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区切りのない感じ [小さな出来事]

今日も12月の最初の日曜日の散歩の写真から。

もう半月も前の写真となる。この日、久々に晴れ間が出て嬉しかったんだよな…
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あと一週間で冬至も過ぎる。今がどん底。でも、そろそろ終わりが見えてきた。だって、来週は学校が3日間だけなのだ。ただ、採点がどっさり溜まっているのだが。今週はずっと試験期間で、それが全て今机の上に。頑張ってもたぶん一部は休みまでに終わらず、持ち越しとなるだろう。

ドイツの学校は半学期制なので、8月から始まった今年度の半期の成績表を出すのは1月末。つまり、長期休み前に成績表をもらうという文化ではない。それはそれでいいのだが、なんとなく、日本みたいに長期休みにはすべてを終わらせて入り、休み明けはまた新たな気持ちで新たな学期を始められたらすっきりして良いだろうなと思う。生徒たちは試験がどうだったのか分からないまま休みに入り、教師は山のような採点を持ち抱えたままクリスマスを迎えるのだ。

だから、まずは採点をほっぽりなげてクリスマスの準備と家族との時間に集中し、大晦日のカウントダウンパーティーを終えたらようやく一息、1月2日以降に採点を始めるという教師が少なくない。(ドイツはクリスマスが日本のお正月のような行事なので、お正月は大晦日のカウントダウンしか祝わず、2日から平日である。)休みなのに仕事しなきゃいけないのは教師の残念な部分よね、と文句を言っている人もいるし、休みだから落ち着いて採点できていいと思う人もいる。教師は普通のサラリーマンより長期休みが多いのでよく羨ましがられるのだが、実はその休み中にもちゃんと仕事があるようになっていて、本当に休暇を過ごせるのは結局サラリーマンと同じ日数になるようにできているらしい。

そして1月2週目に学校が始まると、今度は定期試験の続きの口頭試験とか追試とかが待っている。それって、ホント、なんだかなあと思う。まあそれもありなのよね、というか、そういうものなので皆慣れていて、それがこのだらだら感というか、区切りがつかない感じを生み出しているということに気がつかないのだけど。いや、区切りをつける、というようなことは自らするもので、暦とは全く連動していないと考えるのがドイツなのだ。でも、みんながみんなちゃんとそういうことができるわけじゃないので、暦で区切りが付けられた方が、ずいぶん助けになると思うんだけどな。
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