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友人の赤ちゃん [小さな出来事]

2月前半のある日、めぎたちは友人の家を訪ねた。昨年初夏に赤ちゃんが生まれた友人のところである。
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その友人とはかつてめぎ家のホームステイをした「元学生さん」。彼女はデュッセルドルフ近くの別の町の大学の先生となり、今はその町に移り住んでいる。ドイツで修士をとってそのままドイツに住み着いた日本人のパートナーさんとの間に昨年子供が生まれた。なかなか都合が合わず、やっとこの2月になって訪問を実現したのだ。

お土産の古本を開いてあ~もじゃもじゃペーターだ~と見入る二人に対し、子供の方は紙をビリビリ楽しみピンクのリボンに心奪われ・・・
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こよなく愛してくれた。
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ね、まだ愛してる。あ、この椅子はドイツの子供の大多数が持っているというもので、成長に合わせて大人になるまで何段階にも調節できる椅子なのだそう(トリップトラップという名前だったかな・・・ドイツ人の子供ならみんな使ったことのあるものらしい)。これはデュッセルドルフ大学のかつての同僚(めぎにとっては今も同僚)が子供のお古をプレゼントしたもの。
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この日のお昼はパートナーさんがスペイン人の知り合いに教わって作ったというトマトペーストとバゲット(ちゃんと写してないけど美味しかった♪)。さらにスペイン風オムレツに生ハムも。黄色い飲み物は大量購入して持て余しているというもの。写してないけど手作りクッキーも焼き立てで美味しかったし、コーヒーを入れてくれた二人の手作りの焼き物も素敵だったな。
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日本人カップルだけどドイツに住み着きドイツで子育てすることにした彼ら。子供は1歳から保育園に入れて友人(元学生さん)は(まず1年目は半日勤務で)仕事復帰するのだそう。と言っても、保育園に早くから入れるのは、仕事に復帰するからというよりは(仕事は子供が3歳になるまでずっと育児休暇を取ることが可能なのでどうしても復帰する必要はない)、日本語で育つこの子供がちゃんとドイツで教育を受けられるよう早いうちからドイツ語を聞かせたいからなのだとか。パートナーさんの方は修士号取得後デュッセルドルフの日系企業に就職していたのだけど子供の誕生前に退職し、今は起業を目指して失業中。さらに、彼らは籍を入れていないし、今後も入れる予定はない。父親としては正式に認知し、ドイツの法律で父親も母親と同様に養育権を持つ。このように、日本から見ると異例づくしの若い彼ら。その子供は安心感満載でとっても落ち着いていて、この客訪問の時間をゆったり一緒に楽しんでいて、お父さんとお母さんが日頃リラックスしているのが伺えた。こう生きる、という二人の明確な意志が部屋中に安心感をもたらしているという気がした。

子供は手始めにうちのドイツ人にドイツ探索中。興味津々に引っ掻いていた。あ、まだあのリボン持ってるわね。
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ちょうど意思を持って物をきっちり掴むことができるようになったところだという。
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そして、口をあれこれ動かしてブシュブシュ言わせて一瞬一瞬異なる表情をしてあれこれ試しているところみたい。赤ちゃんってこんなに表情豊かなのかと面白くていっぱい写した。どれもどことなくピンぼけになっちゃったけど。
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こういうのはお決まりの比較だけど、うちのドイツ人の手と子供の足。
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いやあ、楽しかった~すっかりジジババの心境のめぎたち。この子が成人する頃、うちのドイツ人は82歳、めぎは70歳。生きてるかしら。元気でいられるかしら。自分たちの祖父母のその年齢の頃をあれこれ振り返って、生きているなら健康でいたいねぇと思う。そんなことを思う歳になったのねえ我々。
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