秋雨のバルコニー

9月はずっと天気が良く暖かかったのだけど、月末になって寒々と雨がちなどんよりとした天候になった。まあ今までが異常で、これが普通のドイツなんだけど…うちは換気に窓を開けていることが多いので、暑かったときの石に篭った熱気ももうすっかり冷め、冷え冷えとさえして週末にはとうとう暖房をつけた。

そんな中、朝顔が次々と生き生きと咲いている。ホント、これって秋の花だったのね（朝顔が秋の季語であることは念のため調べたが本当のこと）…この朝顔は日本から送ってもらった種を植えたもので、つまり日本の朝顔なのだけど。暑さの盛りには蔓を伸ばし葉を茂らせ、涼しくなってから咲き出した。これは土曜日の撮影。



クレマチスも再び一つ花を咲かせた。



こちらにももう一つ蕾がある。無事に咲くかな。



どこから飛んできたのか、こんなのが生えてきた。



しかも、花を咲かせているみたい。これはトリミング。



雨なのでバルコニーのテーブルは傾けてあって、ああもうバルコニーライフは終わりねという趣だけど、9月に咲き始めた紫陽花もまだ綺麗だし、バルコニー、頑張ってる。



最後に、これはうちのドイツ人の生け花風アレンジメント。金曜日のマルクト市場で買ったアーティチョークの花に、貴族の庭園で拾ってきた秋の枝。拾ってきたのは一週間以上前なのですっかり乾いちゃってるけど、そのおかげでいかにも秋という感じ。



↑この花器は、本当は花器ではないのかもしれないのだが、めぎがずっと一輪挿しに使っているもので、今から30年ほど前に東京在住の伯母につれて行ってもらった新橋だったか銀座だったかの高級料理屋さんでいただいたもの。あのお店、どこだったのかももう思い出せないのだが、今もあるのかなあ…