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2023年7月30日ザルツブルク音楽祭その2 [2023年夏 ザルツブルク]

今日は7月30日の夜のお話を。

夜はオペラ。
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ゴージャスな方々と、それを見に来ているやじ馬多数。
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上からの眺め。
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雨が降らなくてよかった…今夏のザルツブルクは雨が多く、傘を持って行くか否か、毎回悩んだ。
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この日の会場は「モーツァルトのための劇場」というところで、昨日の記事の祝祭劇場の隣。その昔はここが祝祭劇場で、会場を建て増ししたのだ。めぎの席は3階席。傾斜がかなりあるので前にどんな人が座ってもよく見えるのがこの劇場の良いところ。
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壁には立見席。そこだと20ユーロでオペラが見られる。めぎも立見席で頑張って見たことがある。舞台が全部は見えないので、ずっと背伸びをしてみてて結構辛かった…
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最後のカーテンコール。この日のオペラはモーツァルトの「フィガロの結婚」。内容についてはこちら。映像はこちらこちら(見るにはログイン必要)
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この日のオペラは歌は概ね良かったが(めぎはこの日の伯爵役のファンなのだけど、この役にはちょっとまだ若すぎるという気がした。フィガロ役は好きになれなかったが、スザンナは良かったし、ケルビーノは素晴らしかったし、伯爵夫人はビブラート多すぎではあったがとても情感が籠っていて上手かった)、演出が全然好きになれなかった。舞台演劇の監督をしている人がオペラを演出したのだが、その場合アイディアが斬新で今までのオペラ演出には無いものが出てくるので良いときは抜群に面白いのだが、残念ながら、音楽を全く理解しないで奇抜な面白いアイディアだけで演出してしまうことが非常に多く、音楽では本当はこういう心持を表現しているのに演出と全く合わない、ということが多々起こるのだ。今回もそうで、残念ながらめぎ的には全く辻褄の合わない演出で、最後にどうしてこうなるのかも全く理解できない、という感じだった。演出のためいくつかのアリアがカットされちゃってて、何人かの歌手がお気の毒だったし…
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それでもまあかなりの拍手喝采だったけど。何しろ歌は本当に悪くなかったからね。
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そのようなわけで、今回最も楽しみにしていたフィガロはとても残念だった。でもまあ、生でオペラを見るのは他には味わえない楽しさがあって、演出に憤慨しながらも結構満足したのだけど。うちでテレビで見たうちのドイツ人は、憤慨しまくって怒りまくっていた…このためにザルツブルクまで行かないで良かった、とのこと。まあ彼はもう何百回と見てるからね…百何回ではなく、何百回とね。
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