SSブログ

シフとマリオネット [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。3年連続で訪れた夏のザルツブルクの2年目の3日目のこと。

3日目の夜に出かけたのはモーツァルテウムのホール。小さいけど金ピカの美しい会場。
b2.jpg


ここには1年目にも2回来ている。その1回目のお話はこちら。2回目はこちら

この日開かれたのは、アンドラーシュ・シフのピアノコンサート。
b1.jpg


↑ピアノコンサートだけど、なにやら後ろに白いものがある。それは、マリオネット劇団との共演だから。

舞台に人形が置かれて第1部終了。
b3.jpg

アンドラーシュ・シフはハンガリー生まれのピアノスト。でも今はオーストリアとイギリスの国籍保持者。イギリスではナイトの称号も持つとか。

このコンサートに来たのは、シフのファンだからでもマリオネットを見たかったからでもなく、うちのドイツ人の幕間の休憩時間にこの魔笛小屋を見せたかったから。まあもちろん、この日の演目がシューマンとドビュッシーで、曲が好きだからというのが第一条件だったけどね。
b4.jpg


モーツァルトが魔笛を書いた小屋はウィーンにあったはずだけど?という彼は、それをザルツブルクに運んできてここに移設したらしいというめぎの説明にもあまり関心を示さなかったが、ここに来て小屋の中にある説明を読んでもふーんという感じ。彼にとっては、魔笛の作品そのものには大いに興味があるけれど、書いた小屋とかはどうでもいいのかも。

スマホでもパチリ。あ、日本人らしき人たちが写っている・・・ザルツブルク音楽祭に来る日本人は年々減っている印象だけど、ピアノのコンサートは日本人率が高い。
b5.jpg


このとき夜の8時40分くらい。まだ明るいわね。ヨーロッパの夏は明るい時間が長くてとても気持ちが良い。
b6.jpg


そして第2部終了。
b8.jpg


一番右がピアニストのシフ。
b7.jpg


演奏はもちろん素晴らしかったし、マリオネットも可愛かったが、どうしてもマリオネットと一緒に見なければならないと言うほどでもなかった、というのがめぎの印象。このアンドラーシュ・シフはザルツブルク音楽祭に毎年出ている。今年2018年も出演予定で、バッハのコンサートのようだ。

このコンサートのことが書かれた後日の新聞記事。好意的に書かれていた。
b9.jpg


撮影: Nikon1 V3 + 18.5mm(F1.8), Xperia Z1
nice!(30)  コメント(4) 

nice! 30

コメント 4

Baldhead1010

ピアノの演奏は目をつむって聴きたいのに、マリオネットは目障り?
by Baldhead1010 (2018-03-13 04:39) 

YAP

ドイツ人さんは音楽そのものにしか興味がないんですかね。
本質にこだわるドイツ人さんらしいといえばらしいです。
by YAP (2018-03-13 07:54) 

engrid

マリオネット可愛らしいな
でも、ちいさいかな
文楽ですと、動き表情に惹きつけられますが
マリオネットはどんな感じなのかしら?

by engrid (2018-03-13 17:30) 

Inatimy

ホールのパイプオルガン、立派ですね〜。 この音が聞いてみたいかも。
作品には興味あっても場所には関心が薄い、そんなものなのかもと感じたのが、
画家のレンブラント。
国立ミュージアムにある絵画「夜警」はすごい人だかりなのに、
それが描かれた場所だと言われる南教会はあまり注目されず^^;。
by Inatimy (2018-03-13 21:36)