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 [小さな出来事]

今日も12月初めの日曜日の散歩の写真から。

煉瓦の壁に映る影とすっかり裸ん坊になった枝が、双子の兄弟のように見えて。
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今年、めぎの教えている生徒の中に双子の兄弟がいる。今までも双子の兄弟姉妹を何度も受け持ったのだが、似ているし、似ていない。凄く仲良しで、でも一番のライバルで。うっかり二人を一緒に扱うとまずいし、でも別々に一人一人に扱うとそれもまたよそよそし過ぎて嫌がられ、双子ってかなり難しい。二人で一心同体みたいに完結してしまって外に問題を見せない双子もいるので、ちょっと気を付けなければならないし、片方が成績が悪くなったりするとこれまた気を遣う。

その昔、めぎが中学の時に一番仲良くした友だちが双子の姉妹の妹の方だった。とても仲の良い二人で、同じ高校に進学。しかし、大学受験で別の道に分かれた。それは、お姉さんの方が第一志望に受かり、めぎの友だちの方が受からなかったからだ。その後の人生はずいぶん違ったようだ。

そんなことを思い出しながら、教えている生徒たちが将来どう変わっていくのかな、と思う。それぞれが自分の満足する、うち込める道を見つけられたらいいな。日本語の大好きな二人、これからどうなっていくのかな。本物の木と影ではなく、それぞれが自分の木を成長させて行けますように。
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