めぎ家のお昼とデザート

今日は1月からのお昼とデザートのお話を。

お昼と言えば日曜日のブランチ。いつもテレビでマウスの番組を見ながらリビングで。



マウスというのはめぎの顔になっている写真のキャラクターで、マウスの番組というのはドイツの子供番組。だけど日本の子供番組と違って内容が深く、大人が見ても色々と勉強になる大人の社会科見学みたいな番組。ちなみに先々週の日曜日はどうやって雪でイグルーを作るかで、その土地の生活の様子が垣間見られてとても興味深かった。宇宙飛行士がマウスのぬいぐるみを宇宙ステーションまで連れて行って、この番組で募集した子どもたちの質問に答える理科の実験を宇宙でやってくれたり、難民としてやってきた子供がドイツに住み着いて学校に通うようになるまでをレポし続けたり、かつての国境線を訪ねてドイツが東西に分かれていた頃の話を紹介したりなど、子供だからと「は～いみなさ～んニコニコ楽しみましょう！」という感じでは全くないし、でも淡々としていてお仕着せの倫理を売るような内容でもないのがのがとても素敵。合間合間に子供向けのアニメーション物語が入るのだが、それも特に教育的でもなく倫理的でもなく、胡散臭くなくて心地よい。興味のある方はドイツ語のこちらをどうぞ。

このブランチを楽しむために、いつも金曜日のマルクト市場で日曜日のお昼に食べるものの買い物をする。チーズをあれこれ買った日もあれば・・・



シンプルに生ハムとガチョウのリエットだけの日も。パンもその時その時美味しいフレッシュなのを用意。



リエットはガチョウ＆カモ＆鶏ファームの手作りで、こんな瓶詰めで売られているのを購入。これが美味しくて毎年の楽しみ。こういう黒パンもできたては香ばしくてしっとりとしていてやみつきになる美味しさ。



それからこの日はめぎの大好物。



牛のタルタル。これは牛肉も卵もものすごく新鮮でなければならないので、信頼のできる店で買う。めぎ的にはドイツで生きのいいお刺身が食べられない代わりにこれがあるという感じ。



デザートは例えばグリースブライというアラビクの小麦粉を牛乳で煮てプディング状にしたものに友人に手作りのを頂いたジャムを添えていただいたり・・・



生チーズにうちのドイツ人の作ったマルメロのコンポートをかけていただいたり・・・



トルコ系の店で今も売っているカキにゴーダチーズを添えていただいたり。飲み物はプラムのブランデー。サッカーを見ながらゆっくりと。



さて、最後にまたお昼の様子。水仙がだめになったあとマルクト市場で買ってきたチューリップは、50本で12.5ユーロ（約1600円）。小さな切り身はイノシシの燻製ハム。うちのドイツ人の叔母が送ってくれたシュヴァルツヴァルトのもの。



こんなふうに過ぎていく日常。日々は飛ぶように過ぎていくが、本当は一日一日とってもいろんなことがあって充実しているのだろうな・・・ただただ忙しくこなしていてその価値に気が付かないだけで。