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2023年7月29日ザルツブルク音楽祭その2 [2023年夏 ザルツブルク]

今日の話は7月29日の夜の話。

おとさんとのオフ会の最後の演目は、18時からのオペラ。
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オペラのプルミエなんで、お洒落して出かけ、幕間にはテーブル予約もしてみた。
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楽しいわ~♪
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ゴージャスな方々に囲まれて、美味しく飲み、美味しく食べ、楽しく会話が弾んだ。
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さて、この日のオペラはヴェルディのマクベスのプルミエ。演目の内容についてはこちら(ドイツ語)。めぎの大好きなソプラノ歌手Asmik Grigorianの歌声と、めぎの大好きな演出家Krzysztof Warlikowskiの新演出が楽しみだった。
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マクベスの予習に使ったのは、ネトレプコがマクベス夫人を歌ったこちら。スカラのもあったのだけど、削除されちゃったみたい。



↑この完璧でどすの効いたネトレプコに対し、グリゴリアンがどう歌い、どう演じるのかが見もの。グリゴリアンは素晴らしい歌手だが、ヴェルディはほとんど歌ったことがない。苦手としている、という告白のインタビュー記事も事前に新聞に載ったほど果敢なチャレンジだったようだ。終わってみれば素晴らしくて拍手喝采だった半面、チャレンジしているんだな~というのが時々伝わる出来でもあった。ネトレプコと比べると、イタリアオペラ歌手の声の太さがないし、ヴェルディの調べはお安い御用という感じではないのだ。でも、繊細な心のひだを演じる迫真の演技で、こういうマクベス夫人の声と考えるとどすが効いてないのがあってるし、なるほど、と思う美しさに仕上げてあった。この辺り、どう批評されるかな。ネトレプコがドイツオペラに苦戦しているのを感じるのと同じかな…
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Warlikowskiの演出もよかったが、2020年と21年に見たリヒャルト・シュトラウスの「エレクトラ」とほぼ同じと言えば同じで、これが彼の演出、と言えばそうだし、これ以上ネタがないのかなあと言えばまたそう。演出って、難しいわね。Warlikowskiは最前列右から2番目のちょっと小柄な瘦せた人。
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終わってからビールで乾杯。めぎはその後2杯もお代わりし、おとさんもワインに切り替え、12時頃まで2時間半ぐらいおしゃべり。これでおとさんとのオフ会はおしまい(次の日11時にめぎはコンサートへ、おとさんは帰りの空港へ)。楽しかった~来てくれてどうもありがとう!
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