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まだ夏だったほんの少し前の頃 [小さな出来事]

今日は8月16日と23日の写真を織り交ぜて。

16日は30℃以上の暑さだったが…
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23日は25℃ぐらいだったと記憶している。
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しかし30℃以上も25℃も夏。半袖だった夏の頃。
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鵜も涼んでいるかのようだった。
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春から初夏にかけてたくさんたくさんいたカナダガンたちはほとんど旅立った。彼らはここに住みついちゃったのかな。
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まだ大人になり切っていないヒナがいるのかもね。
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緑の多いめぎ家近くの公園。8月16日も23日も週末なのに仕事に追われてずっとPCの前に座っていたが、日曜日の1時間の散歩だけは取りやめにせずに出かけた。そういう時間って大事だと思うから。
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光が眩しくて、暑くて、夏の断末魔を楽しむような時間だった。
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最近ドイツでは、感染者数の多いフランスやスペインと違ってドイツの数が少ないのはなぜか、みたいな記事がたくさん出ている。ロックダウンの解除を慎重に遅くしたから、という論調だ。そして、死亡者数も増えてないし、そろそろ終息?それとも秋から冬にかけて第2波が来る?と、何が何だか。今や海外からの入国をほぼ断ち切って鎖国状態の日本と違って、EUは常に人の流れがあり、経済の面からだけでなく人権という面からもその自由をできるだけ尊重しようという根本的な考え方もあり、ある程度の感染拡大は免れない。めぎのアパートでもフランス出身の隣人が8月中旬からフランスに住む両親を訪ねて行って今ちょうど帰ってきたところだが、日本だったらたとえ親が死んでも一日に7千人も新規感染者がある危険地域には行ってはならない雰囲気があるだろうし、戻ってきたら当然14日間隔離になるところだと思う…しかし、ここにはそんな雰囲気はかけらもない。それどころか、今のところ一定してほぼ1000人台のドイツは、コロナなんてもう大丈夫なんじゃない?という雰囲気もある。そもそも、フランスもドイツも休暇帰りの検査をいっぱいしているので、それで見つかる感染者数が多い、とも言われている。つまり、無症状や軽症が多いのだ。

しかしその一方で、来たるべき秋と冬のもしかしたらの事態に備え、ロックダウン時の学校の予行演習をしておこうとか、どうやってオープンデーやクリスマスバザールを行うか議論したりとか、職員会議ではほぼ感染拡大ありきで色々と準備を進めている。州として、9月1日から授業中にマスク着用義務は無し、と決定されたけれど、底辺の学校では生徒レベルでも否これからもマスクすべきじゃない?という議論がなされていると言うし、みんながみんなもう大丈夫とはあまり思っていない。でも、ドイツの一部には、特に東の方で「コロナは政府のでっち上げだ」「マスク強制はメルケル独裁政権の象徴だ」みたいなデモがあり、主にネオナチ系の人たちが大騒ぎして、それが全世界に放映されている。世の中ホントいろんな考えがあるものだ。でもめぎは、そんないろいろな考えが同時に共存できる社会というのは、基本的にいいと思う。暴力さえなければね。そして、ちゃんと事実を見る目があるならね。

なんとなく、ヨーロッパが休暇の時期に人々を自由に往来させたのは、そして多少新規感染者数が増えてもそのままにしているのは、秋から冬にかけて非常事態がやってくる可能性が高いから、という気がしてならない。今のうちに楽しんでおいてね、そしてできれば抗体を作っておいてね、というような、決して表に浮かび上がってこない意図を感じるのはめぎだけかしら…さらに、今後は非常事態になろうとも、休校やロックダウンをできるだけ避けるつもりなのだろうと思う。で、いざという時にはオンラインを駆使して通常以上に通常通りで、という段取りで学校はその準備と訓練に総力をつぎ込んでいるという気がする。杞憂に終わればいいけれど。

こうして夏の光と戯れたことが、秋や冬を乗り切る力の源になるといいな。
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そうそう、カメラはフルサイズのZ6で、レンズは105㎜単焦点マクロ。もうちょっと長いのがいいかなあと思いつつ。めぎ、やっぱり望遠が好き。重いけど。
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