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特集13:ヘルゴラントの実態 [ヘルゴラント]

昨日の地層の岩の上には、こんな野原が広がっている。

羊たち。


ヘルゴラントは、戦時中は潜水艦の燃料補給基地としての機能を果たしていたので、イギリス軍が爆撃し、壊滅状態となった。イギリスはそれに留まらず、1947年にも6700tの爆弾を落とすなど、ヘルゴラントを爆撃訓練場として使用した。その痕は、ぽっかりと大きな穴になっている。これは、その穴というか、巨大なくぼみの一部。

1952年になってからドイツに返還され、現在のようにリゾート地として復興した。

こちらは町の方。右側の三角形に尖っているのは教会。

教会の尖塔は、船の形になっている!

町のほうへ戻ると、そこにはドイツならではのSchrebergarten(シュレーバーガルテン)。それは、街中ではアパートに住んでいて庭がない人たちが、郊外に小さな庭を借りるシステム。小屋には炊事や宿泊できる施設を備えているところも。週日は街中のアパートに住み、週末に庭の世話をしてそこで過ごすドイツ人も多い。





あっちがイギリスなのね・・・

高台も海沿いにはやはり民宿やウィークリーマンションが建ち並んでいる。


海が見下ろせるカフェ。


階段を下りて港へ戻る。途中にはさくらんぼの木が。


お土産屋さんを覗いてみたり♪


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julliez

のどかな景色も、複雑な歴史があって今に至っているのですね。
平和は財産ですね。
by julliez (2007-06-24 03:49) 

etsukonoheya

良いですね~、感動ですね。
by etsukonoheya (2007-06-24 04:37) 

めぎ

>julliezさま
ヨーロッパの歴史は複雑ですね。この50年、平和を目指してEUを築いてきた努力は凄いと思います。
by めぎ (2007-06-24 04:43) 

めぎ

>Etsukoさま
気に入っていただけました?嬉しいです♪
by めぎ (2007-06-24 04:44) 

laf

サクランボ美味しそうですね。

家にもあったのですが、25年目の今年、枯れてしまいました。
実を鳥と取り合いをしていたのですが、ヘルゴラントは、鳥は、いっぱいいますが、サクランボは、食べないのですね。魚が主食の鳥が多いのかな。
by laf (2007-06-24 06:35) 

ぽりぽり

今日は、いちだんと盛りだくさんの内容ですね! 爽やかな草原と海と羊とログハウスですかぁ~。いいですねぇ~。自分はどちらかというと山ばかりに行っているので海のリゾートにも憧れがあります。日本には、こういった風景のビーチリゾートはちょっと見当たらないです。 ドイツの方に愛されている地域なんですね。こういうところで昼間からビール飲んだら、非日常感が味わえていいでしょうね!サクランボも食いたい!
by ぽりぽり (2007-06-24 06:53) 

krause

映画の舞台になりそうな景色ですね。ドイツの戦争の傷跡についての話を聞くと心が痛みます。
by krause (2007-06-24 07:28) 

めぎ

>lafさま
サクランボの木がおうちにあったとは、羨ましいです。でも、枯れてしまったなんて残念ですね。ドイツでもサクランボの木をお持ちのお宅では、鳥と戦ってますよ。でもそうですね、ヘルゴラントでは、海鳥ばかりでしたね。
by めぎ (2007-06-24 07:47) 

めぎ

>ぽりぽりさま
ヘルゴラントがあまりにも長くなってしまったので、そろそろ終わらせようと思ってちょっとたくさん盛り込んでしまいました。私も山が大好きですが、もし家を買うなら、海の近くが良いなと思ってます。ヘルゴラント特集が終わったら、森の中での休暇の話を紹介する予定です。
by めぎ (2007-06-24 07:49) 

めぎ

>Krauseさま
この風景だけ見ると、映画の舞台にできそうな美しいところですよね。でも、ドイツにはあちこちに戦争の爆撃の痕があって、ここも例外じゃないんですよね。
by めぎ (2007-06-24 07:51) 

ペンタ

ウィークリーマンションや日曜菜園など、日本と同じようなことやっているのですね^^ドイツが先かな・・?
by ペンタ (2007-06-24 08:14) 

ゆゆ

とってもステキ♪(*^-^*)
by ゆゆ (2007-06-24 08:16) 

めぎ

>ペンタさま
日本でいつからあるのか私は分からないんですが、ドイツでは、ウィークリーマンション形式の宿は少なくとも50年前には既にあったそうです。休暇が一週間以上、2ヶ月に及ぶこともある国ですが、たいてい一箇所滞在型でそこで煮炊きもして過ごすのです。ウィークリーハウスもあります。また、この日曜菜園みたいな庭のシステムは、19世紀からあります。
by めぎ (2007-06-24 08:28) 

めぎ

>ゆゆちゃま
えっ?わたし?あ、でもわたしは今回写ってないわ・・・
by めぎ (2007-06-24 08:29) 

Baldhead1010

そういえば、第二次世界大戦ではイギリスは敵国だったんですよね。

歴史はどうなるのか先が見えませんね。
by Baldhead1010 (2007-06-24 09:00) 

とよっち

草原の風景、潮風が流れてきて気持ちよさそうですね。
ちょっと広めの家庭菜園、ガーデニングをこうして楽しんでいるんですね。
お土産のコースター?海賊って何か関係があるのでしょうか?
昔、海賊の島だった?
by とよっち (2007-06-24 09:00) 

ブルーメン

盛りだくさんで楽しかったです!写真も綺麗で見入ってしまいました!
ヘルゴラントは人気のリゾート地なんですね(^^)
でも日本人が来ていたら驚かれそうですね・・・
by ブルーメン (2007-06-24 09:03) 

Basti Fantasti

おはようございます~^^
あぁ、本当にのどかな風景が広がっているのですね~(*´∇`*)
海岸近くの草原に放牧されている羊を見ながらぼ~っとするのもいいなぁ~!
Schrebergarten,憧れる~♬*:♬♪゚・:,。♬o。*:..♬♬.:*:・♪
こういうところで一日ゆっくりとお花の世話をしたり、本を読んだりお茶したり・・・あぁぁ~いいな~(*´∇`*)
もう、めぎさんのブログはひどいっ!またドイツに行きたい病が悪化しちゃいましたぁ~~~( *´艸`)クスッ♪
by Basti Fantasti (2007-06-24 09:17) 

miffy

教会の尖塔の上の船、家庭菜園の小人やアザラシたちカワイイですね^^
こんなステキなところで、のんびり1ヶ月くらい過ごしたいです~
by miffy (2007-06-24 09:32) 

戦争の爪あとを残しながら、平和の園がそこで
芽生えている。それがなんだか、心に響くね・・・。
by (2007-06-24 09:46) 

YAP

きれいなリゾート地でも、悲しい戦争の歴史があるのですね。
みなさん、平和な今のヘルゴラントを楽しんでいるみたいですね。
by YAP (2007-06-24 10:20) 

ドイツの家庭菜園の歴史は古いのですね、旗がなければ日本のよう!
野菜作りは共通ですーそれにしても手入れが行き届いているわと感心(^^)
by (2007-06-24 10:47) 

黒い生き物はヒツジ?ヤギ?
60年前が想像できないくらい 長閑な景色
ジュラ紀からこの方を考えると 戦争なんてほんの一瞬の出来事
でもこの窪みは消せないんですよね
by (2007-06-24 11:24) 

rose

のどかな景色の中に戦争の傷跡が痛々しい・・
今はいろんな国に旅行もできるし、幸せな時代ですね。
一方では、そうでない国もありますが・・・
畑を借りるシステム、いいですね。
いろんな国の旗が立っているのはなぜでしょう??
by rose (2007-06-24 12:44) 

MOCOMOCO

こんなにのどかな風景なのに、過去の傷後が残されているんですね。。。
シュレーバーガルテンのシステム、いいですよね。
日本でも最近こういうシステムは流行の兆しがあります。
リタイヤしたら農業を、と思う人が増えているんでしょう。
by MOCOMOCO (2007-06-24 12:52) 

coco

今はこんなに美しい場所にも
昔は悲しい歴史の在る場所なんですね..
だから美しいのでしょうか。
とても素敵な場所ですね♪
by coco (2007-06-24 14:50) 

いとお

素敵な草原ですねぇ~
とっても気持ちよさそう(^^)
カフェもとってもいい感じ。
時間がゆっくり流れてそうな感じですね(^^)
by いとお (2007-06-24 15:27) 

wakatate

ヘルゴラントの草原が綺麗ですね、以前何かの映画で
見たような景色ですね、
ここの羊たちは、美味しそうな草が沢山あって幸せですね、
教会の尖塔が、船の形になっているなんてお洒落
ですね、どこの教会も十字架ばかりですものね。
by wakatate (2007-06-24 16:39) 

RangerMaeda

思わず深呼吸したくなるような綺麗な空に草原ですね
人魚のお人形がかわいい^^
by RangerMaeda (2007-06-24 20:20) 

のび太

世界の歴史をもう一度学ばなくては・・と感じました。
ヘルゴランドはいろいろな歴史があるのですね。
訪れてみたいです。
by のび太 (2007-06-24 20:58) 

めぎ

>Baldhead1010さま
そうなんです、イギリスもフランスもアメリカも、日本とドイツの敵だったのですよね。それも、この長い地球の歴史から見ると、ホンのつい昨日のことなんですよね。
by めぎ (2007-06-24 21:02) 

めぎ

>とよっちさま
中世には海賊がこの辺りを牛耳っていたそうです。この近くには島がいっぱいありますし、海賊たちが住処にしていたんでしょうね。
by めぎ (2007-06-24 21:06) 

めぎ

>satoeさま
私がいた二日間には全く日本人もアジア人も見かけませんでしたが、夏休みはもしかしたらいるかもしれませんね。特にびっくりはされませんでした。でもまあ、ドイツ人と一緒にいたからかもしれませんが。日本人だけの家族連れが着たら、目立つかもしれませんね。リゾート地ですから不自由はないと思います。
by めぎ (2007-06-24 21:08) 

めぎ

>Basti Fantasti さま
ドイツにまたいらっしゃる予定はありませんか?近いうちに実現できるといいですね。お庭を持つのは私も夢です。でも、できれば自分の家に庭が欲しいです。
by めぎ (2007-06-24 21:09) 

めぎ

>miffyさま
こういうところでちょっと便利に暮らしつつ、往復4ユーロでデューネに行ってアザラシやミヤコドリを見てくる・・・そういう休暇を過ごしたいものですね。次回行くときには、なんとかもう少しゆっくり時間が取れたらいいな、と思ってます。
by めぎ (2007-06-24 21:11) 

めぎ

>コールドターキー様
平和は努力なしには実現しないものですから、ヨーロッパ諸国が半世紀以上かけてここまで平和を築いたことには感嘆します。通貨まで統一しちゃったのですから、凄い努力だと思います。
by めぎ (2007-06-24 21:14) 

めぎ

>YAPさま
平和になったことを一番喜んでいるのは、アザラシや鳥たちかもしれませんね。
by めぎ (2007-06-24 21:14) 

めぎ

>ウサコさま
わざわざ自分の家から離れたところにお金出して庭を持つからには、張り切って世話をしているようです。自分で育てた野菜は美味しいでしょうね。私もやりたいなあ。
by めぎ (2007-06-24 21:16) 

めぎ

>mompeliさま
クレーターみたいにしっかり歴史を大地に刻んでいる、という感じでした。遠目には見えないけれど、近くへ行くと大きなくぼみ。何も言われなければただの谷に見えます。
武器の生産には実験は欠かせないし、大国は皆、多かれ少なかれこうやって辺境の島など使って実験をしている。しかし、人がいなければそれでいいのか?と考えさせられます。
黒いのもヒツジだと思ってたんですが・・・?どうなんでしょ?
by めぎ (2007-06-24 21:23) 

めぎ

>roseさま
いろんな旗、私も全ては分かりませんが、ここにはドイツ人ばかりではなく、少数民族や、イギリス系やデンマーク系の人も住んでいるのでしょう。また、ドイツ国内の州の旗や、サッカーチームの旗もありました。ドイツの人々は、自分の出身地を誇りにしていますから、その旗を掲げているんだと思います。
by めぎ (2007-06-24 21:25) 

めぎ

>MOCOMOCOさま
リタイヤしたら自然の中で暮らしたい、そういう気持ちがだんだん分かるようになってきました。便利な都会で過ごしたい気持ちもありますが、自然の摂理の中に身を委ね、静かなところで大きな広い空を眺めてゆっくり座って過ごしたい気も。でも、実際は農業ってそんな生易しくはないと思うのですが。
by めぎ (2007-06-24 21:27) 

めぎ

>cocoさま
ヨーロッパの歴史は戦いの歴史ですから、どんな綺麗な街にも、どんな小さな村にも、痛々しい歴史があります。たしかに、だからこそ美しいのかもしれませんね。
by めぎ (2007-06-24 21:31) 

めぎ

>いとおさま
ここのカフェはデューネと違ってたくさんの人でにぎわってて、全然違う雰囲気だったのが興味深かったです。
青い海を見下ろしながらビール、美味しかったですよ♪
by めぎ (2007-06-24 21:37) 

めぎ

>wakatateさま
教会の尖塔、ちょっとびっくりしました。十字架じゃないのって、なかなかありません。羊たち、本当に幸せそうでした。こういう幸せな毎日がずっと続いてくれることを願ってます。
by めぎ (2007-06-24 21:39) 

めぎ

>Rangerさま
人魚がアザラシを抱えてるんですよね~可愛くて、思わず買おうかと迷いました♪
by めぎ (2007-06-24 21:40) 

めぎ

>のび太様
世界史って、キリが無いですよね~その国によって何を伝えるかも違ってきますしね。
by めぎ (2007-06-24 21:41) 

可愛らしい町並みに似合わない歴史があるんですね^^;
by (2007-06-24 22:37) 

ada

海と草原と羊、やっぱり北海道の網走あたりの風景に似ています。もっとも今はどうかわかりませんが、40年前はそうでした・・・
畑を作っている方たちは、島の方、それとも本土から船で耕しにくるのかしら。海をみながら野菜を作る、いいですねぇ。
by ada (2007-06-24 22:42) 

めぎ

>香草様
歴史の上にこの町並みが成り立ってる、という感じでしょうか。
by めぎ (2007-06-24 22:50) 

めぎ

>adaさま
多分島の方です。1600人ほど住民がいるそうです。北海道はあまり変わってないと思いますよ。このまま自然が残っていけばいいなと願ってます。
by めぎ (2007-06-24 22:56) 

Jalana

初めまして。
きれいなところなんですね。行ってみたい!
ドイツの人に聞くと、こういう島に限らず大陸の北部の町はたいてい
イギリスに攻撃された歴史があるらしいですね。平和であって欲しい!
ミュンヘンぐらい内陸側に行くとそいういうこともなくて昔ながらの
建物が多く残っている、んだそうですけどね。
by Jalana (2007-06-25 00:41) 

もりけん

めぎちゃん、
私はめぎちゃんのブログを読むようになってから、明らかに以前よりドイツ、そしてドイツの人が好きになりましたよ。すごいね、ブログって!
by もりけん (2007-06-25 01:51) 

めぎ

>Jalanaさま
はじめまして、ご訪問ありがとうございます。
北部はたしかに攻撃の痕が生々しいですね。ベルリンが近いですしね。
南ドイツはドイツ的には伝統はあるけど田舎なので、あまり爆撃されなかったところが多いといえるでしょう。と言っても、意外と爆撃されてて、昔と同じように作り直したところが多いそうですけど。北は交通の要所や工業地帯が多いので、爆撃が多かったと言えますね。
by めぎ (2007-06-25 05:32) 

めぎ

>もりけんさま
ブログって、影響力があるんですね。気をつけてものを書くようにしよう、と思いつつ、好き勝手してます・・・ドイツのこと、もう少し具体的に、もう少し日常的に、ありのままの姿を知ってもらえたらいいな、と願ってます。なにしろビールとソーセージとロマンチック街道とサッカーとベンツくらいしか普通は浮かばないでしょう。でも、ドイツでは、ドイツ語で若者が愛を語らっているし、強盗が人を脅しているのです。そういう、当たり前のことに気がついて欲しいと願ってます。
by めぎ (2007-06-25 05:35) 

どらっち

観光地っぽいところもあれば、自分ちの庭的なのもある、って面白いですね。
by どらっち (2007-06-25 15:09) 

くっさん。

日本でも家庭菜園が流行っていますが、
ドイツなら週末に泊まり込みで耕す人もいるのですね(^^)
農業って、究極の趣味っていいますもんね。
万国共通で面白いです。
by くっさん。 (2007-06-25 21:32) 

めぎ

>どらっちさま
ヘルゴラントは人の住む島でもあり、観光地でもあり、自然保護地域でもあり、いろんな面を持ってました。
by めぎ (2007-06-26 02:56) 

めぎ

>くっさん。さま
農業を趣味にするって、ほんと、こんなに離れているのに共通してて、面白いですね。
by めぎ (2007-06-26 02:57) 

リス太郎

青い海に草原がきれいだね。羊もかわってておもろい。
さくらんぼはこないだ山形で見たのとおんなじだ。
by リス太郎 (2007-06-29 22:58) 

めぎ

>リス太郎様
山形の、召し上がりました?
by めぎ (2007-06-30 05:08) 

リス太郎

食った。ほんのり甘酸っぱい。
by リス太郎 (2007-07-03 01:46) 

めぎ

>リス太郎様
甘酸っぱいっていいですよね。果物はちょっと甘酸っぱいのが好きです♪
by めぎ (2007-07-03 05:20) 

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