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飛び入りで決めた宿 [ポルトガル北部]

今日は2016年春のポルトガル北部のお話を。

ポルトから数日かけて東へ移動し、スペインとの国境の街Miranda do Douroにやってきた。ドウロ川が国境である。



これはホテルからの眺め。左に大聖堂が、右に古い城壁が見える。
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同じ場所から、当時使っていたニコンの1インチのミラーレス、V3と望遠レンズで。左に見える橋を渡るとMiranda do Douroの旧市街に入る。
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ホテルはこんな建物。
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そして、こんな高台にある。
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この日、実は宿を事前に決めていなかった。行ける所まで行ってみようということで、その場で決めるつもりだったのだ。で、近くに来てからスマホでホテルを検索し、いくつか当たりをつけて旧市街を歩きながら、または車でその前を通ってみたりしたのだがどうもピンと来なくて、上に見えたこの建物が妙に気にいって、行ってみて直接オーナーのおじいちゃんと話をしてみたら、その人、ポルトガル語の他にはフランス語しか話せないとのことで(つまり英語ができないし、スペイン語もダメとのこと)、ここまで英語がダメでもスペイン語なら通じることが多くなんとかやってきたうちのドイツ人が突然頭を切り替えてフランス語でやり取りし、ここに決めたのだ。多国語できるのはホント羨ましい…

ネットで探してみたら、今もあった。こちらで見ると、一泊ダブルルーム一部屋55ユーロ。田舎だとは言え、今時かなりのお値打ち価格。当時も多分40ユーロしなかったぐらいではないかと思う。場所はこちら。



こんな風に旅先でいきなり宿を訪ねて部屋を見せてもらって決める、というやり方は、20年ぐらい前まではドイツやヨーロッパでは結構メジャーだったし、2016年にもこうしてできたのだが、今はもうほとんどあり得ないだろうな。事前にオンラインで予約しちゃうものね。そして、ナビでそこへ向かうんだものね。2016年時点でめぎはスマホを持ち始めていたが、当時はEU内でもローミング代がかかったので、外国では限定して使っていた。ナビなんか持たず紙の地図で旅をしていたし。この時ほぼ初めて向かう町のホテルをそこへ向かいながらスマホで探すというのを実験的にやってみたのだが、その画面に出てきたお勧めはどこもその場で見ると気に入らなかった。でも、こんな風にその場で宿を決める旅はたぶんめぎ家もこの時が最後で、だからこのポルトガル語とフランス語しかできないオーナーとのやり取りやここの空気はよく覚えている。

残念ながら部屋の写真は撮っていない。近くに桜が咲いていた。
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朝食はシンプル。
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スペインやポルトガルでメジャーな、甘いパンの多いラインアップだった。
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さて、話は前後するが、宿に入って18時過ぎとなり、食事に出かけることとした。宿のオーナーに勧められたレストランは20時からとのことで、ちょっと散歩も兼ねて。ここは左へ行けばスペイン、右へ行けばMiranda do Douroの旧市街と言う表示のところ。
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そろそろ日が沈む…
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大聖堂はあちら。
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ドウロ川を望む。
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場所はこの辺。



夕食の話はまた今度。
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