夕食後の散歩 [エムスラント 2018年5月]
現在、5月初旬の週末の旅の話を連載中。
メッペンというドイツ北西部の小さな町で、夕食後ちょっと散歩にでかけた。これは最近ドイツ中で見かける貸し電動スクーター。デュッセルドルフのは緑だが、ここは水色。
世の中はエコのつもりだろうけれど、電気を生み出すためにどれほどの自然破壊が行われているかと思うとちょっと複雑。先日ご紹介した菜の花だって、ドイツ的にはエコエネルギーの資源として栽培されているのだ。つまり、本来の泥炭地を潰し、菜の花畑にしちゃったというわけで・・・カエルやトンボもいた自然が潰され、それによって泥炭を生み出す特別な自然が消え失せ、モノカルチャーな景色になってしまったのは、菜の花は綺麗だったとは言え、やっぱり残念なこと。
さてさて・・・メッペンは世界的にもドイツ的にも無名の町だけど、そんな町にも歴史がある。これはHubbrückeで、訳すと巻き揚げ橋とでも言うのか日本語がわからないけれど、船が通るときに部分的にエレベーターみたいに巻き揚げられて船のマストが通れるようにするようだ。元々あった橋を2007年に新しく作り直したらしく、まだ真新しい。
原理はこんなイメージ。下の画像はこちらから。
残念ながら船が通るところは見られなかったけれど。
このとき19時半頃。まだまだ明るく、夜はこれから。この川はハーゼ川と言って、この先でエムス川に合流する。
川の景色、綺麗ね。
それからこちらは聖ヴィトゥス司教座聖堂。もとは13世紀のロマネスク様式で、19世紀にこのように改築されたのだとか。
ちょっと中に入ってみたかったけど、残念ながら閉まっていた。
それから小学校の横を通り・・・
そこにお堀があった。その昔中世にはこのメッペンはミュンスター司教の領地で要塞があったらしい。
・・・というようなこれまた行き当たりばったりの探検的散歩をし、この日は結構疲れてこれで終了。早いけど宿に戻って就寝。次の日は朝一で泥炭地ミュージアムに行くつもりだったしね。もうサッカーの試合はないから、ミュージアムを見たら帰宅できるし、とうちのドイツ人は結構喜んでいた。3部リーグの地域に根づいた小さなスタジアムの試合を見たいというのはめぎの希望で、うちのドイツ人的にはそれほどの思い入れはなく、二人分40ユーロのチケットも日にちを間違った以上はめぎが負債を背負うわけでうちのドイツ人は損をするわけでもなく、試合を見損ねてがっかりしているのはめぎだけという感じ。うちのドイツ人はこの日、念願の泥炭地の沢を見ることが出来て大満足だった。
で、日曜日は10時からの開館とともに泥炭地ミュージアムに入りたいといううちのドイツ人の要望で、朝食は8時。小さなホテルなので日曜祝日の朝食は8時からというところに一番乗り。なかなか充実した朝食だった。ホテルはこちらで、一泊二人で80ユーロだった。
撮影: Nikon1 V3 + 18.5mm(F1.8)
メッペンというドイツ北西部の小さな町で、夕食後ちょっと散歩にでかけた。これは最近ドイツ中で見かける貸し電動スクーター。デュッセルドルフのは緑だが、ここは水色。
世の中はエコのつもりだろうけれど、電気を生み出すためにどれほどの自然破壊が行われているかと思うとちょっと複雑。先日ご紹介した菜の花だって、ドイツ的にはエコエネルギーの資源として栽培されているのだ。つまり、本来の泥炭地を潰し、菜の花畑にしちゃったというわけで・・・カエルやトンボもいた自然が潰され、それによって泥炭を生み出す特別な自然が消え失せ、モノカルチャーな景色になってしまったのは、菜の花は綺麗だったとは言え、やっぱり残念なこと。
さてさて・・・メッペンは世界的にもドイツ的にも無名の町だけど、そんな町にも歴史がある。これはHubbrückeで、訳すと巻き揚げ橋とでも言うのか日本語がわからないけれど、船が通るときに部分的にエレベーターみたいに巻き揚げられて船のマストが通れるようにするようだ。元々あった橋を2007年に新しく作り直したらしく、まだ真新しい。
原理はこんなイメージ。下の画像はこちらから。
残念ながら船が通るところは見られなかったけれど。
このとき19時半頃。まだまだ明るく、夜はこれから。この川はハーゼ川と言って、この先でエムス川に合流する。
川の景色、綺麗ね。
それからこちらは聖ヴィトゥス司教座聖堂。もとは13世紀のロマネスク様式で、19世紀にこのように改築されたのだとか。
ちょっと中に入ってみたかったけど、残念ながら閉まっていた。
それから小学校の横を通り・・・
そこにお堀があった。その昔中世にはこのメッペンはミュンスター司教の領地で要塞があったらしい。
・・・というようなこれまた行き当たりばったりの探検的散歩をし、この日は結構疲れてこれで終了。早いけど宿に戻って就寝。次の日は朝一で泥炭地ミュージアムに行くつもりだったしね。もうサッカーの試合はないから、ミュージアムを見たら帰宅できるし、とうちのドイツ人は結構喜んでいた。3部リーグの地域に根づいた小さなスタジアムの試合を見たいというのはめぎの希望で、うちのドイツ人的にはそれほどの思い入れはなく、二人分40ユーロのチケットも日にちを間違った以上はめぎが負債を背負うわけでうちのドイツ人は損をするわけでもなく、試合を見損ねてがっかりしているのはめぎだけという感じ。うちのドイツ人はこの日、念願の泥炭地の沢を見ることが出来て大満足だった。
で、日曜日は10時からの開館とともに泥炭地ミュージアムに入りたいといううちのドイツ人の要望で、朝食は8時。小さなホテルなので日曜祝日の朝食は8時からというところに一番乗り。なかなか充実した朝食だった。ホテルはこちらで、一泊二人で80ユーロだった。
撮影: Nikon1 V3 + 18.5mm(F1.8)
2018-05-22 02:00
nice!(33)
コメント(5)
そうですよね
何かを生み出すために何かを摘み取ってるんですよね
良いのかなぁ このままで
by (。・_・。)2k (2018-05-22 02:12)
泥炭層を数メートル掘り下げて、その断面を見てみたい^^
by Baldhead1010 (2018-05-22 04:24)
貸し電動スクーター・・・どうして?って感じですね。
電気の消費量が増えるだけなのに。 貸し自転車で十分じゃないのかな。
by Inatimy (2018-05-22 05:44)
人間が生きていく以上は必ず「破壊」的なことは起こりますね。生命を維持するため今や電気は必需品。ゴミも増える。
面白い橋ですね。日本だトン車が落ちるなどと言う人が出て来るかも知れない・・・(^0^
by mimimomo (2018-05-22 07:32)
エネルギ問題って、本当に環境のことを考えているかというとそうでもなくて、政策で動いている感があります。
欧州はディーゼルがこけて一気に電動化へ舵を切りましたが、どの自動車メーカもそれが環境にいいと思ってやっているのではなく、完全に政策に乗ってるからなんですよねえ。
by YAP (2018-05-22 07:59)