ランス大聖堂の中に入る

現在、2021年秋のフランス北東部の旅の話を連載中。

ランス大聖堂の中に入ると、まず側廊の光と影が美しく目に入った。



振り返ってバラ窓を見る。バラ窓だけでなく上と下の間にもステンドグラスがあるし、壁にはたくさんの像があるし、シャンデリアもあるし、これ一つ一つに注目していたら数日かかっても撮影が終わらなそうだ。



前を見ると奥も果てしない。



ここだけでも天井をどのぐらい入れるか、もっと床を入れるか、床ギリギリから見上げて撮るかなど、キリがない…



天井も面白いし…



後ろも気になるし…



側廊の後ろもあるし、進まない…



ここランス大聖堂は、代々のフランス国王が戴冠式を受けたところ。816年のルイ1世から例えばルイ14世、ルイ16世（マリー・アントワネットの夫）、そして1825年の最後の国王シャルル10世に至るまで、ずらりと名前が書かれてあった。



ところで、これはその近くで掃除をしていた人を写したもの。いつも思うが、掃除をする人はたいてい有色だ。めぎの学校の掃除夫さんたちもほとんどがそう（そうでなければ東欧系）。そしていつも思うのだが、めぎだって有色なのだ。この紙一重の現実を毎日毎日感じている。そういう機会が毎日あるか否かが、ヨーロッパ暮らしと日本で暮らす事の最も大きな違いの一つではないかと思う。



神様（神様がいるとして）はこの現実をどう見ているのかな…

コメント 9

ツアー旅行者には手に負えない代物ばかりです。
by Baldhead1010 (2022-02-11 03:06) 

彫像も良いですが、ステンドグラスも立派ですね。
日本にいると当然日本人が圧倒的ですが、英国以上にアメリカでは多種多様な肌色の方がいらっしゃって「アメリカに来たんだ」という気持ちが強くしましたね。
by mm (2022-02-11 06:31) 

天井までかなりの高さがありますね。　
柱頭の装飾も綺麗だし、壁のニッチにある像も見応えありそうな＾＾。
by Inatimy (2022-02-11 07:21) 

教会 のんびり撮ってみたいです
日本はぱっと見で外人さんと分かる人少ないですからねぇ

by (。・_・。)２ｋ (2022-02-11 14:48) 

日本でも、例えばホテルのバックヤードで働く、
お掃除や片付けのスタッフは有色の人が多いです。
＆元気な働き者が多いです！
by angie17 (2022-02-11 15:53) 

私も大聖堂の中は撮りたいものが多くて時間かかりがちです。
光と影が美しいですもんね。
有色人種の立場の違い．．．フランスの場合、アフリカに植民地を多く持っていたのが今も引きずってますよね。
イギリスはインド系の人が多いし、そういう過去からそのままずるずる来ているものがかなりあると思います。
そういう点で、東アジアはそこにあまり含まれていなかったということでしょうか。
アジア系だと、目立つのは華僑の人たちでしょうか。
世界中どこにもたくましくいますよね。
by YAP (2022-02-11 17:22) 

ものすごい高さですね〜。美しいです。
シンガポールで、インドから働きに来られている方々が、トラックの荷台にぎゅうぎゅうで運ばれるのを見たときには衝撃でした。でも、自国よりもお給料が良いのだと思います。実際に見るということは大事なことかもしれません。
by おと (2022-02-12 05:24) 

大聖堂の中の撮影は、明るい広角ズーム、彫像の撮影用に望遠ズームのデジイチ2台体制で、望みたいところですね。

by テリー (2022-02-12 08:50) 

30年ほど前にドイツを旅したときに、電車の中で白人のおばあさんにすごい目で睨まれたことがありました。一緒にいた友人はそれほど感じなかったようですが、私はちょっと差別的なものを感じてしまって...。日本で日本人に囲まれてのほほんと暮らす人と、ヨーロッパで日常的に人種間の差を感じる生活をする人とでは、意識にもものすごく大きな差ができそうですね。
by stellaria (2022-02-12 17:25)