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朝の清々しさを感じながら歩き始めたのだけど [2023年夏 ザルツブルク]

今日はこの夏(2023年夏)の7月24日のザルツブルクでのお話を。

7月24日、既に書いた音楽祭の話はこちら。今日はその前の散歩の時のお話を始める。まずこれは6時45分頃、泊まっている部屋の窓から。ここは観光スポットのど真ん中なので、こんな風に早朝に色々準備しているのが見える。観光地の日常を垣間見られるのが楽しい。
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クロウタドリがいた。
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7月のこの頃はもう鳴かないので、ザルツブルクのクロウタの歌声がどんなかは分からない。いつかクロウタが囀る頃に来て聞いてみたいな。
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外に出たのは9時半近く。このストリート、11時以降は車両進入禁止となるのだが、9時半はまだあちこち準備中。だから搬入などの車が止まっている。
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めぎの泊まっている宿の1階はアイス屋さん。
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建物は1408年ので、1958年に今のオーナーの父親がここを買って改装、アイス屋を始めたそうだ。その後ピザ屋に変えた時期もあったそうだが、アイス屋に落ち着いている。アパルトメントをいつから始めたのかは聞いていないが、2015年にフル改装した時からめぎはここの常連である。オーナーさんはすでに年金をもらい始めた年齢だが、まだまだ現役で働くとのこと。こうやっていつも通りに続けるだけさ、どうしてやめる必要がある?と笑ってた。お互い約10年分目に見えて歳を取ってきたけれど、変わらない笑顔とチャーミングなザルツブルク訛りのドイツ語にホッとする。
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ゲトライデガッセと言うこのザルツブルクで最も有名な通りは、朝9時を過ぎると、まだ準備中とはいえ徐々に人通りが多くなる。お昼か午後は人だらけ。モーツァルトの生まれた家のある通りなので、どんな観光ツアーも必ずここを通るからだ。
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と言ってもモーツァルトの家だけではなくショッピングストリートであるとともにカフェやアイス屋が並ぶ通りでもあるのだが、このマクドナルドがこの年内で閉店を決めている。採算が取れないとのこと。入ったことはないが、そのニュースにはちょっとびっくり。その後は何が入るのかな。と言うか、何か入るのかな。
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さて、この朝めぎはゲトライデガッセからちょっと外れてこの写真の右のお店へ新聞を買いに行き…
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その後上の写真のアーチを出てすぐ左に曲がったところにある馴染みのErlachというお肉屋さんに行くつもりだった。
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ところが…
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三代にわたる一つの時代が終わり、この店は7月1日より一時的に閉店し、9月から新装開店する予定だとのこと。Erlach(エアラッハ)家とそのチーム、と書かれている。何か9月にまた開店するようだが、三代の時代が終わったということは、たとえ肉屋が続いてもErlach家のお店ではなくなるということね。

これはめぎにとって、そしてデュッセルドルフで留守番中のうちのドイツ人にとっても、かなりのショックだった。買い物をするときのErlachさんとのやり取りがいつも楽しかったし、こんな一等地にありながら観光客向けではない素朴な普通の肉屋であるこのお店が大好きだったし、お肉はほとんど買ったことがないけどこのお店のハム類がとても美味しかったし、なんと言っても出来合いのお惣菜として売られていた豚肉のローストとポテトサラダが大好きだったから。今回もそれを食べるのを楽しみにしていたし、それをうちのドイツ人にお土産に買って帰る約束をしていたのだ。5月末の聖霊降臨祭の時には開いていたのに、ほんの2か月後にこんな表示を目にするとは、その時思ってもみなかった。また次回にね、と言ってお別れしたのに…9月に開店するお店が何なのかめぎは来年になるまで分からないのもジレンマ。
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ザルツブルクも変わらないようでいて、変わっていくのだな…次にはどのお店が消えるのだろう。
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この日の話は長々続く。
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