SSブログ

秋への入り口 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

早くも9月。今年もあと3分の1なのね。
a2.jpg


秋への入り口のような気がして撮った写真だけど、撮ったのは8月16日。まだまだ暑かった。
a4.jpg


夏休みが終わった後の最初の週末だったのだけど、35℃の中マスクして授業をしていた頃で、ヘロヘロだったなあ…
a5.jpg


暑さの所為かな…葉っぱがそろそろ黄色く、を通り越して茶色くなり始めていた。
a6.jpg


今日の記事の写真は全部8月16日のものだが、それから時は流れ、もう9月。今の気温は最高が20℃前後で、朝夕は肌寒いほど。2週間でガラリと気候が変わった。めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州の学校では、9月1日からマスクを外して授業をしてもいいという。夏休み直後の、休暇から感染して帰ってきたかもしれない人たちの危険が14日以上経って過ぎ去ったから、なのだとか。
a1.jpg


しかしそれと同時に、ケルンやデュッセルドルフのクリスマスマーケットが今年は(今のところ全部ではなく一部だけだが)中止、というニュースが相次いでいるし、来年2月のカーニバルも中止かという議論がなされているし、ドイツでは大きなイベントは今年いっぱい中止となったし、なんといってもメルケルさんが、「秋や冬にいったいどうなるか、もしかすると非常に感染が広がるかもしれず、事態は深刻で、どうか真剣に捉えてほしい」と演説したし、うーん、どうなるんでしょ…
a3.jpg


事態が深刻である最も大きな理由は、治療薬もワクチンもまだないこと、とメルケルさんは言う。うん、たしかに。医者の知り合いによれば、医学界では重症化した際に呼吸器よりずっと手軽で安いこれこれの医薬品が役に立つ云々と多少の見通しが出始めているそうだが、でも未だ患者を前に何がどうなってて何をどうして良いか分からない部分も多く、そういう意味では確かにインフルエンザよりたちが悪い。感染者数を見ると今のところはそんなに危険でもないが(ドイツの最近は毎日1500人前後)、そして死亡者数も増えていないそうだが、最近のフランス(1日に7千人以上)を見ていると今後何がどうなるか分からないなとも感じる。(写真は前ボケに木の枝や葉っぱを入れつつ池の映り込みと池の中の魚を撮ったものなのだけど、なんだか分かりにくいわねぇ。で、先行き不透明さを表す写真として採用。)
a9.jpg


メルケルさんは子どもたちをコロナの犠牲者にしてはならないと演説したので、学校はずっと続くのだろうと推測する。めぎたち教師は夏休みも6週間あったし給料も全額支払われているので、それに見合った仕事も求められているのだろう(見合う以上のことをさせられている感もあるが)。何はともあれ、先週の検査ではめぎの学校にはコロナに感染している教師はいなかった。また14日後に検査。しかし感染しているか否かより、抗体があるか否かの検査をしてほしいわよねえ。
a7.jpg


そんなこんなの日々。9月になって、今後どうなるか未だよくわからなくて、どんどん暗くなっていく時期にクリスマスマーケットも開かれず(問題視されているのはアルコール、つまりグリューワインで、それは酔うとみんなすぐにマスクを外しちゃったり密になったりしちゃうからで、だから飲み物無しで開かれたりするかもしれないが)、寒い時期になると窓を開けて風通しよくして食事などに集うこともままならなくなるし、確かにこれからが最も辛く深刻な事態なのだろう。
a8.jpg


この先どうなるか分からないが、なにはともあれ、夏のうちに楽しんでおいてよかった。
b10.jpg
nice!(30)  コメント(7)