あれから2年 [めぎはいまここ]
早くも2年が経ったのね。
2年前までと、それからとでは、いろんなことが変わったと感じる。
あの日あのときに日本に、東京にいなかったことも、めぎには非常に大きな分岐点となった。
あの日から、震災に直接は関係の無かっためぎなのに、人生の色が変わったような気がする。
直接震災に遭っていなくても、たぶん多かれ少なかれ誰もにそんな面があるのではないかしら。あの圧倒的な津波のすさまじさを見てからは、あの吹き飛ばされた鉄骨むき出しの原発にヘリコプターでシャワッと水をかけているシーンを見てからは、もう以前の無邪気な気持ちにはもどれないな、と心のどこかで感じているような。
この2年間に、どこかなにかかみ合わなくなってしまった人もいた。
それがとても寂しかった。
あの出来事が、人の考え方や生き方を非常に明確に鮮明にしたように思う。とげとげになったというか、一人一人別々になったというか。絆、などという言葉がよくメディアに踊っていたけれど、めぎの印象では絆がどんどん断ち切られていくような気もした2年間だった。
その中で、ほんの数人、ずっとめぎを思いやってくれた人もいた。なんという優しさだろう。その人たちこそ直接本当にひどい被害を受けたのに。
その人たちの幸せを切に祈る。いつもありがとう。
2013-03-11 02:00
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コメント(14)
発展を取るか安全を取るか・・・・。
日本人の民度が試されています。
by Baldhead1010 (2013-03-11 04:31)
私も同じようなことを感じていました。
特にあのメディアで踊った「きずな」という言葉。
あの言葉が冷たく感じるのです。
本当に求められているのはあんな言葉じゃないはず。
私も被災地の方々の生活を思います…
by ちばおハム (2013-03-11 06:16)
あの震災を機に、私の進む道は大きく変わりました。
もちろん、阪神淡路の経験があってのことですが。
by 駅員3 (2013-03-11 07:48)
狂ったように明るい首都圏の街の夜は、すっかり震災前に戻りました。
原発も再稼動前提で動いているようですし、けっきょくこの国は変わらないというのが残念です。
by YAP (2013-03-11 09:34)
2年前に、めぎさんが震災のことで心を痛めていらした様子を記事に書かれていたのを、私は今でも覚えています。津波や原発の映像が与えた衝撃に加えて、日本を離れて遠くにいるからこそ余計に心配が大きかったり、余計に傷ついたりしたこともあるのではないでしょうか。スノードロップと水仙の花びらの柔らかなやさしさが、めぎさんの繊細な優しさに重なって見えてきます。もう以前の無邪気な気持ちには戻れない…ほんとうにそうですね。
by stellaria (2013-03-11 09:35)
大きな地震と津波でした。しばらくしてから、顧客からの依頼があって東北を訪れました。自分の目でみた石巻や青森の風景は、私にとって本当に強烈なものでした。また、何も変わらない私の住むムラの風景に立って、ガイガーカウンターで測定すると、やっぱり数値が高いのです。強い怒りを覚えました(原発というものに無関心だった自分に対してです)。
by krause (2013-03-11 13:45)
あの日に見た映像は言葉にならない想いを心に刻みつけたかんじがします。
地震も津波も原発のことも一気に何もかもが起こってしまって。
by Inatimy (2013-03-11 17:53)
この2年の間に日本中が何だか変わったような気がしています。良い事もあるけどいやな事も沢山、確かに人の考えって複雑ですよね。原発の問題は特にいろんなことを感じさせられました。
by マリエ (2013-03-11 20:45)
日本は、あの大きな災害でも「変われなかった」と思います。
原発の問題がまったく解決していないのに、大丈夫であるかのようにまた原発に頼ろうとしています。
by HIROMI (2013-03-11 21:01)
あの日から、「信じられないことも起こりうる」という現実と、自分の無力感を強く感じるようになりました。大きな被害を受けた地域は復興がなかなか進まず、苦しい生活を強いられ続ける多くの人々。
「2年が経った」と特番を組むわざとらしいTV局や、大事なことをきちんと伝えないマスコミに腹が立ちます。
時間は経つのに相変わらずどうしたら良いのかわからない自分にも不甲斐なさを感じます。虚しいです。
by Bonheur (2013-03-11 22:22)
次第に2年前のことが記憶に薄れることを危惧しています。いつまでも忘れないようにしたいものですね。
by たいちさん (2013-03-11 22:29)
あれから2年経ったのに何も変わらない日本。
この先どうなっていくのか心配です。
by miffy (2013-03-11 23:19)
日本から離れた異国にあって、生徒や関わる人達から受ける厚意、時に直球な質問や疑問、それは日本に伝わるかなぁ・・な企画などに、ご自身が心痛であるのに、ドイツ語で状況や日本人のありようや解釈を説明しなきゃならなかっためぎちゃん。あの時期は日本にいたって、僅かばかりの被災地支援に加わったとて、自分の無力さと理不尽な世に唇噛むことばかりで、やたら長く物を書いて精神のバランスをとっていた記憶があります。
今TVはないし、昨晩までPCも不調だったので、昨日は仕事以外は一切の情報を遮断して静かに過ごしました。
by もんとれ (2013-03-12 02:59)
めぎさんの椿の蕾みて我が家のセイオウ椿見に行ったら
ちょっと咲きかけてました。 観察してないね。
by ふーみん (2013-03-12 13:14)