今時のコドモ [小さな出来事]
先週から2週間は、ドイツの学校は秋休みである。
ここNRW州は今年の夏休みが6月末から8月初めまでだったから(ドイツでは州ごとに学校の夏休みの時期がずれている。休暇の集中を防ぐためらしい)、新学年が始まって(ドイツは秋から学年が上がる)約2ヶ月経って、2週間の休みに入ってホッと一息といったところだ。
今日はコドモの友達が遊びに来ていた。何をして遊ぶかと言えば・・・
外に行けばいいのに、と思うけれど、今時の子どもはやっぱりコンピューターゲームが主流らしい。少年たちの会話をちょっと聞いてみると・・・(下手な翻訳なのでイマイチ少年ぽくないが)
A: ここでこの通りを買っておけばあとで家を建てられるから得だよ。
B: でも手持ちが少ないんだ。
A: そっちの通りを担保に借金すればいいじゃないか。
あーだこーだと議論しながらゲームを進めていっている。5年生ともなると、借金の担保などといったことがゲームになるのだな、へええ。
まあでも、ドイツ語で担保はPfand(プファンド)といい、この言葉は普通、空き瓶やペットボトルの回収にも使われてて(空き瓶を返すと戻ってくる瓶代がPfand)、小さい頃から馴染みがあるらしい。なにしろ、空き瓶のケースやペットボトルの空いたのを持ってスーパーへ買い物に出かけるのが日常であるし、子どもたちは学校で空き瓶集めをしたりしてるのだ。哲学用語などのドイツ語に代表されるように、日本語に訳すと難しい言葉になるけれど実際は簡単な日常語であるドイツ語は非常に多い。
そこへパパが「パンケーキを焼いたから食べにおいで」と呼びにきて、少年たちが行ってしまったところを盗み見ると・・・
やっぱりモノポリーだった。