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影の長い季節 [小さな出来事]

めぎ、どうにもこうにも忙しい日々で、今週は毎日写真一枚のアップとする。でも、文章をちょっと長く書こうと思う。

これは12月初めの日曜日、久々に晴れたのでとっても嬉しくフルサイズを持ち出した散歩にて。10時半頃の撮影。影が長いでしょ。太陽の位置もあんなところ。
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ヨーロッパにはもっと緯度の高い地方があって、そこではもっと大変なのだろうが、めぎのドイツ生活で言うと、とにかく夜明けが8時半ごろなので朝8時からの授業はまだ夜明け前、昼間でも太陽の位置が低くて夕方のよう、しかも毎日曇りでいつも暗くてずっと電気が必要、16時過ぎに日が沈むので授業中に既に暗くなる、というこの時期の毎日は本当に身体にも精神にも応える。

しかしまあ、この週末に春闘ならぬ秋闘とでもいうのか、10月からやっていた州の労使交渉がやっと終わり、一足早く春に行われた国家公務員の労使交渉の結果と同じで、税金を引かれずに3000ユーロがインフレ対策として支払われることになったし(まず12月に1800ユーロ、残りは120ユーロずつ分割払い)、一年後給料が200ユーロ上がり、さらにその3か月後5.5%上がることも決まったので、まあ良しとしよう…でも、すぐじゃなくて、一年後なんだよなぁ…来年、また日が短くなった頃にやっと上がるってことなのよね。それまでは据え置きって、どうなの…それまでは3000ユーロで我慢してねっていうことなんだろうけど。一年後インフレってどうなっているのかなぁ。

前にも書いたことがあるけど、ドイツにはボーナスという制度がない。一般企業でその年にその企業の売り上げが本当にあればボーナスなるものが出ることもある、という程度で、一般にはクリスマス手当というのが出る程度。それも、給料の50~80%ほどで、何か月分なんてものではない。公務員の場合、給料システムの等級の上の人の方がそのパーセンテージが低く、めぎなど46%ほどで、半分にも満たない。ちなみに公務員のクリスマス手当の平均額(額面)は2809ユーロだとのこと。普段の給料の低い人が3000ユーロぐらいもらい、いつも凄く多いトップの人は2000ユーロぐらい、という風になっている。そういう考え方って、いいな。ちなみにドイツは税金やら保険料やら年金やらがとても高いので、手取りはこの半分ぐらい。公務員の場合、夏にはそういう手当はない。だから、日本のボーナスの年額で平均100万円以上って、羨望のまなざし。

そんなわけなので、一律に3000ユーロくれて、それも税が引かれず全てもらえるというのはすごく嬉しい。ボーナスもらうってこういう気分なんだろうなあって想像している。
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