うちのドイツ人の父親のカメラ [カメラのこと]
これは4月7日の撮影。
↑上の写真は、このカメラとこのフィルムで写したものである。
カメラはうちのドイツ人がかつて父親が使っていたのを譲り受けたものだとかで、カメラの名前はAgfa Siletteという。1954年製造のコンパクトカメラで、F3.5の45mm。せっかくAgfaなのでAgfaのフィルムを買い、写し始めたのは実は去年の10月7日だった。
画角はぜんぜん違うけど、同時にCoolpix A(35mm換算28mm)で同じ立ち位置で写してある。
Agfa
Coolpix A
Agfa
Coolpix A
その後ドイツは光の少ない時期に入り、24枚を撮り終えないまま放置。3月30日に桜を撮ったときに持ち出した。
そのときは同じ枝をフルサイズのD600と58mm単焦点で撮ってある。
それからまた放置して、これは4月7日。
この日はAPS-CサイズのD5600に70-200mm(F4)をつけて同じ場所で撮っていた。同じと言っても画角が望遠なのでまるで違うけど。
Agfa
D5600
Agfa
D5600
最後に4月14日の撮影。うちのドイツ人が言いたい「雰囲気」ってこういうものなのだろうな、と思わされる優しい色合い。
めぎたちの目は今やすっかりデジタル。高画素化がどんどん進み、ほんの数年前のCoolpix Aでさえもう前時代のもののような扱いだけど、雰囲気を撮るという意味ではこれがかなり近いように感じる。もしかしたら以前使っていたD40x辺りのほうが近いかもしれない。
撮りながら、うちのドイツ人の父親が若い頃・・・そしてうちのドイツ人が小さい頃、若い頃に思いを馳せた。このカメラの製造時期(1954年)を考えると、多分うちのドイツ人が生まれるに当たって購入したのではないかと思われる。70年代になって新しいカメラを購入すると同時にうちのドイツ人がお下がりにもらったのだとか。ドイツの風景はその頃とそれほど大差ない。でも、時は確実に過ぎ、父親が亡くなってもう8年だし、うちのドイツ人も還暦をとっくに超えた。飛ぶように過ぎていく時の流れの中で、ゆっくりと一枚一枚・・・一旦入れたらフィルムは替えられないからISOは400のままで、あとはまず被写体までの距離を見て設定し、それから光の量を考えて絞りやシャッタースピードを調節してシャッターを切る・・・そんな時間がとても愛おしい。
↑上の写真は、このカメラとこのフィルムで写したものである。
カメラはうちのドイツ人がかつて父親が使っていたのを譲り受けたものだとかで、カメラの名前はAgfa Siletteという。1954年製造のコンパクトカメラで、F3.5の45mm。せっかくAgfaなのでAgfaのフィルムを買い、写し始めたのは実は去年の10月7日だった。
画角はぜんぜん違うけど、同時にCoolpix A(35mm換算28mm)で同じ立ち位置で写してある。
Agfa
Coolpix A
Agfa
Coolpix A
その後ドイツは光の少ない時期に入り、24枚を撮り終えないまま放置。3月30日に桜を撮ったときに持ち出した。
そのときは同じ枝をフルサイズのD600と58mm単焦点で撮ってある。
それからまた放置して、これは4月7日。
この日はAPS-CサイズのD5600に70-200mm(F4)をつけて同じ場所で撮っていた。同じと言っても画角が望遠なのでまるで違うけど。
Agfa
D5600
Agfa
D5600
最後に4月14日の撮影。うちのドイツ人が言いたい「雰囲気」ってこういうものなのだろうな、と思わされる優しい色合い。
めぎたちの目は今やすっかりデジタル。高画素化がどんどん進み、ほんの数年前のCoolpix Aでさえもう前時代のもののような扱いだけど、雰囲気を撮るという意味ではこれがかなり近いように感じる。もしかしたら以前使っていたD40x辺りのほうが近いかもしれない。
撮りながら、うちのドイツ人の父親が若い頃・・・そしてうちのドイツ人が小さい頃、若い頃に思いを馳せた。このカメラの製造時期(1954年)を考えると、多分うちのドイツ人が生まれるに当たって購入したのではないかと思われる。70年代になって新しいカメラを購入すると同時にうちのドイツ人がお下がりにもらったのだとか。ドイツの風景はその頃とそれほど大差ない。でも、時は確実に過ぎ、父親が亡くなってもう8年だし、うちのドイツ人も還暦をとっくに超えた。飛ぶように過ぎていく時の流れの中で、ゆっくりと一枚一枚・・・一旦入れたらフィルムは替えられないからISOは400のままで、あとはまず被写体までの距離を見て設定し、それから光の量を考えて絞りやシャッタースピードを調節してシャッターを切る・・・そんな時間がとても愛おしい。