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月曜日の作業 [めぎ家改装中]

今日もめぎ家の改装のお話を。

今日からいよいよマイスターの登場。
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めぎがコーティングした床がマイスターを待っている。
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9時頃までに来ると言っていたマイスターは8時半ごろ到着。まず最初に、9月からずっとこのままになっていた下敷きの板を部屋に敷く。この板を発注したのが届けられ、でも上までは運んでもらえなかったのでうちのドイツ人が1階から4階まで自分で運び上げていた時に腰椎が折れたのだ。そんなわけで、毎日見る度に悲しかった板。
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こんな板。そんなに重いものではないが、大きいし、何枚もあったし、その日彼は仕事があって急いでいたのでね…めぎが最初から手伝えばよかったんだけど。めぎもその日仕事が詰まってて。二人がかりなら割と容易に運び上げられたのに。
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去年の夏、廊下の板張りが終わったとき、折角だからこの際部屋まで全部やってしまえば?と提案したのはめぎだった。うちのドイツ人は、廊下を完成させてリビングに置いていた廊下の備品をあるべき場所に片づけてから、と思っていたのだが、めぎはうちのドイツ人の部屋のすっかり薄汚れたカーペットを早く撤去したくて、板張り作業をやってしまうことを強く勧めた。板そのものは全て買ってあったので、張るだけなんだから、と。その結果腰椎骨折に繋がってしまって、まあその所為ではないと分かっているし、うちのドイツ人もその件に関しては彼自身の決断でめぎの所為だとは全く思っていないのだが、めぎとしては本当にやり切れない顛末で、こうして業者に頼むことになってしまったことは、うちのドイツ人よりめぎの方が哀しいのかもしれない。

築150年のアパートの部屋は真四角ではないので、適宜板を切りながら敷いていく。
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マイスターは時々休憩をはさみつつ、13時過ぎにここまで終了。
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このように、片方の壁にキッチリ合わせると若干の斜めの隙間が開いてしまうのだが、ちゃんと隙間を塞いであった。
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床が若干高くなるので、ドアもそれに合わせて下を切り落としてサイズ調整してくれた。
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ドアの下を切るのは機械があればできるのだが、ドアそのものを外したりまた設置したりというのがとても重くて、毎回うちのドイツ人とめぎの二人がかりでもとても大変だった。マイスターさんは一人で全部やってのけて、ホント素晴らしい。うちのドイツ人は、今はまだ気温が低いので、自分だったら夏の板の膨張を考えてもうちょっと隙間を開けつつ敷いたんだけど、と言っていたが、マイスターにお任せしたので、キッパリそのままお任せ。

貼り付けた下敷きの板を乾かさなければならないので、この日の作業はこれで終了。夕方、綺麗な光が差し込んでいた。この切り落とした残りの板は、窓際の端っこを塞ぐために使うらしい。
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結構冷えているが、美しい光。このとき17時半頃。いつのまにか木々に緑が、そして下の白い桜(桜かアンズ霞桃か何かわからないが、めぎは白い桜と呼んでいる)も満開になっていた。
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作業は次の日に続く。
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日曜日の作業 [めぎ家改装中]

今日は昨日の話の続き、週末のこと。

土曜日にうちのドイツ人の部屋をリビングに移動させためぎたち。がらんとしたうちのドイツ人の部屋。
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小さな部屋だが、何もないとエコーがかかったように声が共鳴する。
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日曜日、この床のGrundierungをした。日本語で何と言うのかな。この部屋にこれから板を敷くのだけど、その接着剤が床の中に染みていかないようにコーティングする作業。
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うちのドイツ人に指示されながら作業をしたのはめぎ。杖を突きながらのうちのドイツ人には難しいのだ。そんなわけで、その作業の様子の写真は無し。臭うのですぐ戸を閉めてしまい、作業後の部屋の写真もなし。

それからうちのドイツ人の仕事スペースを仕事できるように整えた。本棚をすぐ近くに設置して…
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下に置いてあった本やファイルをあるべき場所へ。うちのドイツ人、まだ本やファイルを出したり戻したりはできないので。片方の手で体を支えていないといけないので、両手で何かを持ってどこかに入れるとか出すとか、そういうことができないのだ。
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それからPC等を繋ぐ。
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モニターやスピーカーのアンプやなにやらのケーブルをただPCにつなぎ、コンセントに入れるだけなのだが、この作業が今のうちのドイツ人にはできないのだ。机の上に上げればできるけど、それだとケーブルを机の脚の後ろに通すとかが面倒になるし、めぎがやるしかない。うちのドイツ人がまた月曜日から仕事できるように。
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もとの部屋ではディスプレイを下の写真のように壁につけていたのだが、仮住まいのリビングの壁にそんな穴は開けたくないし、スタンドの入っている箱は納戸のかなり奥でそれをとり出すのも面倒だったので…
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比較的とり出すのが簡単だった古い小さなモニターを使うことに。古いタイプのケーブルが懐かしかった。なんとか全て繋がり、仕事できるようになり、音も出るしカメラも作動するし、ああよかった。
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いよいよ月曜日からマイスターの作業開始。続く。
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床の張替えのこと [めぎ家改装中]

久々に、床の張替えの話を始める。去年の夏、めぎが日本に行っている間にうちのドイツ人が廊下の床の張替えを始めたことを書いたが(その話はこちらこちらこちら)、それはその後ずっとそのままになっていた。
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というのは、廊下から続けてうちのドイツ人の部屋も床の張替えをするつもりで、最初の作業としてカーペットを一部剥がし、下の状況を確認したのだが、その後腰を痛めて作業中断してしまったから。それから今まで、仕方がないので絨毯を敷いてごまかして過ごしてきた。
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部屋の中には、廊下の隅に作りつけにしていたクローゼットを移動してあり…
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そのクローゼットのあった位置にはうちのドイツ人のタンスとその他作業用のものなどが置きっぱなしになっていた。
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そして、一部の荷物はリビングのソファーの上に置きっぱなしで…
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廊下の本棚はリビングの本棚の前に固定してあった。
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この状態のまま9月から3月まで半年も過ごしてきて、うちのドイツ人が再びその作業ができるようになるまではもうしばらくかかりそうだし、元気になってももう重いものを持ち上げる作業は避けたいということで、床の張替えを自分でする夢は諦めることに。その決心をするのはとても辛かっただろうと思うが、このまま荷物に埋もれて剝き出しの床で過ごし続けると今度は鬱になりそうだということで、業者に依頼。そういうことを考えて手配ができるほど回復したとも言えるかな。で、ある日床張りのマイスターが見積もりにやってきて、うちのドイツ人が張り替えた床を「これ、誰が張ったの?あなたがホントに?いやあ素晴らしいね~プロ並みだね」と5回も10回も褒め称えてくれて、そのおかげで彼もこの人にやってもらおうと本当に踏ん切りがついたようだった。

余談だが、めぎの部屋の改装が全部終わっていてホント良かったな…二人で床を張り替え、壁も塗り直し、本棚などを固定し、ドアの長さを調整し…もうそんなことはできないだろう。50代半ばのめぎと60代後半のうちのドイツ人にとって、次に大掛かりな改装をするとしたら、どちらかが亡くなったときか、このアパートを出なければならなくなったときだ。めぎたち、とうとうそんな歳になったのね。業者に頼む今回の床の張替えが終わったら、そして体が回復したら、うちのドイツ人は終の棲家として部屋を整え、今まで手付かずだった地下室と天井裏の物置の断捨離をするつもりのようだ。めぎがあとで困らないように。

マイスターによる改装工事が月曜日から始まるということで、めぎがイースター休暇に入った土曜日にまず、うちのドイツ人の部屋の物を全てリビングに移動することに。その作業にはうちのドイツ人の友人がクレーヴェというオランダとの国境近くにある町から手伝いに来てくれた。女性だけど現在トレーラーハウスに一人住まいしてて逞しい彼女。めぎにはかなり難関だったベットの解体と組み立てもこうしてやってくれた。
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女性二人で5時間ほどかけて全ての家具や備品を移動。めぎたち、素晴らしいでしょ。
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最後にカーペットも剥がして地下室の粗大ごみを置いておく場所へ。これのみスマホ撮影。
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骨に無理を掛けてはいけないので作業は何一つできないが色々と工具の使い方など指示を出していたうちのドイツ人も、作業と休憩にかかった全6時間半ほどずっと横になることなく起きて居られて、ずいぶんよくなったねぇと実感。

リビングがすし詰め状態になっているが、業者に頼んだ以上は半年このままというわけではないと思うので、進捗を楽しみつつ我慢しましょ。
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続く。
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