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ナツパパさんと [2014年夏 日本の旅]

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今日はまた東京の思い出を。

ここは東京の千駄ヶ谷、鳩森神社。
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一つ目の鳥居をくぐってしばらく行くと、もう一つ鳥居が現れる。
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そこをくぐると橋。
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池は菖蒲がいっぱいで、シーズンによってはなかなか素晴らしい眺めなのだろうな。そこを渡ってしばらく行くと・・・
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そこには里宮。
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ちょっとお参りしてからちょっと登ると、そこにはお中道。まず烏帽子岩が見え・・・
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その奥に洞窟らしきところにいる食行身禄(じきぎょうみろく)像。
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その辺りから上を見上げる。
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そう、ここは富士山のミニチュア、富士塚。今年関東地方で梅雨明け宣言があった日、めぎはここへナツパパさんに案内していただいたのだった。初めてお目にかかったナツパパさんはとってもお優しく、非常に気配りの行き届く方。重要な見所をきちんと押さえて説明してくださりつつ間にホッとするような世間話もしてくださり、かつ写真を撮ったりめぎが眺めを堪能する時間も上手に配分してくださり、さらにドイツのことやらヨーロッパのことやら結構突っ込んだ質問もされたり、ブログを読んで想像していた通りのお人柄ですぐにうち解けることができ、初めてお会いしたとは思えないくらいおしゃべりも弾んだ。この富士塚でナツパパさんは数々のキーワードを口になさっていたが、その多くは冨士講や富士塚信仰と関係のある言葉でめぎには新しく興味深いし、いくつかは4年前富士登山をしたときの記憶と一致し、またはその昔富士五湖まわりや富士山麓一周の旅をしたときの記憶とも一致し、楽しい楽しい♪ 恐らく最初の菖蒲の池は富士五湖の見立てではないかと。そうかあ♪

こちらにも下へ降りる道が。御殿場口か須走口か・・・などと想像するのも楽しい。
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さらにお中道をぐるりと回って裏の方へ。そこには小御嶽石尊大権現。
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ここが砂走りなのか大沢崩れなのかもう記憶が曖昧だが、このお中道はなかなか険しく、でもきちんと整備されていて、本当に富士山の中を歩いているかのような疑似体験ができる。
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裏側から見上げると・・・富士山の溶岩が聳えている。なかなか高いわねえ。
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そしてぐるりと回って里宮へ戻ってきた。その付近に亀岩。
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それから頂上までがまたなかなか険しい。
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登頂!
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奥宮に・・・
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釈迦の割れ石と金明水。
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そして、なかなかの眺め。下には富士五湖♪
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手前右に里宮が見える。ね、結構高いでしょ。
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帰りは裏側から降りた。たくさん石碑があって、どれがどなたなのかは確認しなかったが、寄進した人や富士塚を信仰した人の強い気持ちが感じられた。
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江戸時代のアミューズメントパーク、エンターテイメントの一つだったのではというのがナツパパさんの説明。ワクワクする楽しさ。めぎがかつて東京に住んでいた時に富士塚に気がつかなかったことが悔やまれる・・・でも、遠く離れたドイツにいながらナツパパさんのブログに巡り会って富士塚のことを知り、いつか行ってみたいなあと思いながら何年もの間ブログで記事を拝読し、ようやくこうして案内していただける機会を得たというのもとっても素敵なことだわね。
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ナツパパさんはお土産にこの本をくださったのだが、これが非常に分かりやすく魅力的に書かれていて、この本に載っている富士塚を全部巡りたくなる。

ご近所富士山の「謎」 富士塚御利益散策ガイド (講談社+α新書)

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  • 作者: 有坂 蓉子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/12/19
  • メディア: 新書




ところで、この鳩森神社でもう一つナツパパさんにご紹介いただいたものは・・・
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そう、ナツパパさんと言えば、富士塚ならびに狛犬さん。こちらは上の鳥居のところにいた狛犬さんたち。1735年生まれなのだとか。
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可愛い足ね。
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眩しいよって言ってるみたい。
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境内には他にも狛犬さんたちが。
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なかなか眼球の鋭いこの方々はずいぶん新しく、昭和29年のお生まれ。
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阿吽が反対のよう。
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この神社にはその他に1814年の狛犬さんの片方や、顔が割れちゃった狛犬さんもいるみたい。

最後にブロンズの狛犬さんたちも撮影。
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彼らは昭和7年生まれ。あら、ということは、ずいぶん新しく見えたけど、あの眼球の鋭い方々よりお年なのね。
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めぎは神社が好きで、東京に住んでいた頃はよく鎌倉などへ行って神社巡りをしたものだったが、狛犬には特に興味がなかった。それがナツパパさんのブログを読むようになってから、すぐに目が行くようになった。それにしてもこんなにも色々な表情があるとはね~

こうして鳩森神社の見学は終わったのだが、ナツパパさんがこのあとどこやら別のところに連れて行ってくださるということで、地下鉄に乗って移動することに。地下鉄の中は涼しくて、生き返る心地♪

つづく。

撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
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コメント 10

Baldhead1010

10月になると日本中の神々が出雲に集まります。

このとき、各地域の神社に詣でてもだめかなぁ・・・。
by Baldhead1010 (2014-09-15 04:59) 

hatsu

千駄ヶ谷にあるんですねー^^
ワクワクしますね、今度行ってみまーす。
by hatsu (2014-09-15 07:01) 

ちばおハム

千駄ヶ谷にこんなところがあるんですね。
富士山信仰は聞いたことはありましたが、行った記憶はありません。
住んでいるときは気が付かない、通り過ぎちゃうんだなあ。
by ちばおハム (2014-09-15 07:36) 

たいちさん

富士塚は楽しいですね。私も神社巡りをしたときは、狛犬を撮影しています。いろんな表情があり面白いですね。
by たいちさん (2014-09-15 09:14) 

ナツパパ

素晴らしい記事にしていただき、有り難うございます。
富士塚をくまなくご覧になるめぎさんを拝見して、
とても嬉しかったのを覚えています。
あ、わたしのことも過分にご紹介くださり...汗が...
富士塚の魅力満載の記事、わたしも堪能しました。
by ナツパパ (2014-09-15 09:41) 

Inatimy

要所、要所に立て札、そしてめぎさんやナツパパさんのお話で、
富士塚ますます楽しく拝見しました。 
私も日本では身近に無かったし、まったく知らなかった世界なので
ブログのつながり、とても有り難く感じます^^。
by Inatimy (2014-09-15 17:05) 

miffy

富士塚面白そうですね。
ここなら小さな子供でも安全に上ることが出来ますね。
by miffy (2014-09-15 23:07) 

テリー

面白そうですね。行ってみたくなりました。
by テリー (2014-09-16 10:20) 

mimimomo

富士塚なるものがあることは知っていましたが、それがどんな物かなど
全然知りませんでした。
そんな本が出ているのですね~びっくり。
by mimimomo (2014-09-16 10:24) 

hideyuki2007y

ナツパパさんブログにそっくりになるのは当然ですね〜
by hideyuki2007y (2014-09-17 22:27)