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新型コロナウィルスのこと 2020年 ブログトップ
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めぎ家の様子 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

めぎ家のモクレンが、あともうちょっとのことろで止まっている。光を浴びているのにこれ以上開かないのは、寒いからだろう。
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椿は2輪大きく咲いた。他の蕾も咲くかなあ。
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ところでめぎ家もハムスターを買った。それも2箱も。
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ほらね~これはイタリア・プーリア州の赤ワイン。年末年始に現地で飲んで美味しかったのをネットで探して購入。6本で50ユーロほど。
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中に入っていたパンフレットには、このワインの育ったのワイン畑の写真…ああまたいつか、行きたいわねえ。このコロナ騒ぎで大変なイタリアの小さなワイン農家をちょっとでも助けてあげられたかしら。
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もう一つの箱には、偶然同時に到着したドイツ・プファルツ地方の白ワイン。違う種類のを3本ずつ。
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こちらも秋に行ったプファルツ地方で飲んだのを発注。これがそのドイツのワイン畑。ドイツは今国内旅行も禁止で、ホテルなどは緊急の用事の人以外、普通の旅行者を泊めてはいけないことになっている。レストランも閉鎖だから、あのめぎたちが泊まった宿も今は無収入というわけで、ちょっとでも足しになればと発注したのだ。こちらも6本で50ユーロほどだった。
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今大変な人にめぎでもできることを身近なところから。そうそう、めぎの学校には手作りのサンドイッチなどを生徒たちと教員たちに安く売って生計を立てている女性がいたのだけど、学校が休校になってその人には収入がないはずとのことで(なんでもお一人の方だという話で)、教員がメールで声を掛け合ってみんながそれぞれ自分の出せる額を出し合ったところ(今は会って渡すことはできないので発起人に銀行振込)、約10万円集まったという(何人お金を出したかは知らないが、教員全員で80人ほど)。なんかあったかい職場だなあと感じるエピソードだった。

ちなみにドイツでつい2日前に自営業や従業員5人までの小さな会社に最高で9000ユーロを出す、という話が出たけど(さらに10人までの会社には15000ユーロ等々、ランクがある)、それ、もう詳細が決まってまずそういう末端の人の分から金曜日の午後にはオンラインで受け付けが始まり、来週の初めにはお金を振り込んでくれるという。なんという速さ。

さて、多くの学校の休みの若者たちは、友達に会うことも禁止され、イベントもなくレストラン等も閉まりバイトする術も断たれ、散歩はできると言われても友人と散歩できるわけでもないしカフェなども全て閉鎖されているので出かける先もなく、本当に暇を持て余している。めぎ家のアパートの1階に住むこの姉弟は、それぞれ大学生と高校生なのだが、庭でスマホやタブレットなどを見て日光浴したりヨガをやったりしてた…凄いなあ、花も開かないほど冷えているのに、脱いでる…
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今日もこれ以上膨らまなかったなあ…
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太陽の沈む位置はずいぶん南になった。
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夜には星が綺麗だった。
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こうして一日が過ぎていく…学校が休校になって早10日が過ぎ、5週間が過ぎるのもきっとあっという間なのだろうという気がしている。今日はめぎの出した課題の答えをメールで送ってきた生徒の一人が、「先生は暇を持て余してはいませんか」と書いていた。いや、めぎはそれなりに一日があっという間なのだが…オンラインで授業ができるシステムを試してみるとか、やっと高3生への今学期の成績のつけ方が決まって急いで成績判定して知らせるとか(他の学年は4月から6月までのあと四半期が残っているのでまだ成績判定がないが、高3生は卒業試験の前で終了なので3月末までに成績をつけなければならない。しかし、休みになってしまっていくつかの教科は定期試験もできないまま終わってしまったので、どうやって成績判定をするかは教育省からの連絡待ちだった)結構それなりにすることがあってその上ブログをこうやって書いたりするとあっという間に一日が過ぎていくのだが…若い生徒たちにとっては本当に長い長い5週間なのだろうな。5週間過ぎたところで本当に学校が再開できるかもまだ全く見通しが立っていないのだが…今日は卒業試験だけは予定通り実施すると発表があったけど…どうなるのかしらね。
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いつもと違う桜の季節 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

デュッセルドルフでは桜が咲いた。
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美しい桜…せっかく咲いているのに誰もいない。
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ここに子どもたちのための遊び場もあるのだが、現在閉鎖されている。コロナ騒ぎが落ち着くまで子どもは外でも遊べない。
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みんなうちで何をしているのかな…
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木曜日朝7時半過ぎ、めぎは所用で登校。休校の学校は当直の2人の教師以外誰もいなかった。普段は当直と言うシステムが無いドイツなのだが、今は非常事態として、医療関係などに従事している家庭の子どもを学校が預かることになっていて、授業は無いし子どもを預ける親も今のところほとんどいないが毎日開校する義務があるというわけだ。ゴーストスクール化した教室を写真に収めた。
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10日ぶりの通勤だ。バスは運転手さんとの間にバリケード。乗る人もほとんどいないので、平日は土曜日の運行プランだとのこと。
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帰りも快晴だった。車通りも少なく、バスはあっという間だった。
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10日の間に水仙はすっかり終わってしまっていた。
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この早咲きの控えめな桜も終わっていた。
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そして10時には帰宅。木曜日、めぎの窓十さんはザルツブルクの冬景色を披露してくれた。パッと見た瞬間に街の名前も、これを撮ったであろう場所も分かる。今年の夏もザルツブルク音楽祭に行けるかどうかは、4月後半にならないとわからない。本当は3月下旬にチケットが手配されるはずだったのだが、4月中旬まで延期された。いつもだったら桜の季節には、一次販売に申し込んだ安いチケットが取れたか否かで一喜一憂して、取れなかったチケットをネットの二次販売でうーん高いなあどうしようと迷いながら直接買ったりする時期だったのだ。HPによると、4月末には開催するかしないかも決定するという。なんだかもう、ほとんどたぶん無理と言う気がするわねえ。
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3月最後の金曜日のマルクト市場 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今日も快晴だったデュッセルドルフ。快晴は7日連続だと思う…その前の先週の木金も雲が多かったが概ね晴れてたし、その前の水曜日は快晴だったし、その前の月曜日も快晴だったし…以前曇りと雨ばっかりだったのが嘘のよう。
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今日もいつものマルクト市場はいつもと様相が違っていた。1.5m以上の距離を置いて立つ人々。
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売り子さんたちとの間にも断絶。商品を自分で取ることは先週から禁止だったが今日はその掲示がはっきりと出た。さらに、いつもはそれぞれの売り子さんたちに支払いするのだが、今日は一番左端にお会計担当の人が立ってその人とのみ金銭のやり取りをするようになっていた。お金を触った手で食べ物を触らないようにとの配慮なのだろう。
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会社も休みだし学校も休校だしで、パパと子供が買い物する姿も。
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その先には肉屋さん。おお、ワンちゃんが超集中してますわ~ちょっとほのぼの。
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今か今か~あ~きたきた舌ペロリして~ぴょん♪
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肉屋さんでは、いつもは持参したタッパーに詰めてくれるのだけど、コロナでそれもダメになった(掲示にそう書いてある)。
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2月にコロナ騒ぎが中国で始まった頃、春になったらウィルスも鳴りを潜めるとみんな思っていたのだが、ますます爆発していくわよねえ…これからどうなるのかしら。
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金曜日、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州では、イースター休暇の終わる4月20日から通常通り学校が始まるとみなして卒業試験の期日を3週間延期した。イースター休暇前の3週間を取り戻してからの試験開始にするということである。しかし、それは、4月19日までにある程度感染拡大を収束できるという前提の上に成り立っている。本当にそうだったら嬉しいが、さてさて、ねぇ…
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めぎの学校で手作りサンドイッチを作って生計を立てていた人が今収入を断たれ、その人のために教職員がみんなでお金を出し合ってプレゼントすることにした話を既に書いたが、そのお金を受け取った時、その女性は泣き崩れたという。彼女がどれほどきつくしんどい思いをしてこの2週間を過ごしてきたことか…そんな人がドイツにはもうたくさんいるのだと思う。そういう人たちのためにも、4月20日から通常通りになってほしいものだけど…

あっという間に一日一日過ぎて行き、休校が始まってから早2週間が過ぎた。正規のイースター休暇が始まるまであと1週間。今日、今年のイースターは祖父母と一緒に祝うのを自粛せよ、とのお言葉があった。日本で言えば、正月は実家に帰るな、と言っているようなものである。全部で5週間もの間、旅行もお出かけも外食も友達と会うことも祖父母を訪ねることも夜の街もすべて禁止され、それどころかその間働く術も断たれた人々が忍耐に次ぐ忍耐を重ねた結果は如何に出るのか…4月後半でこれが終わらなかったらと思うと、ちょっと恐ろしい。
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