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薔薇の騎士 [2019年春 ウィーン]

現在、3月中旬のウィーンの話を連載中。

1幕目が終わって、休憩中。
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めぎたちの席は3階で、下に降りるのも面倒なのでテラス席に出てみたのだった。
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こんな景色を見下ろせる。
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ああ、ウィーンだわねえ・・・
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今回見に来たオペラはこちら。日本語で「薔薇の騎士」。
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17時半に始まって、休憩が2回。これは休憩の予定時間で、終わりは21時半頃の予定。長丁場のオペラなのだ。
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実はこのオペラ、めぎたちが見たこの日が382回目の公演。オットー・シェンクという人の演出の初演は1968年、51年前である。リヒャルト・シュトラウスの音楽は素敵だし、フーゴー・フォン・ホーフマンスタールの台本は素晴らしいし、薔薇の騎士は大好きなオペラなのだが、めぎたちは今回、このオットー・シェンクの伝統の演出が見たかった。いや、めぎは20年くらい前に一度見たことがあるのだが、そのときは一人だったし、まだまだわからないことがいっぱいあった。今回はうちのドイツ人という解説者付きで・・・というのは彼自身がその昔ハンブルクの国立オペラ座で何度もこの「薔薇の騎士」に子役で出演していたし、ドイツ文学の修士をとってもいるので、ホーフマンスタールのドイツ語の深い意味などもいろいろ聞けるわけで・・・2ヶ月くらい前から二人で予習して準備して、伝統のオットー・シェンクの演出を見に行ったというわけである。

この日、残念ながら急病だとかでオックス男爵が代役となっていた。代役の人も悪くなかったが、Peter Roseさんを見てみたかったな・・・
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これは2回目の休憩時。かなり寒くなってきてて、写真を撮っただけですぐに中に入った。
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そして終わったときのカーテンコール。ホント、しみじみ・・・元帥夫人の言葉が身に沁みる歳になったのよね・・・
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382回目の公演は、ひょっとするとちょっとだれてきてもいるんじゃないかしら、と思うようなところがあったけれど、ウィーンフィルの演奏も良かったし、歌もやっぱり素晴らしかったし、楽しい演出で大満足。来てよかった。
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