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クリスマスなんですが、いや、クリスマスなので [文化の違い]

12月24日にしてやっと時間ができて、クリスマスの飾りのクリッペを出しためぎ。クリッペというのはキリスト生誕のジオラマのこと。
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そして、午後2時過ぎに仕事を終えたうちのドイツ人とツリー設置に取り掛かった。
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…が…
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このスタンドが壊れてしまい、ずい分いろいろ工夫してみたがどうしてもまっすぐ立たない。壊れたのは底の真ん中にある釘のようなもので、それが幹に突き刺さって固定されるのだが、それが無いと、横から固定しても底で滑って傾いてしまうようなのだ。
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で、とりあえず傾く方を壁に寄りかからせてある。この時点で15時過ぎ。
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壁に寄りかからせて後ろは見ないことにして飾り付けようかとも考えたが、傾く方は枝ぶりが良い側で、つまりそちらを表にして立てたいのだ。しかしそれでは倒れてしまう。

そして、ダメもとでスタンドを買いに出てみた。
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しかし無情にもどこもかしこも14時で閉まっていた。ひょっとして16時まで開いてないかなあと期待したけど、ダメだった。それどころか、たいていは12時まで。
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ドイツではクリスマスは最も大切な祝日で、25~26日が完全に閉まってしまう。レストランやカフェもほとんどがお休み。今年はコロナもあるからまさにすべての飲食店が閉店。それに先立ち24日の午後から休みに入るのが大多数で、スーパーもデパートもそれ以外の店も全て閉まって、町はシーンとしていた。歩いているのは訳アリの人だけ…つまり、帰る家がないとか、家があっても帰りたくないような人だけ。そういう人でもクリスマスは上記のようにどこも開いていないので自宅に篭るのが普通なのだが、どうしても外に出る人というのは本当にかなりの訳アリ。ま、めぎもこのときばかりは大いに訳ありだったのだが、とにかくドイツの24日の15時過ぎというのは普通の人なら(キリスト教徒でなくても)全く外には出ない時間帯なので(住宅街なら子連れの散歩がアリだと思うが商店街に出てくる人はいないので)、めぎも今までそんな時間に出歩いたことはなかったし、絡まれないように気をつけながら歩くという感じだった。
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いつものマルクト市場はひっそり。立っている3人は、なぜかここでワインを飲んでいた。そう、24日の午後4時近くに外にいる人たちって、もう酔っているのだ…
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なんとなく、この灯りに癒された。
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そんなわけで、めぎたちがスタンドを買えるのは27日になってからである。残念ながらツリーに蝋燭を灯したりできるのはその後ということになる。ドイツのクリスマス期間は1月6日まで続くので、その後でも十分にツリーを楽しめるのだが、27日にスタンドがまだ売っていればいいけどね…
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もともとは26日に友人家族を招いていたのだが、コロナでキャンセルにした。でも、ホント、キャンセルしててよかったわ…クリスマスにツリーなしじゃ、何のために来るのかってことになっちゃうものね。
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