットにした際に座席に敷くマットで、寝るときはこの細い部分に足を置く形となる。ちょっと狭苦しい。それに、そういう意味で本当にお隣が近い。まあ顔はそこそこ離れているのでいいのだけどね。エコノミーと比べたらずいぶん遠いしね。
さて、乗客全員が乗り込み、搭乗する部分が離れていった…この瞬間、ああ、日本さようなら、という言葉が浮かんだ。
そして離陸。
前の席の若者が窓に張り付いて眺めていた。彼もめぎと同じ心境なのかな。
ここからの写真は明るすぎて映り込みが凄いのやらブレブレばかりだが、記録として載せる。東京を離陸して、本当は黄色の線の方へ向かうはずなのだが、飛行機は反対方向を向いている。帰りも南回りなのかな…
離陸から10分後ぐらいの撮影で、飛行時間は13時間22分と出ている。行きの11時間23分より2時間も長い。風の所為なのかな…
結構揺れる中、食事が始まった。グラス半分ほどのシャンパンがこぼれるかなと思うほど揺れた。
前菜が来る頃、飛行機はここだった。本来向かうはずの方向とはまるで違う方へ。北回りらしい。
前菜は仔牛肉のローストビーフで、メインは牛すきのようなもので、これを見て以前のYAPさんのブログで紹介されていた「ご飯にたれが侵食しててむむむ」というのを思い出したのだが、この包み紙のおかげでご飯には侵食しないものの、お肉にたれをつけて食べるのが非常に面倒で、箸も無かったし、非常に食べにくかった。でも、味はまあまあ及第点。デザートはケーキに惹かれず、チーズとフルーツの盛り合わせにした。
食事が終わると飛行機はここだった。北海道、さようなら…北方領土を避けて飛んでいるわね。
ひと眠りして、ベーリング海峡を飛んでいる頃。
この辺でようやく飛行機はヨーロッパへと向きを変えるようだ。
次に目が覚めたのは白い氷の上。
シェードを上げて外を写してみた。
この氷の割れ目は昔からなのか、温暖化の所為なのか…
飛行は半分を超えたかな…あと6時間を切った頃。
このときだったか、途中のサービスとして飲み物とおにぎりとフルーツを頂いたのだが、暗いので写していない。お手洗いにも行ったのだが、2階には2カ所お手洗いがあるものの、1カ所は壊れてて使えず、32席(実際は25人ぐらい)に対し1カ所となり、ちょっと不便だった。お手洗い自体もビジネスでこれですかという狭さと設備だったし、ボーイング747-8はもうかなり古いという印象。安かろう…ということかな。
その次に目が覚めたのは、アイスランド近く。
それからまた1時間以上飛び、デンマークの北端の西岸を飛んでいる頃、やっとあと1時間ほどになった。
そんな間際になってから、最後の食事。このとき、めぎはドイツのソーセージを選んだ。パスタという選択肢もあったのだが、それよりはドイツ食の方に惹かれて。日本食は選択肢になかった。これ、結構美味しかった。特にマッシュポテトが美味しかった。ああ、ドイツに戻ってきたなあという気がした。飲み物はトマトジュース。
そしてニーダーザクセン州の畑が見えてきた…
こうしてデュッセルドルフを通り越してフランクフルトに到着。EU入国はフランクフルトで。EU国民はデジタルだが、めぎは有人の審査。でも、あっという間に通過。
ラウンジで一休み。
そして最後のフライトへ。
到着!このとき22時6分なのだが、緯度の高いドイツはまだ明るい。
明るいうちに着けた~と喜んだのだが、まず降りるためのタラップがまだ到着していないというアナウンス。次に、お預け手荷物が出てくるまでに1時間以上待つという事態になった。ああ、ドイツだわ~これは23時23分の撮影。
こんな状態で待っていた…日本だったら即刻注意されるだろうが、人手不足のドイツ、ついでに夜中でさらに人出削減していると思われるドイツ(夜に働かせると賃金が高いから)、荷物を運ぶ人員も少なければこういう場所で見張っている人も全くいなくて、めぎもベルトコンベヤーに座って待機していた。最初はベンチに座っていたのだが、お手洗いに行きたくなり、その後座る場所を失ってしまったのだ。床に座っている人も多数いたし、上の写真でめぎの方を向いている男性はテーブルに座っている。こういうとき、一人旅って辛い。
やっとやっと荷物が出てきて、タクシーに乗って帰ったのだが(夜遅く着く便だったのでうちのドイツ人は迎えに来ないで自宅で待っていた)、スーツケース2つをタクシー代の他に30ユーロ払って4階まで運び上げてもらい(高すぎた気がするけど疲れ切っててもうどうでもいいという気分)、最終的に自宅に到着したのは0時半頃だった。
以上で帰りのお話はおしまい。