Hiroshima [文化の違い]
原爆投下60周年を記念して昨年BBCが作成し、ZDFでもドイツ語吹き替えで放送されたドキュメンタリー・ドラマ「Hiroshima」のDVDを見た。
当時の映像や、被爆者や投下したアメリカ兵などのコメントなども挟みながらではあるが、基本的にドラマ仕立てになりすぎていて、当時の日本人はこんなこぎれいな格好はしてなかったよ、というシーンや、いかにも演劇という感じの原爆投下後のシーンに、非常に嫌な気分になった。特に、アメリカ側の、原爆を飛行機に積んで飛び立って落とすまでの様子にかなりのウェイトが置かれていて、妙にドラマチックなのだ。
でも、被爆者の具体的なコメントやアメリカ兵の臨場感ある再現は一見の価値があった。戦勝国イギリスが作成したにもかかわらず「あれは人体実験だった」という被爆者からの批判が述べられているのは、悪くないだろう。投下の瞬間をせっかく生き延びた人々が、その後まもなく当時不可解でなすすべもなかった病気で次々と亡くなっていった様子は、思わず目を背けたくなるほどで、そのあたりまで描かれていたのは評価できると思う。
今を生きる私たちは、戦争のドキュメンタリーや映画をもっと観るべきだと、思うのです
目を背けたくなります
ですが、こいうことを繰り返さないためにも、親から子へ語り継いでいくものなのではないでしょうか
熱くなりすいません
北朝鮮の地下核実験があったもので
by love-ya (2006-10-28 22:11)
>yoocomintさま
親の世代も戦争を知らない時代ですから、語り伝えるのは大変ですね。歴史教育も先生への負担が大きいですからそう容易くはないし、こういう映像ドキュメンタリーは作り手の価値観が前面に出て事実だけを伝えることはできませんし、本当に難しいことだと思います。
by めぎ (2006-10-29 02:25)